皆さまいかがお過ごしでしょうか。
早く安心して生活できて、自由に行き来できる状況に戻ってくれることを願うばかりです。
先日、4月1日に母の4回目の命日を迎えました。
そして、今日4月4日は母の誕生日。(ちなみにこちらポルトガルは、復活祭(イースター)です。)
4年目の今日にふさわしく、新作動画のお知らせです。
プロローグ https://youtu.be/lxQHi_oQL7w(朗読はありません)
I 暁の電話 https://youtu.be/5FwXQ8GbarE
II おみやげ https://youtu.be/WMLIO3etKVU
III 大歓声 前編 https://youtu.be/YREPOTdJJ8U
IV大歓声 後編 https://youtu.be/pt__GgY6Lg0
V 祈り & エピローグ https://youtu.be/3R3I87QMEcY
この度、2000年に出版されました母が執筆した本『風船おじさんの調律』を要約して、朗読動画を制作しました。
父が飛び立って今年で29年目を迎えますが、今だに取材の話をいただくことがあり、それは同時にポルトガルでも起きています。
母は、真実を伝えたくてこの本を執筆し、取材にも真実のみを伝えてくれるならという信念を大事に守っていました。
そこで、この真実を残すにはどうしたらいいだろうと考えた時に、このアイデアが浮かびました。
ちょうどコロナ禍という時期に、いつも以上に見ていたYouTube、これなら皆に手軽に見てもらえる、伝えれらると。
これで、真実はここにありますと、胸を張って言えます!
制作期間約8ヶ月、母の本を読み返しては、立ち止まったり進んだり、朗読や編集作業も少しずつ。
最初は日本語だけを考えて始めましたが、そんな折にアルゼンチンの精神科・音楽療法の名医から父のことを題材にした小説を書きたいので、話を聞かせてほしいという連絡がありました。
そのやり取りの中で、これはポルトガル語版も作りなさいという指令なのだと受け取り、奮起して翻訳も始めました。
夫のジュリオがいてからこそ出来たことでした。
実は、母は生前、英文の翻訳を頼んでいました。
それは、今まで何度もこのブログにも登場していますが、私が勤めている音楽学校のパウロ校長に見せるために。
父と鳴き砂のことを真っ先に感動し理解してくれたパウロ校長が、ことあるごとに話をしてくれているため、
校歌同様の歌『夢の風船』ができたり、前記のアルゼンチンの名医も、そして今は、映像ディレクターからも取材を受けています。
もう数年前に話を聞いたんだけど、忘れらなくてと。。。
母が頼んだその英文は、母があの世に旅立ってから間もなく探しましたが見つかりませんでした。
母が使っていたパソコンにも入っていたはずですが、キレイさっぱり動かなくなってしまいました。
今思うと、母はこの時を待っていたのかと思えます。
だから、母の声を聴きながら、制作しました。
そして、ポルトガル語版、英語版も完成に向けて制作中です。
朗読は、パウロ校長の娘さん、母のこともよく知ってるナテルシアが、心良く引き受けてくれました。
長くなりましたが、父と母の真実の想いが、国を越えて繋げてくれていること、幸せな灯を灯し続けてくれていることに感謝します。
『この世にて魂の旅ができたこと 感謝の気持ちだけが湧いてくる』
ー 石塚由紀子