8月に入って早々に開催された「長縄えい子の画業」展に行きました。
絵の展示会に出向くのは久しぶりです。
ご無沙汰ばかりの申し訳なさで、心ウキウキとはいきませんでしたが、会場に入ってしまえば、そんな気持ちも吹き飛んでしまいました。
懐かしい長縄先生に会い、写真撮影をお願いすれば、快くポーズをとっていただけ、画像もバッチリ撮れました。
懐かしい方々のお顔もあり、
「あぁ、皆さんお元気そうだなぁ・・」
先生のお年を考えると、作品数はどうだろうと考えていましたが、柏市民ギャラリーの大きな会場を所狭しと作品が並んでいました。
先生の活動範囲は広く、市民による文化活動や音楽家によるコンサート活動などなど、数え切れない先生の絵によるチラシを見てきました。
私個人としての出会いは、柏市内の近隣センターがまだ公民館として機能していた当時、(どのくらい前の話しかな?)公民館広報の制作にボランティアで参加していたときになります。
毎号、広報の表紙は先生の絵と文でした。
「絵と文章がいいなあ・・」
と、先生との出会いが嬉しくなりました。
当時、個人的には月刊新聞を創刊していましたので、新聞の表紙記事だった地域で活動する女性を紹介する「いきいきウーマン」の取材を先生に申し込みました。
その縁で、その後はエッセイをイラスト付きで書いていただき、新聞のタイトルもパソコン打ちの『いきいきWoman』から、先生に書いていただいた『かしわ Women's Life』に変更しました。
先生自記筆の
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とても、ニュークで力強い筆使いです。
今では、ウィメンズライフは廃刊しましたが、振り返れば一度もエッセイの原稿料を払っていません。
ただただ、お世話になっただけの申し訳なさです。
~と思い出話になれば、話は尽きないことになってしまいますので・・・
会場内に撮影禁止の立て札がありましたが、先生に撮影の許可を頂いて、作品をパチリ・パチリしました。
写真を撮り始めるとつい夢中になり、お手伝いのスタッフの方から
「撮影禁止なんですから、堂々と撮らないで、もう少し遠慮して撮ってください」って・・・😠
良い作品がたくさんあって、つい欲張って身を乗り出してパチリしていましたから、図々しいしい姿になったのでしょう。
が、しかし~ やっぱり最後までパチリしました!!
「すみませんでした。😓 」
反省をしつつも良い写真がたくさん撮れて、満足です。
「FacebookにもBlogにも載せますよ!」
と一言、お知らせしましたので、Facebookには、先に投稿済みです。
もう少し、画像を紹介したいと思います。
先ず、アンコールバイヨン 柏市に寄贈
この絵が描かれたいきさつを少し紹介します。
カンボジアは、ポルポト政権により教育が破壊されました。
子どもたちに学校教育が、大人には識字教育が必要と考えて「カンボジアに学校を贈る会」を立ち上げ、活動した人が、やはり柏市民の岡村眞理子さん。
その岡村眞理子さんに請われて、カンボジアの教師の皆さんに絵の描き方を教えにいかれた時に描かれたのが『アンコールバイヨン』。
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この活動が行われていた時、私は、カンボジアに学校を贈る会の事務局を少し手伝っていましたので、当時のカンボジアの現状を知る機会がありました。
印象深く残っている先生の言葉に
「自分の手を描きましょ、と指導しても、自分の手をどのように描くのかが、わからないのよねぇ・・・」
高い教育を受けている人たちは、ポルポト政権によって殺されているから、教える人たちの教育が必ずしも高いものではなかったようです。
次の画像は、絵本の挿絵として描かれたものです。
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2004年にスマトラ沖大地震による津波の被害を忘れないように作られた絵本『TSUNAMI』。
この1万冊の絵本は、スリランカの子どもたちに贈られています。
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長縄えい子先生
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むかしむかし
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祭りⅠ 祭りⅡ
長い月日の中で見てきた長縄えい子作品。
その作品たちから表出する思いは、途切れることのない永遠性に満ちています。
好きにならずにおれない作品たちです。