雲の階段 第４話

第４話　「無資格医大病院へ！裏切りと野望のキス」

相川三郎（長谷川博己）は、田坂亜希子（木村文乃）から次のようなことが書かれた手紙を受け取っていた。
「・・・これまで、ひたむきに僻地医療に情熱を注いでこられた相川先生。
　生意気な言い方ですが、あなたのような人こそが本来あるべき医師の姿ではないかと思わされました。
　そしてあなたのようなお医者様こそ、もっと多くの患者さんのためになって欲しいと願わずにはいられません。
　これは私の両親も同じ気持ちです。
　人は環境によって人生を左右されます。
　あなたが本当に居るべき場所、あなたを本当に必要としている場所が、きっとあるはずです・・・」
相川は田坂総合病院を訪れて、院長・田坂雄一郎（内藤剛志）と理事長・芳江（多岐川裕美）と会い、雇用契約書を提示され、どこの医大出身かを尋ねられ、「関東医大です。島の診療所の村木所長（大友康平）の後輩に当たります。医大としては三流ですから」と答えるが、雄一郎は「どこの出身だろうと、君の価値に変わりはない。私はずっと、君のような医者を探していた。君が必要だ、助けてほしい」と話し、娘・亜希子の婿となって病院を継いでもらいたいと言うが、相川は即答を避ける。
・・・そういえば、あなたの夢を聞いたことがなかった。
　あなたには何か夢があったの？
　私にはあったわ・・・
亜希子は相川のためにマンションを用意していた。
・・・あなたには分かってたはず。
　その時どうすべきなのか、あなたには分かってた。
　あなたが上りかけているその未来への階段は、あなたの嘘と言う幻が作り出したもの。
　取り返しがつかなくなる前に自分が偽医者であることを明かし、周囲を騙していたことを詫びる。
　そしてその部屋から出て行く。
　今がその最後のチャンスだということを、あなたには分かってたはず・・・
亜希子は相川に「あなたが私を助けてくれたのも、優しくしてくれたのも、それはあなたがお医者様だから、それだけのこと。あなたは優しいけど、何か違う。いつもどこか壁を作って、私を避けてる。本当のあなたを見せてくれてない気がします。私のような女なんか嫌だって嫌いだって、そう思うなら、そうハッキリ言ってくれた方がその方がいっそ救われます」と訴える。
すると相川は「そうですよね・・・あなたにはキチンとお伝えしなくては。今の今まで決心できませんでした。迷ってました。僕はあなたが好きです」と言ってキスをする。
翌日、相川は雇用契約書にサインをし、母（加賀まりこ）の元へ行って「もう金の事心配しないくて済むようになるから。俺さ、結婚するから。ただ、婿養子に入ることになる。医者の家なんだ」と話をする。
そして美琴島に行って村木に会い、田坂総合病院の事を話し、「確かにそれ（金の事）もあります。金の無い苦しみは、子供の頃から嫌と言うほど味わってきましたから。世の中には、手段を選ばず金もうけに走る人間なんて、当たり前にいるじゃないですか。その一方で、バカ正直に生きて足元すくわれて、バカみたくノタレ死ぬ人間もいます。僕の価値を認めてもらえたんです。あんな大病院が、僕の事を欲しいって、必要だって言ってくれたんです。こんなことこの先二度と僕には無いと思います。ただ、もしも向こうで無資格であることがバレたら、その時は所長にも診療所の皆さんにも、島の皆さんにも絶対にご迷惑をおかけしません。僕がみんなを騙していたということで貫き通します。今日は全てにケジメをつけるつもりで来ました。これまでありがとうございました」と頭を下げる。
鈴木明子（稲森いずみ）は体調を崩して寝込んでいたが、高岡洋平（萩原聖人）がひどく心配するため、相川の子供を妊娠していることを明かすが、意地を張って相川自身には一切連絡をしていなかった。
明子は、相川の実家に電話を掛けるが、その時の会話で相川が結婚をすることを知る。
そして明子は「私、妊娠してるんです」と相川の母に話してしまう。
・・・あなたを求めようとすると、決まって私は嫌な女になる。
　こんな女にだけはなりたくないっていう女になってしまってる・・・
島で相川は明子を見かけ、声を掛けて「自分がどれだけ通用するのか、試してみたいんです」と東京の病院で働く理由を話すと、明子は「さようなら、お元気で」と言って去ってしまう。
東京に戻って初出勤の日、病院では民自党片岡幹事長の極秘手術があり、手術前の医師内の打ち合わせで、相川は執刀予定医で亜希子の元フィアンセ・野上雅樹（青柳翔）とは違う手術方法を提案したことから、相川が執刀医をすることになってしまう。
手術は成功し、理事長・芳江からＶＩＰの手術成功に感謝の言葉を掛けられ、雄一郎からは「それだけ強運の持ち主だということだ」と言われ、相川は一人で屋上へ行ってガッツポーズをする。
院内に戻ると、事務方から医師免許証のコピーを取らせてほしい言われ、実家にあるから後日帰った時に持ってくると言って切り抜ける。
夕方、相川のケータイに母から連絡が入り、相川は明子が妊娠していることを知って動揺する。
その頃、島では明子に高岡が、自分がお腹の子の父親になると告白するが、明子は腹痛と出血で倒れてしまい、診療所に運ばれる。
明子は流産をし、数日後岸壁にたたずんでいる所を目撃されたのを最後に失踪してしまう。
相川のケータイに高岡から電話が入り、明子が流産後失踪したから連絡があったら知らせてほしいと告げられる。
・・・私からあなたにはもう何も伝えられない。
　私の大好きなあなたには会えないから。
　だって私は死んだから・・・


