典子様の「朝見の儀」での上皇ご夫妻
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絢子様の「朝見の儀」での上皇ご夫妻
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高円宮家の典子様は平成26年10月5日、絢子様は平成30年10日29日に結婚降嫁した。
皇室を離れる際には、宮中三殿にお参りし、両陛下にお別れの挨拶をする「朝見の儀」を行う。
当時の天皇皇后両陛下は上皇ご夫妻。
昼の正装のモーニングコートとローブ・モンタントで応対された。
賢所皇霊殿神殿に謁するの儀・朝見の儀(平成26年10月2日)
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賢所皇霊殿神殿に謁するの儀・朝見の儀(平成30年10月26日)
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美智子様のドレスは上下に分かれていた。
上着の色が典子様の時は「白」、絢子様の時は「紫」だった。
「白」は女性皇族の衣装の色で最も格が高い。
「紫」は冠位十二階で1番上の位の色。
「白」には負けるが「紫」も格の高い色だ。
また、美智子様の十二単は「紫」を基調にしていて、「紫」は「美智子様カラー」と言える。
服は上下同じ色同じ材質の方が別々の物より格が高くなる。
(だから正装となるビジネススーツは上下セット)
実は、典子様の時も美智子様のドレスの上下の色や生地が違った。
上は「白」だが、下のスカート部分は薄いゴールド。
靴も薄いゴールド。
ゴールドと紫どちらもお祝い事に使われる色だが、「紫と白」の組み合わせより「白とゴールド」の方が華やかで格は高い。
そして、上皇陛下のポケットチーフとズボンの縞も違った。
宮家の中でも末席の高円宮家の女王方の「朝見の儀」という事で、美智子様のドレスは通常のモンタントより格下のツーピース的なドレスにし、白以外の色を合わせて若干格を下げている。
しかし、袖を広げる、ドレープを垂らすなど格の高い形を取り入れ、おしゃれ度も高い。
美智子様の紫のドレスを、当時黒と見間違えた人達がいたようだが。
濃紫である。
伝統的に濃い色の方が上位なのは、冠位十二階で証明済みだ。