伝統的な女子の成人式は、12.3歳だった。
愛子様が伊勢神宮を初めて参拝されたのは、平成26年の7月。
愛子様が12歳7ヶ月の時である。
宮中の成年の行事として参拝されたと考えられる。
はるか昔、成人式は男女によって違い、男子は「元服」、女子は「裳着」と言った。
子供の正装と大人の正装には明確な違いがあり、大人の服に変わる事が名称の由来となっている。
特に女子の場合は、成年の儀式の際に最上級の礼装として十二単の1番上に「裳」を着用する事から、成人式は「裳着」と呼ばれた。
裳着の儀式が行われるのは、初潮を迎える12、3歳頃。
男子の元服は、15〜20歳の間に行われ、元服年齢は、地域、家によって大きく異なった。
明治天皇は満15歳で元服。
今年の相馬野馬追では、総大将が相馬家当主の14歳のお孫さんだった。
代々後継ぎの男子は14歳になると総大将を務める習わしとの事。
相馬家では、数えで15歳を元服としていたのだろう。
皇室が「裳着」の儀式を伝統的な儀式として今に伝えていても不思議ではない。
また、伊勢神宮参拝の機会を、「裳着」の儀式と合わせて行う、宮中の成年行事として行う事はおかしくないだろう。