・ラクトフェリンLactoferrin らくとふぇりん
母乳(初乳に多い)、牛乳の乳精に微量含まれる。唾液、涙などの分泌物にも含む。ほ乳類(馬・ヤギ・マウスなど)の乳を脱脂分離又は乳清より、精製、濃縮して得られる。
最近では遺伝子工学を用いた手法により得られたラクトフェリンも化学的組成が変わらないことから同様に使用可能としている。
Lacto乳ferrin鉄であり鉄を運ぶとして機能性タンパク質(糖タンパク質)として注目される。無味無臭で鉄の吸収を調節し、貧血予防、改善、体内で脂質の酸化を抑える事から動脈硬化、ガン予防が期待される。
放射線障害を防ぐということがマウスによる動物実験で放射線医学総合研究所(千葉市)と石巻専修大(宮城県石巻市)、韓国水力原子力株式会社保健研究院などの研究チームによって明らかにし、06/11/26東京国際フォーラムで紹介、確かめられている。ラクトフェリンの免疫活性が高く、放射線照射により免疫力が低下しているがその時期に腸内細菌は抑制されるが同時に有用菌は増加いわゆる悪玉菌を抑制したと考えられている。
また強い抗菌、免疫力強化作用を有しヒスタミンの生成を抑制し抗アレルギー作用がある。加熱に弱く加熱殺菌して市販の牛乳では取りにくく、ラクトフェリン入りと明記されているものがよく200mg程度添加含有している。牛乳、ヨーグルト、乳酸菌飲料がある。
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