「絵を描く」と言ったら、画用紙に絵を描くことを、イメージされることが多いと思います。
そうすると返ってくる言葉は、
「絵なんて描けないわよ~」
そうかな・・・と思います。
絵を描いたのは、小・中学生の図工の時間だったし、「あの頃は絵が下手で、絵を描く感性なんて、自分にはないと思ってしまった」という方もあることでしょう。
私も、そんな風に自分を判断して、絵を見る人になって、生きてきました。
でも、今は違います。
「あれ、生活の中心は、絵を描くことで成り立っているのねッ!!」
部屋の整理をして、机や棚を動かすときも、料理をして皿に乗せる魚の位置も、頭の中では、絵を描いていることに気がつきます。
この絵を意識するか、言葉にするか・・・脳は無意識かもしれないけど働いているようです。
こんなことを強く意識して、絵を描く基本をしっかり学ぶことの利点に気がついたのは、最近のことです。
と、こうなっていくと難しい、奥深い話題の展開になりそうなので、それは避けて・・・
つまり、水彩画を習い始めて、その技法や表現が、生活や物づくりなど、私のすることに応用できることに気づいたという話です。
画用紙にデッサンが始まり、色を混ぜ合わせて色付けする行いで出来上がる美の感性が、私たちの生活の中心にあるように思います。
机と棚の配置で出来る雰囲気が私の学習意欲を湧きたたせる、焼き魚の皿にゆづの黄色がおいしさを増す、洋服のカラーや素材がマッチし、着心地が良いなどなど、絵を描く技法で、より納得のいく行為になると思いませんか?
トールペイント教室が中断して、うまく描けない日々。水彩画教室を受講してみたら、トールペイントも水彩画も、素材の違いや技法の違いはあるけれど、絵を描くことは同じだと気がつきました。
クラフトテープでカゴ作り。この色のクラフトテープをベースにして、模様の部分のテープの色はこれだなぁ。
この柄の生地なら、ボタンはこの形と色にするとしっくりするな。
この花は、この花器に活けよう。
あぁ、これらの行動は、私の頭の中で描かれた絵を元に、選択されていきます。
絵が上手くないと、人から、「あの人ダサイわねぇ・・・」とかの評価を受けたり・・。😓
こんなふうに、毎日の行いを、上手く描いた絵にすると、感性を豊かにし、自分の能力評価を高くして、自信顔で生きていけそうに思えます。
いつまでも上手く描けないトールペイントですが、楽しく描きました。
次は小物入れのバケツの絵を仕上げようと思います。
水彩画教室の木下美香先生の桜の絵をお楽しみください。
絵を生活の中心に感じるなら、部屋の掃除も、物づくりも、人との交流も、もっともっと楽しいかもしれません。
お試しください。😁