・聖護院大根 しょうごいんだいこん
アブラナ科、関西地方を中心に栽培している。
江戸末期に尾張の長大根から品種改良し作り出したもので聖護院の名前は、聖護院村で収穫したことに由来する。聖護院蕪と共に京の伝統野菜・ブランド京野菜の一つにもなる。
種まきは、8月中旬~9月下旬におこない花期は 3~5月。大根は、葉に近い部分は滑らかですが、側面にも穴がありひげ根が生えている。
大根は、根の部分が太っているが、蕪は胚軸の部分が肥大したもの。 胚軸とは、最初に出てくる双葉と根の間の茎の部分のこと。蕪が柔らかいのは胚軸の細胞膜が薄いことによる。
大根100g中にエネルギー18kcal、水分94.6g、タンパク質0.5g、脂質0.1g、炭水化物4.1g、灰分0.6g、食物繊維1.4gを含む。
聖護院大根の旬は、12月~2月で、京都の冬には欠かせない。成長すると、直径15~20cm、重さ1~4kgの桜島大根と似て丸型大根で甘味があって肉質は柔らかく、煮物に適す。 白色系統で蕪が最も大きく、すが入りにくく千枚漬けにもしている。
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