『好きなポストカードと写真を混在させている、我が家の大切なコーナー』
時々、読み返す中にファッションジャーナリストであり、エッセイストでもある光野桃さんの書いた「個人生活ーイタリアが教えてくれた美意識」という本がある。タイトル通り、10人のイタリア人のお宅訪問と、それを通して著者が自分のスタイルを確立していく心の変遷みたいなものを書いた内容のもの。本屋さんでその本をペラペラッと見たら素敵なインテリアの写真がところどころに挟み込まれていて即、買ってしまった本だ。何度も読んでいるはずなのに、読み返す度に着眼点が変わる。今回は、ここのところ私が常々思っている事が、この本のあとがきに書いてある事を発見!「日本では相続に関する税制度までが破壊活動を助長する様にできてしまっている…」昔ながらの趣のある建物なのに、相続が大変だからと手放されてしまった後に立つ味気ないマンション、コンクリで固められた駐車場。少しのスペースも無駄にしないぞと言う日本人根性(ものすごい種類の豊富なすき間家具も然り)。もしかしたら無駄なのでは?と思えるその空間が実は最高の贅沢だったりってことない?!それは、無くても生きていけるからと芸術を切り捨てていくことに酷似している気がする。古き良き物を使い道がないからと言って、それを新しい物に入れ替えてしってしまう…そんな状況の中、幾ら子供に物を大切に!って言っても説得力に欠ける…。
話は本に戻るけれど、気が付くと雑多な事に追われたり、つまらない事に心をとらわれてウジウジしたり…でも、家の中のどこか、自分の好きな物を集めたコーナーを見てニンマリできたり、庭に咲いている花を見てふっと心がゆるんだり(今は恵音の顔を見てニヤ~ってのもある)。せっかく、そういう事をできる環境にいるのに(だって戦地に住んでいたら、そんな余裕すらないでしょ?)しないのは、非常にもったいないって思う。この本を読むと、そんな気持ちを思い出す事ができる。完璧に片づけようと思ったら死ぬまで不可能かも。子供がいれば年齢に応じて物が増えていくし、夫に収集癖があったら、それを片づけたくても手を出せないし(私は時々耐えられなくなって片づけて怒られる)。だから、まずは右のコーナー、次に左のコーナー、そして一部屋…そうやって、気が付いたら私の砦!ふっふっふ…と、計画通りにいけば良いんだけどね。
時々、読み返す中にファッションジャーナリストであり、エッセイストでもある光野桃さんの書いた「個人生活ーイタリアが教えてくれた美意識」という本がある。タイトル通り、10人のイタリア人のお宅訪問と、それを通して著者が自分のスタイルを確立していく心の変遷みたいなものを書いた内容のもの。本屋さんでその本をペラペラッと見たら素敵なインテリアの写真がところどころに挟み込まれていて即、買ってしまった本だ。何度も読んでいるはずなのに、読み返す度に着眼点が変わる。今回は、ここのところ私が常々思っている事が、この本のあとがきに書いてある事を発見!「日本では相続に関する税制度までが破壊活動を助長する様にできてしまっている…」昔ながらの趣のある建物なのに、相続が大変だからと手放されてしまった後に立つ味気ないマンション、コンクリで固められた駐車場。少しのスペースも無駄にしないぞと言う日本人根性(ものすごい種類の豊富なすき間家具も然り)。もしかしたら無駄なのでは?と思えるその空間が実は最高の贅沢だったりってことない?!それは、無くても生きていけるからと芸術を切り捨てていくことに酷似している気がする。古き良き物を使い道がないからと言って、それを新しい物に入れ替えてしってしまう…そんな状況の中、幾ら子供に物を大切に!って言っても説得力に欠ける…。
話は本に戻るけれど、気が付くと雑多な事に追われたり、つまらない事に心をとらわれてウジウジしたり…でも、家の中のどこか、自分の好きな物を集めたコーナーを見てニンマリできたり、庭に咲いている花を見てふっと心がゆるんだり(今は恵音の顔を見てニヤ~ってのもある)。せっかく、そういう事をできる環境にいるのに(だって戦地に住んでいたら、そんな余裕すらないでしょ?)しないのは、非常にもったいないって思う。この本を読むと、そんな気持ちを思い出す事ができる。完璧に片づけようと思ったら死ぬまで不可能かも。子供がいれば年齢に応じて物が増えていくし、夫に収集癖があったら、それを片づけたくても手を出せないし(私は時々耐えられなくなって片づけて怒られる)。だから、まずは右のコーナー、次に左のコーナー、そして一部屋…そうやって、気が付いたら私の砦!ふっふっふ…と、計画通りにいけば良いんだけどね。