第7話 「私は消えたい…勝利のシナリオの結末」
駿峰社と遠野リサ(中谷美紀)は、ゴーストライターだと名乗り出た川原由樹(水川あさみ)を訴え、全ては由樹の妄想による発言だとして勝訴する。
由樹の実家や過去の写真などがネット上に晒され、実家や元婚約者・尾崎浩康(小柳友)の元にはマスコミが大勢押しかける。
リサは記者会見を開き、家族との時間、そして認知症である母・元子(江波杏子)と向き合いたいとして、作家を休養して執筆以外の活動をしたいと発表する。
・・・私は、遠野リサという自分と一生付き合い続ける。
遠野リサは皆に称賛され続ける。
遠野リサを私の中から消すことなどできない・・・
秘書・田浦美鈴(キムラ緑子)はリサに、引き続き傍でスケジュール調整などをしたいと申し出て、リサは「ありがとう、助かるわ」と声を掛ける。
駿峰社の編集長・神崎雄司(田中哲司)は取締役に昇進し、編集者・小田颯人(三浦翔平)は「川原さんにどれだけ酷いことしたか分かってます?ただ小説を書きたいだけの人を何であそこまで叩きのめさなきゃならなかったんですか!?」と怒るが、逆に神崎から「もしかして唆したのはお前か?なんでそんな事した?真実を語る事が正義だとでも思ったのか?それでお前の胸は痛まないのか?彼女は世間に顔を晒すことで人生を懸けた。その結果全てを失った。なのにお前は安全な所にいて、何も失ってない。それとも会社を辞める覚悟でもあったか?お前の青臭くて中途半端な正義感が、彼女を葬り去ったんだ」と言われてしまう。
神崎はリサの元へ行き「お疲れ様。辛かったな」と声を掛けると、リサは「辛かった?そんな簡単な一言で済ませないで。人一人殺したようなものよ。もう彼女の話はやめましょう。終わった事よ」と話す。
神崎はリサを温泉に誘うが、リサは見舞いに行った元子に「(恐れる気持ちでいるのは)これが最後の旅行だからよ。これで全部おしまい。自分の母親にも愛されなかった私が、誰かに愛される訳なんかないもの」と話す。
尾崎は、由樹に何度も電話をかけるが繋がらず、リサの元へ行くと小田の名前を教えられたため小田に会いに行く。
尾崎は由樹の居場所を尋ねるが、小田は「川原さんなら大丈夫です。小説も書くって言ってくれてますし。川原さんが小説を発表できるように、僕が支えていきます」と話す。
リサの息子・大樹(高杉真宙)が「遠野リサの母親に会ってみたいんだけど」と言い出したため、リサは大樹を元子の元に連れて行くが、元子は大樹をリサの元夫と勘違いして「何しに来たんです?リサとの結婚は認めませんよ。あなたみたいな人と一緒になったら、リサがダメになる。お帰り下さい。すぐにここを出て行ってちょうだい!出てって!二度と来るな!」と叫び出す。
帰宅した大樹は「本当だったんだ、認知症。最後に確かめたかったから。この家、出るんで。携帯繋がるから。(目的は)あるよ。遠野リサから離れる事。じゃあね、遠野リサ」と言い残して家を出ていく。
車で外出したリサは、歩道を歩く由樹を見かけるが、由樹も気づき、動揺した由樹は歩道に倒れ込んでしまい、リサは由樹を助け起こそうとする。
しかし由樹は「来ないで!触らないで!消えてください…いいから消えて!」と叫ぶため、リサはその場を去る。
その夜、由樹は小田に「ゴメンナサイ、もう書けません。二度と書きたくないんです。どうしても思っちゃうんです。小説なんか書かなければこんな事にならなかったのにって。裁判でズタズタにされて、親にも辛い思いさせちゃって、生まれて初めて死にたいって思いました。ホントに死んだりできないんですけど、もう消えちゃいたいって…小説なんか書かなきゃよかった…」と言いながら泣き出す。
リサと神崎は温泉旅行に行き、神崎が「年に一度はこんな風に二人で過ごせたらいいな」と話すと、リサは「本気で言ってるの?」と驚く。
リサが「私、母の事が嫌いなの。あの人は私にとって悪魔。子供の頃から私に呪いをかけ続けた。大樹にとっては、きっと私が悪魔ね。大樹、家を出て行った。どこで何をするのか何にも教えてくれないの」と話すと、神崎は「なかなか骨のある奴じゃないか。男の子はそれ位の方がいい」と声を掛け、風呂に出掛ける。
