・稲、稻、禾Rice plant いね
イネ科の一年草。実が米で、広く主食とし、稲禾(とうか)、禾稲(かとう)ともいう。水田や畑で栽培し、畑に作るものは陸稲(おかぼ・りくとう)と呼ばれる。
イネ科の一年草。実が米で、広く主食とし、稲禾(とうか)、禾稲(かとう)ともいう。水田や畑で栽培し、畑に作るものは陸稲(おかぼ・りくとう)と呼ばれる。
インド北西部より中国雲南省に自生するペレンニス種(O. perennis)が起源という。このアジアイネには、長粒種のインド型(インデカ種)、大粒種のジャワ型、わが国で栽培する耐冷性の高い日本型(ジャポニカ種)とがある。
現在のイネ生産量は、インド型が80%以上、日本型は15%未満に過ぎない。イネ科Poaceae、イネ亜科 Oryzoideae、イネ属Oryza、イネO. sativaに分けられ日本では先史時代から栽培。
属名Oryza は古代ギリシア語由来のラテン語で「米」または「イネ」を意味する。種小名 sativa は「栽培されている」といった意味がある。収穫物は米と呼ばれ、高さ約1メートル。多く、春、種を苗代する。
&イネ科Gramineae, Poaceae いねか
植物界Plantae、被子植物Angiosperms、単子葉類Monocots、ツユクサ類Commelinids、イネ目Poales、イネ科Poaceae(Gramineae)と分類している。熱帯から亜熱帯に多いが、温帯や亜寒帯地域にもキク科と並んで種子植物で最も大きな科として広く分布する。
植物界Plantae、被子植物Angiosperms、単子葉類Monocots、ツユクサ類Commelinids、イネ目Poales、イネ科Poaceae(Gramineae)と分類している。熱帯から亜熱帯に多いが、温帯や亜寒帯地域にもキク科と並んで種子植物で最も大きな科として広く分布する。
古くは禾本科(かほんか)又はホモノ科とも呼んでいだ。イネ科作物の種子を禾穀類(かこくるいCereals)といい、主なイネ科の作物として米、麦(大麦・小麦・エン麦・ライ麦・はと麦)、トウモロコシがある。他に、アワ、キビ、ヒエ、もろこし(コウリャン)、筍、さとうきび(甘蔗)がありイネ科の植物として700属12,000~6,000種が知られる。全世界のイネ科の全生産高についてFAO(国際連合食糧農業機関)からの統計で農水省からの発表によると約5/6が、トウモロコシ、小麦、米が作られ残りが、他の作物となる。
主食としての米、トウモロコシ(主に飼料・工業原料)、麦類がイネ科であることを考えると、世界のほとんどの主食としての食物がイネ科から得られている。イネ科の植物のアレルギーで、よく言われるのは草本の夏に多い カモガヤ、スズメノテッポウ、オオアワガエリ、イネが知られる。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。