dele 第５話

第５話

最初のシーンで、天利聡史（朝比奈秀樹）が浮かない表情で「本当のこと言おうと思う」なんて言っていたので、てっきり婚約したけど聡史に思いが残っている幼馴染・楠瀬百合子（橋本愛）に「結婚なんてするな！」って言いたかったのかと思いきや！？
終盤に聡史が目が覚めた時のまさかの行動に、とてもビックリしました

今回は初めて、依頼人は死亡していないものの、意識不明の状態が続き、その人の婚約者を名乗る人物がデーターを消さないよう懇願してくる、というケースでしたね。
しかも、実際は婚約者ではなかったという。
そして、聡史と接触しようとした真柴祐太郎（菅田将暉）が、正体を見破られて・・・！
ドキドキする要素があって、何度も私の予想は覆されて・・・
結末が分かった上でもう一度観たら、また面白かったです。


百合子は
「結局聡史にとって私って何だったんだろう？それが知りたかった」
聡史の親友・宮田翔（渡辺大知）は、
「依頼通りに必ず削除してください。楠瀬さんにとっても、その方がいい」
と言っていたけど、どちらの方が良かったのでしょうね。
真実を知って傷つくよりは、聡史も自分のことを愛しく思ってくれていたのかもと思って一生過ごす方が良かったのか・・・？

ドラマでは聡史が意識を取り戻して、真実が分かって、それはそれで良かったですけどね。


平行して、坂上圭司（山田孝之）と元恋人・沢渡明奈（柴咲コウ）についても、描かれていましたね。
別れてしばらく経つが、一年に一度いつものカフェで待ち合わせ、圭はいつも10分前に到着

圭の方が数歳年下なのですね。
明奈は、圭が高校生の時に音楽の教育実習で３週間来ていた大学生。
その時は、圭はまだ歩けていて、部活でテニスをしていて、圭と明奈は付き合うようになったが、
圭は病気で歩けなくなり、そこから関係が上手くいかなくなって破局。
発病から16年、人生の半分を車いす生活・・・

明奈「もし圭が病気じゃなかったら、私たちは上手くいってたかもしれない。でも、もし圭が病気じゃなかったら、圭はそもそも私を求めなかったかもしれない。そう考えると私の居場所は、最初から圭の心の隙間にしかなかったのかな、って。」
圭「なぁ、どうして俺だった？もっと普通の男がいただろ？こんな扱いづらいのじゃなくって」
明奈「そんなの何度も考えたよ。もうそういうこと考えるの、やめたいの。」
そして更に明奈は
「自分じゃ消せないデータって、確かにあるね。それを消したら、自分が自分じゃなくなるように感じるデータ。待ち合わせは今年で終わりにしよう。長くは待たないよ。私からデータ削除の依頼が来たら、もう他人だと思って」
と言っていましたが、明奈は何か死を覚悟していることがあるのでしょうか！？
明奈は、圭から何か行動を起こして自分を止めてほしいと言っているようにも私には聞こえたのですが、どうなのでしょうか？？
とても気になります！


祐太郎の過去も少しだけ分かりましたね。
百合子が、大切な人がいなくなった世界はどういうものかと言った時に
「何も変わらない。あんなにも大切な人がいなくなったはずなのに、世界は何も変わらない。昨日と同じ顔をしている・・・」
と言って、その大切な人は、妹だと言っていましたが・・・？
絵を描くのが好きで、描きたいものが見つかるとすぐに描き出す、手首のゴムで髪を結んで後は一心不乱に。９年前、14歳で亡くなったとのことでしたが、
妹なのか、実は百合子と聡史のように幼馴染だった女性なのか、それとも恋人だった女性なのか！？
まだその女性のことを引きずっているように見えたのですが、今後更に分かるのかが気になります。


祐太郎は、今回の削除対象だったデータのことを
「たぶん愛の証だよ。だから消さなくて良かったよ。だって俺たち、誰かの大事な愛の証を消すためにこの仕事をしている訳じゃないもんね」
と言っていましたが、
その言葉で圭は明奈の思いにこたえようと決意したのかな？
明奈のことを「彼女じゃない、古い知り合いだ・・・今のところは」と言っていたので、
きっと圭は明奈を救ってくれるのでは！？
今後の展開にドキドキします。


少し重いというか暗い雰囲気の今回でしたが、
圭が祐太郎のことを
「拾ったネコを押し付けられた。そのネコは何故か居ついた」
「ミャーミャー鳴いてただけ」
と形容していたのが、とても面白くて吹き出してしまい、和みました
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