旅館で火災が発生し、神崎は風呂場から誘導により外に逃げるが、リサは旅館の従業員に声を掛けられた後も部屋に留まり、火が回ってきても正座して動かない。
神崎は避難客の中にリサの姿が見当たらないため捜しに行き、リサは救出されて病院へ運ばれる。
目の覚めたリサに神崎が「聞きたい事がある。逃げなかったのか?」と尋ねると、リサは「もう、疲れた…」とつぶやく。
そんな中、大樹と田浦も駆けつけ、大樹はリサに「死んでたら楽になれたのに…そう思ってる?自分だけ楽になろうとするな!死んだら絶対に許さない!」と怒ると、リサは号泣する。
テレビの生放送に出演したリサは、映画の原作小説「エターナルレシピ」を紹介されると、スタジオの奥で見守っていた神崎に視線を送った後、「いいえ。これは私が書いた小説ではありません。この小説は、私のアシスタントだった川原由樹さんが書きました」と話し出して、過去8作品は由樹が書いたものだと告白する。
・・・私は真実を話した。
ようやく話す事が出来た。
私は遠野リサを消した・・・
というような内容でした。
主人公だから死なないとは思ったけど・・・(そんな見方をしてスミマセン
)
火事の演出、ドキドキはしたけど、ちょっと長すぎたので別な事を色々と考えてしまいました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
救出に行った人、炎の中で静かに正座しているリサを見た時、色んな意味で驚いただろうな・・・とか、
何も言葉を発しないであんなに美しく座っているので、ある意味そのまま見ていたいとも思ってしまったりとか![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
中谷美紀さんだから気高く死にゆく女性というようにも見えたけど、普通の女優さんだったらこの演出はサスペンス2時間ドラマチックで失笑してしまったかも??
ツッコむのはこれ位にしておきます(笑)
リサが命を絶とうとしたのは、
引退宣言をしたものの、由樹を大きく傷つけた事に対する負い目が大きく、何よりも息子・大樹が家を出て行ってしまった事による喪失感が大きかったのかな?
神崎はこれから先もリサを見守ってくれるようだったけど、リサ自身が神崎に心の底から身を委ねることが出来なかった、そして神崎にはリサの心の隙間を埋める事が出来なかった、ということでしょうか?
大樹が病院に駆けつけてリサを怒鳴ったシーンは、もらい泣きしてしまいました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
大樹は、口では悪態しかつかないけど、リサには純粋な気持ちで小説を書いてもらいたいと心の底では願っているのでしょうね。
お母さんの事も小説家・遠野リサの事も大好きだったけど、今の地位や欲望にしがみついたリサには幻滅してしまって家を出てしまって、でもお母さんが事故に遭ったと聞いたら慌てて駆け付けてくれて・・・
リサにビシッと叱ることが出来て、そしてリサの心に一番響く言葉を発することが出来たのは、大樹だけだったのですね。
愛する大樹に叱られて、やっとリサが「これではいけなかったんだ」と思うことが出来たという流れは、とても良かったです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
いやぁ・・・大樹を演じている高杉真宙くんの目力、前もスゴイ!と書きましたが、今回は哀れな母親に向けた色んな表情がどれもとても繊細に表れていて、とても良かったです!惹きこまれました!!
小田は簡単に由樹に「小説を書いて」なんて言うけど、あんなにズタズタにされて将来も見えない状態で書ける訳ないのでは?なんて思うのですが・・・
励ましているつもりなのかもしれないけど、あの描写だったら無責任にも聞こえてしまうというか・・・
今回の小田は、ちょっと中途半端な描かれ方だったなぁ~と思いました。
由樹は、ゴーストライターだった事が認められる訳だけど、これからも今まで通りに書くことができるのでしょうか?
リサは、予告編ではまたサスペンス2時間ドラマチックな状況になっていましたが・・・誰にやられたの??
