「記録していなかった」
という言葉が頻繁に出てくる論文というのも珍しいのではないか。
悠仁様のトンボの論文には、観察した日時や場所の記録が抜けていた調査結果も記載してある。
そもそも調査方法がいたって大まかで、観察する時期や時間帯は決めていない。
自宅の庭とその周辺を気が向いた時や空き時間に観察したという感じである。
巷で言われている東大入試の実績作りにはならないだろう。
悠仁様が赤坂御用地内のトンボの生息の調査研究を論文にまとめ、共同執筆という形で発表した。
調査期間は2012年から11年間と長きに渡るが、5歳から16歳までの調査である。
(悠仁様は9月が誕生月なので、春から10月までが活動期間のトンボの調査が2012年から始まったのであれば、調査開始時は5歳であったと考えられる)
きちんとした調査方法が取られるようになったのは後半の4,5年。
観察できた日時や場所を記録した希少なトンボの調査記録は2018年以降である。
トンボが好きな子供の観察記録が研究者の指導で調査研究の形になってきた。
しかし、内容は生息確認であり、調査方法を厳密に行う必要がある生態調査ではない。
一般人でも出来る調査研究である。
悠仁様がこの論文をこの夏に発表する事にどれほどの意味があるのか。
愛子様より前に論文を発表する
という事。
一般人でも出来る動植物の生息の調査研究の手本となる
という事。
副題でもある
「多様な環境と人の手による維持管理」
を示す為だった
と考えられる。