国王の次男の子供で元は傍系だったエリザベス女王とベルギーのフィリップ国王。
どちらも子供の居ない伯父が若くして退位や崩御。
父親が王位を継承し、国王の子供となった。
伯父の国王に娘もおらず、弟である父親が正統な後継者として認められていた。
父親がまだ若いうちに即位となったので、高齢による即位問題も無かった。
また、
父親の爵位は即位の前例があるもので、皇太子の爵位との格差が小さかった。
次男による継承のリスク対策がなされていたのだ。
次男は長男に子供が出来なくても皇太子の爵位には就かない。
そして通常次男の爵位は皇太子の爵位よりかなりレベルダウンする。
ただそれは次男が継承する場合に問題となった。
兄弟間の格差は王位継承争いを避ける為に必要だったが、
今は法律により順位が決まっている。
兄弟間の格差が小さくても問題は起きない。
欧州王室は独立した男子全員に爵位を授ける。
皇太子も皇太子位ではなく、皇太子に相応しい高い爵位。
日本の皇室は、
皇太子 皇太子位
分家する男子 宮号
宮家を継ぐ男子 何も無い
という制度だ。