私の起業体験談を聞かれても、何も参考にならない‥かもしれません。
でも、少し話してもいいかもと思いますので、このまま書き進みます。
私が、認識として起業したと言えるのは、株式会社ウィメンズライフ編集室を創業した時です。なぜ、社名に編集室を使っているのかと言えば、主に新聞事業を行い、販売と講習の店「セレンディピティ」を兼業すると考えていたからです。
会社成立は2007年6月1日。
当時は、株式会社は資本金1円でも設立できるという新会社法が施行され、多くの起業創出を煽っていました。「煽っていた」と表現するのは不適切かもしれませんが‥。
新会社法が施行される以前は、株式会社は資本金1000万円、有限会社は資本金300万円で設立できるとなっていました。
この会社法は、2006年5月に根本的な見直しが行われ、新会社法に生まれ変わりました。
私が起業したのがちょうど1年後ですから、この新会社法に則り、資本金1000万円がなくても起業できた訳です。
現在の会社設立の条件の中で、資本金を見ると株式会社と合同会社は1円~、合資会社と合名会社は、資本金の規定はなしとなっています。
新会社法が施行され年から、盛んに「起業」という言葉が聞かれ、起業に関するセミナーなども、活発に行われていましたから、やっぱり政府(?)に煽られていたという言葉が、あっているように思えます。
2006年10月から2007年3月の6か月間、雇用・能力開発機構ポリテクセンター茨城で生産経営実務を学んだ私は、自分で会社を経営したいと強く望んでいました。
そして、その望みは、社会の風潮に合致し、煽られるように身軽く起業という形に成長した訳です。
この時期の起業という選択が、間違っていたとは思いません。これほど身軽く、1000万円の資本金がなくても会社を設立できるという機会は、降り注いだ幸運だったと思います。でないと名目にすぎないとしても、社長などと言った役職名を自分の名前の上に置くことは、できないことでした。
これまでのブログの中でも、何度か話題にしました、お金の苦労の始まりではありましたが、なぜか起業したことを後悔したことがありません。
次回は、どんな手続きで会社を設立したかお話ししたいと思います。
😀 素敵なバラの花と夕焼けです。