ツイッターの「#ゴーストライター」タグを見ていたら、田浦(緑子さん)説が多いように思ったけど、私は元婚約者・尾崎と思ったりもするのですが、どうなのでしょうね~。
予告編まで本作は楽しみです(笑)
予告編で出ていた場面が一番最後のシーンになる事もありますが(爆)
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
※公式HP(こちら)
駿峰社と遠野リサ(中谷美紀)は、ゴーストライターだと名乗り出た川原由樹(水川あさみ)を訴え、全ては由樹の妄想による発言だとして勝訴する。
由樹の実家や過去の写真などがネット上に晒され、実家や元婚約者・尾崎浩康(小柳友)の元にはマスコミが大勢押しかける。
リサは記者会見を開き、家族との時間、そして認知症である母・元子(江波杏子)と向き合いたいとして、作家を休養して執筆以外の活動をしたいと発表する。
・・・私は、遠野リサという自分と一生付き合い続ける。
遠野リサは皆に称賛され続ける。
遠野リサを私の中から消すことなどできない・・・
秘書・田浦美鈴(キムラ緑子)はリサに、引き続き傍でスケジュール調整などをしたいと申し出て、リサは「ありがとう、助かるわ」と声を掛ける。
駿峰社の編集長・神崎雄司(田中哲司)は取締役に昇進し、編集者・小田颯人(三浦翔平)は「川原さんにどれだけ酷いことしたか分かってます?ただ小説を書きたいだけの人を何であそこまで叩きのめさなきゃならなかったんですか!?」と怒るが、逆に神崎から「もしかして唆したのはお前か?なんでそんな事した?真実を語る事が正義だとでも思ったのか?それでお前の胸は痛まないのか?彼女は世間に顔を晒すことで人生を懸けた。その結果全てを失った。なのにお前は安全な所にいて、何も失ってない。それとも会社を辞める覚悟でもあったか?お前の青臭くて中途半端な正義感が、彼女を葬り去ったんだ」と言われてしまう。
神崎はリサの元へ行き「お疲れ様。辛かったな」と声を掛けると、リサは「辛かった?そんな簡単な一言で済ませないで。人一人殺したようなものよ。もう彼女の話はやめましょう。終わった事よ」と話す。
神崎はリサを温泉に誘うが、リサは見舞いに行った元子に「(恐れる気持ちでいるのは)これが最後の旅行だからよ。これで全部おしまい。自分の母親にも愛されなかった私が、誰かに愛される訳なんかないもの」と話す。
尾崎は、由樹に何度も電話をかけるが繋がらず、リサの元へ行くと小田の名前を教えられたため小田に会いに行く。
尾崎は由樹の居場所を尋ねるが、小田は「川原さんなら大丈夫です。小説も書くって言ってくれてますし。川原さんが小説を発表できるように、僕が支えていきます」と話す。
リサの息子・大樹(高杉真宙)が「遠野リサの母親に会ってみたいんだけど」と言い出したため、リサは大樹を元子の元に連れて行くが、元子は大樹をリサの元夫と勘違いして「何しに来たんです?リサとの結婚は認めませんよ。あなたみたいな人と一緒になったら、リサがダメになる。お帰り下さい。すぐにここを出て行ってちょうだい!出てって!二度と来るな!」と叫び出す。
帰宅した大樹は「本当だったんだ、認知症。最後に確かめたかったから。この家、出るんで。携帯繋がるから。(目的は)あるよ。遠野リサから離れる事。じゃあね、遠野リサ」と言い残して家を出ていく。
車で外出したリサは、歩道を歩く由樹を見かけるが、由樹も気づき、動揺した由樹は歩道に倒れ込んでしまい、リサは由樹を助け起こそうとする。
しかし由樹は「来ないで!触らないで!消えてください…いいから消えて!」と叫ぶため、リサはその場を去る。
その夜、由樹は小田に「ゴメンナサイ、もう書けません。二度と書きたくないんです。どうしても思っちゃうんです。小説なんか書かなければこんな事にならなかったのにって。裁判でズタズタにされて、親にも辛い思いさせちゃって、生まれて初めて死にたいって思いました。ホントに死んだりできないんですけど、もう消えちゃいたいって…小説なんか書かなきゃよかった…」と言いながら泣き出す。
リサと神崎は温泉旅行に行き、神崎が「年に一度はこんな風に二人で過ごせたらいいな」と話すと、リサは「本気で言ってるの?」と驚く。
リサが「私、母の事が嫌いなの。あの人は私にとって悪魔。子供の頃から私に呪いをかけ続けた。大樹にとっては、きっと私が悪魔ね。大樹、家を出て行った。どこで何をするのか何にも教えてくれないの」と話すと、神崎は「なかなか骨のある奴じゃないか。男の子はそれ位の方がいい」と声を掛け、風呂に出掛ける。
旅館で火災が発生し、神崎は風呂場から誘導により外に逃げるが、リサは旅館の従業員に声を掛けられた後も部屋に留まり、火が回ってきても正座して動かない。