というような内容でした。

えーーー！？
最後の明子のセリフを聞いて、昨日の夜は叫んでしまいました
（感想は翌日に書いていますが、ドラマ自体はリアルタイムで観ています）
明子・・・本当に死んじゃったのかなぁ？（まだ疑ってる私です）
だとすると、ナレーションはどうなるの？（そっちを心配？）
相川にハッキリと「好きだ」と言うことを告げることが出来れば、少しは人生が変わったかもしれないのにね、お互いに。
明子と亜希子が、相川を巡ってドロドロの奪い合いをするのか？と思っていたので、かなりビックリしてしまいました。

ドロドロパートは、それでなくても東京であちこち勃発しているようですけどね。
「医院長ＶＳ理事長」「理事長ＶＳ医院長の不倫相手」「元フィアンセＶＳ現フィアンセ」・・・
相川自身は、亜希子には愛情はあまり無くて、自分がのし上がるために婚約するってことでしょうか？

それにしても、初日からオペですか
どういう病院だ・・・（←ドラマってことで　笑）
ついこの間まで手が震えていた相川先生は何処へ～、なんてね
（島で、どれだけ手術をこなしたんだ？どれだけ手術が必要な患者がいたんだ？？恐ろしく病人が多い島だったのか？？？と、ツッコミは尽きないですけど）
でも、手術をしている時の相川の目つきは鋭く、口調はハッキリとしていて、今までとはガラッと変わっていて、さすが長谷川さんですね
ガッツポーズをして高笑いをする姿は、とてもカッコ良かったです。

村木は、相川に対してもっと詰め寄るのかと思ったけど、思ったよりは静かだったような・・・。
まぁ、島には医師・山中（田中哲司）が来てしまいましたからね。
村木や明子がけしかけないと医療行為をしなかった相川だったのに、急に野望に燃えてしまって手の届かないところに行ってしまい、かなり戸惑っていると思いますが・・・

医師免許証を提出しないで、どこまで切り抜けることが出来るのか・・・
ツッコミどころは色々とあるけど、それを温かい目でスルーして、結構ドキドキしながら観ています

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