・何首烏芋Aerial yam かしゅういも
ヤマノイモ科、中国の原産で、主に熱帯アジアで産する。多年性蔓性で巨大なむかごができエアポテト、宇宙芋ともいう。和名の何首烏(かしゅう)はタデ科のツルドクダミの中国名であり、ハート型の葉に似ていることに由来する。日当たりと水はけが良いところで、土質は選ばずやせ地でも育ち生育力がきわめて旺盛で乾燥に強い。
空中のムカゴでピンポン玉からソフトボール大の1kgほどの球形で隕石に似るともいい、地中のイモが10~11月に収穫でき、むかごは上からぶら下がって黒褐色をしている。完熟すると自然落下する。
ニガカシュウを栽培種として改良したもので茎の断面は円筒形で、葉は長さ約12cm 幅広い心臓型、夏から秋、 葉のわきに白い小花やむかご(脇芽)をつける。ニガカシュウ(苦何首鳥)に比べてむかご(珠芽)が大きくなる。わずかな苦味で食用とし未熟では苦味がある。ムカゴは剥いた直後はほとんど白色で、地中の芋は皮を剥くときれいな黄緑色だが、すぐ茶色っぽく変色しやすく両方ともぬめりが強くぬるぬるしている。
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