神崎は避難客の中にリサの姿が見当たらないため捜しに行き、リサは救出されて病院へ運ばれる。
目の覚めたリサに神崎が「聞きたい事がある。逃げなかったのか?」と尋ねると、リサは「もう、疲れた…」とつぶやく。
そんな中、大樹と田浦も駆けつけ、大樹はリサに「死んでたら楽になれたのに…そう思ってる?自分だけ楽になろうとするな!死んだら絶対に許さない!」と怒ると、リサは号泣する。
テレビの生放送に出演したリサは、映画の原作小説「エターナルレシピ」を紹介されると、スタジオの奥で見守っていた神崎に視線を送った後、「いいえ。これは私が書いた小説ではありません。この小説は、私のアシスタントだった川原由樹さんが書きました」と話し出して、過去8作品は由樹が書いたものだと告白する。
・・・私は真実を話した。
ようやく話す事が出来た。
私は遠野リサを消した・・・
というような内容でした。
主人公だから死なないとは思ったけど・・・(そんな見方をしてスミマセン
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火事の演出、ドキドキはしたけど、ちょっと長すぎたので別な事を色々と考えてしまいました
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救出に行った人、炎の中で静かに正座しているリサを見た時、色んな意味で驚いただろうな・・・とか、
何も言葉を発しないであんなに美しく座っているので、ある意味そのまま見ていたいとも思ってしまったりとか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
中谷美紀さんだから気高く死にゆく女性というようにも見えたけど、普通の女優さんだったらこの演出はサスペンス2時間ドラマチックで失笑してしまったかも??
ツッコむのはこれ位にしておきます(笑)
リサが命を絶とうとしたのは、
引退宣言をしたものの、由樹を大きく傷つけた事に対する負い目が大きく、何よりも息子・大樹が家を出て行ってしまった事による喪失感が大きかったのかな?
神崎はこれから先もリサを見守ってくれるようだったけど、リサ自身が神崎に心の底から身を委ねることが出来なかった、そして神崎にはリサの心の隙間を埋める事が出来なかった、ということでしょうか?
大樹が病院に駆けつけてリサを怒鳴ったシーンは、もらい泣きしてしまいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
大樹は、口では悪態しかつかないけど、リサには純粋な気持ちで小説を書いてもらいたいと心の底では願っているのでしょうね。
お母さんの事も小説家・遠野リサの事も大好きだったけど、今の地位や欲望にしがみついたリサには幻滅してしまって家を出てしまって、でもお母さんが事故に遭ったと聞いたら慌てて駆け付けてくれて・・・
リサにビシッと叱ることが出来て、そしてリサの心に一番響く言葉を発することが出来たのは、大樹だけだったのですね。
愛する大樹に叱られて、やっとリサが「これではいけなかったんだ」と思うことが出来たという流れは、とても良かったです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
いやぁ・・・大樹を演じている高杉真宙くんの目力、前もスゴイ!と書きましたが、今回は哀れな母親に向けた色んな表情がどれもとても繊細に表れていて、とても良かったです!惹きこまれました!!
小田は簡単に由樹に「小説を書いて」なんて言うけど、あんなにズタズタにされて将来も見えない状態で書ける訳ないのでは?なんて思うのですが・・・
励ましているつもりなのかもしれないけど、あの描写だったら無責任にも聞こえてしまうというか・・・
今回の小田は、ちょっと中途半端な描かれ方だったなぁ~と思いました。
由樹は、ゴーストライターだった事が認められる訳だけど、これからも今まで通りに書くことができるのでしょうか?
リサは、予告編ではまたサスペンス2時間ドラマチックな状況になっていましたが・・・誰にやられたの??
ツイッターの「#ゴーストライター」タグを見ていたら、田浦(緑子さん)説が多いように思ったけど、私は元婚約者・尾崎と思ったりもするのですが、どうなのでしょうね~。
予告編まで本作は楽しみです(笑)
予告編で出ていた場面が一番最後のシーンになる事もありますが(爆)
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