小室圭さんの渡米の時の服装について、「喪中に相応しくない」「カジュアル過ぎる」「ラフ過ぎる」といった批判が多く出ていた。
的外れである。
血縁者でない者の服装は、血縁者より軽めにするのがマナー。
眞子様の祖父の死去から10日が過ぎており、7日間に及ぶ義理の息子の秋篠宮殿下の服喪期間でさえ、とうに終わっている。
服喪期間の違う孫の眞子様と同じように黒っぽい服では、返っておかしい。
圭さんのニットは、色喪服にも使われる落ち着いた青緑と白の組み合わせ。
鮮やかな色使いが多い「フェアアイル」の中では地味な色合いだ。
そして、
幾何学模様は「おしゃれ」ではなく、「魔除け」だ。
単なる防寒着では無い。
「フェアアイル」のニットは、元々漁師の服だった。
幾何学模様が編み込まれているのは、無事を祈っての事である。
こうした由来は伝わっていないが、幾何学模様は古代ヨーロッパだけでなく、日本においても「魔除け」であった。
1922年、当時の英国皇太子(後に王冠をかけた恋で退位したエリザベス女王の伯父)が、ゴルフの時に「フェアアイル」を着用して一躍有名になった。
この年、アイルランドの南部が英国から正式に独立したが、1919年に独立戦争が始まり、正式に独立した後も不安定な状況が続いていた。
前回、
「ダースベイダーは日本の甲冑をモデルにしたという説もある。」
と書いた。
甲冑もまた男子の「魔除け」である。