辛夷Magnolia/Kobus こぶし
モクレン科、日本の全土に分布する。樹高15m、果実がヒトのこぶしに似ていることからコブシの名がついた。コブシの花の形は小型、花びらが薄めで6枚で花の大きさは4.5cmくらいで完全に開花し横向きに花が咲く。開花はハクモクレンより10日~一週間後と遅い。
花は香水の原料ともしピンク色、または白い花で、 3月頃の開花寸前のつぼみを採取し、日干し生薬、辛夷 (しんい)として煎じて用いる。精油してシトラール、シネオール、オイゲノール、クエン酸、微量のアルカロイドなどを含み蓄膿症、鼻炎、鎮静、鎮痛に有効としている。 近年はコブシより香気のあるタムシバ(モクレン科)を利用することが多い。
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