起業体験談(2)とタイトルをつけましたが、今日はちょっと違う話になるかもしれませんが‥。
ウィメンズライフ編集室を起業しましたが、実質は各種講習と手作り品の店『セレンディピティ』として10年間、運営してきました。
起業の段階で、商工会議所に企画案を持って相談に行きました。相談に対応してくださった方は、企画案に目を通すなり、
「これではダメです。やっていけない」と返事です。
商工会議所は、この判断から、国民生活金融公庫からの融資の支援はしない、希望するのであれば、自分で金融公庫まで申し込みに行くようにとの対応でした。私は、必死でしたから、自分で企画書を持って話に行きましたが、金融公庫でもあっさりと断られました。
でも、私は、納得しませんでした。
そこで、千葉県信用保証協会に中小企業振興資金融資申込書を提出しました。若い男性が、店まで話を聞きに来られて、内容の判断を上司に相談ということになりました。
後日、上司は首を横に振っているとの話でしたが、私の必死の話にどうにか了解のサインを出していただけました。
融資金額250万円。融資金の取扱いは、千葉銀行です。
驚いたことには、この借入金の返済書類を作成するときには、もう最初の返済金が差し引かれていました。
借りた物は、必ず返さなくてはならないことを思い知る第一歩でした。
そして、商工会議所の職員が「これがこうだから、この商売はもうからない」という説明をしなかったことを思い出す羽目になった訳です。
きっと、商売の経験の無い者に、”これこれしかじか” と話しても分からないと判断してのことだったのだなあ、と思いますが‥。
何とか成功したくて、必死の努力をしました。
それでも、ついにフッと立ち止まりました。
セレンディピティの家賃+駐車料、光熱費、通信費等の固定費15万円の支払いが苦しくて、「ここで立ち止まって立て直さなければ、周囲に迷惑をかけすぎて、信用も全て失う」と判断して閉店しました。
その時点で開講していた水彩画教室他の講師の皆さんは、講習継続を望まれ、私の自宅での講習が始まりました。
私は、これらの講習の手数料と私の年金、調理補助のパートで収入を作り、閉店時に未払いだったお金を支払いました。すべての返済が終わったのが2018年7月でした。閉店から1年半後でした。
返済が終わって、私は、年金を自分の欲しいものを買うために、初めて使いました。返済も終わり、年金も自由に使える事で、心が豊かになりました。
パートも辞め、体力も心も回復しました。
2018年7月から2019年7月の1年間、私は、学びに学びました。
何を学んだか‥
ガチガチした生き方をやめること‥ すべてを受け入れること‥ 自分が自分であること‥ お金が儲かる手段があることを忘れないこと‥ 物づくりの心髄を求めて物は作ること‥ 行動すること‥ することには成功しかないこと‥
言えばたくさん並びますが‥やっぱり、自分が自分であることですか‥ねっ!
実は、今日、新しい店舗の賃貸契約が成立しました。😀 😂 😊
ようやく再スタートの元気が出ました。8月1日から自宅での教室を卒業して、先のセレンディピティがあった場所のすぐ近くに、再度の『各種講習と雑貨の店 セレンディピティ』がスタートします。
講習の種類を増やすと共に、販売品は手作りと限定しないで、私が良いと判断する雑貨を販売していきます。
ゆっくり、確実な収益に向かって、次なる努力をしていきます。
😉 見えますか?窓から見上げた飛行機です。