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BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 第5話

2014-05-09 15:24:28 | 2014春ドラマ
第5話 「追憶~身元不明死体の結婚指輪と記憶を失った男」

※印象的なセリフ等を書き留めながら感想を書いていきたいと思います。

ある家の玄関前で、身元不明の男性の遺体(宮藤官九郎)。
現場に訪れた刑事・石川安吾(小栗旬)は、死者である被害者男性に出会うが、死者は記憶を無くしていて、自分の名前も分からない状態だった。
付近で発生しているノックアウト強盗による死と疑われるが、財布やケータイは所持しておらず、結婚指輪くらいしか所持品がなかった。
死者は「何かすごく大事なことを忘れている気がするんです。お願いします、助けてください!こうなったら、自分が誰か、何故死んだのか思い出すまで、あなたのそば離れませんからね」と言って石川の周りを付きまとう。
 ↓
今回の死者は、身元が分からず、ずっと付きまとい、しかもかなりおしゃべりwww
あんなおしゃべりな人が横にいたら、どんなに無視をしようとしても、たまに相槌は打ってしまいますよね
石川・・・お疲れ様です
特別検視官・比嘉ミカ(波瑠)は、石川や班長・市倉卓司(遠藤憲一)とは挨拶を交わすけど、立花雄馬(青木崇高)の事は無視w

検視の結果、頭に打撲痕と胸に直径10cmほどの棒状のものが当たった痕があり、大動脈が破裂したことにより心不全で死亡したとされる。
死者に付きまとわれて大変ですねと死者に声を掛けられた石川は、全く死者が現れないこともあると話す。
そんな中、新たなノックアウト強盗が発生し、加害者が逃亡したため石川と立花が巡回していると、犯人らしき人物を見つけるが、その男は逃走。
石川が取り押さえて取り調べをするが、石川に付きまとっている死者が死亡した夜にはアリバイがあった。

犯人を追いかける石川の身のこなしは、とても鮮やか!
立花は、鮮やかというよりはパワフルで、木の扉をブチ破ったのには大笑いしました
この走り方で二人の性格を表しているという演出、とても良かったです

コンビニのゴミ箱から死者の財布が見つかり、免許証や社員証により「岡部義剛・43歳」であることが分かるが、岡部は自分の名前を聞いても記憶が戻らない。
コンビニの防犯ビデオから、財布を捨てた男子高校生が特定され、石川らは事情を尋ねるが、高校生は酔って倒れていた男性からつい出来心で財布を奪ってしまったが、襲撃はしていないと話す。
翌朝、岡部の妻が警察署に現れ、妻の顔を見た岡部は一気に記憶が蘇る。
妻は、岡部が名古屋へ2泊の出張だと言って家を出たと話し、主人が亡くなった事に思い当たることがなく、「私と娘(7歳)を幸せにするために辛いことにも耐えて、必死で働いてくれてたんだと思います。私はそんな強さに甘えて、主人の悩みに気づいてあげられなかったのかもしれません」と自分を責める。
岡部は、妻と初めてデートをした遊園地に石川を連れて行き、1年前に会社が合併して辛い業務に変わったことからストレスが溜まり、家では強い男でいたかったことから妻には打ち明けることが出来ず、出張と嘘をついて会社を休み、風俗店で遊ぼうとしたが行くことが出来ず、飲み歩いた事を話し出す。
しかし、その先の事は自分の願いをかなえてくれると約束してくれないと話さないと言い出し、石川は渋々約束する。
 ↓
遊園地で、一人でスーツ姿の男性が歩き回るなんて、やはりキツイですよね
ベンチで話すシーンは、もう少し周りとの違和感(岡部の事が見えない人たちの反応)があった方が、もっと面白かったかも。
ちょっと遊園地シーンが長く感じた&CGっぽく見えたけど・・・(本当に遊園地で撮影していたのならゴメンナサイ)
「嘘ついたら祟りますからね!」←かなりリアリティのある言葉(笑)
まぁ、祟りが怖くて石川は言うなりになっているわけではないと思いますが・・・
真実を知りたい&岡部は悪いことをする人ではないということを感じていたからではないかな?

翌日、石川と立花はカプセルホテルへ行き、岡部のスーツケースを引き取るが、石川は立花の目を盗んで岡部の手帳を自分のポケットへ入れる。
その後、便利屋・スズキ(滝藤賢一)を呼び出し、岡部の手帳を元に筆跡を真似て「ある手紙」を書いてほしいと依頼する。
岡部の願いをかなえた石川は、岡部から死の真相を教えてもらい、公園の入り口にあったポールに胸をぶつけた事故死であったことが分かる。
意識朦朧とした中、最後に倒れこんだ先の家は、門が岡部の自宅の門にそっくりだった。
石川は、岡部の死の経緯を妻に話し、岡部が亡くなっていた家の門の写真を見せて「ご主人は、あなたと娘さんの待っている家に帰りたかったんだと思います。死ぬ間際にもあなたたちの事を忘れていなかった証拠だと思います」と話し、岡部の所持品を渡す。
岡部のスーツケースを持って帰った妻は、岡部の筆跡の手紙を見つけ、それを読んだ妻は泣き崩れる。
岡部は石川に、これ以上付きまとわない事を条件として、自分の告別式の最中に自宅に入らせてほしいと頼む。
自宅に入った岡部は、娘が初めて海に行った時のDVDを観て「この笑顔を見た時、初めて『永遠』という言葉が信じられる気がしたんです。石川さん、本当にありがとう」と話して、姿を消す。
石川は「今頃焼かれちゃってるのかなぁ・・・もう少しだけ見て帰りますね」と声を掛けて涙を一粒流す。
 ↓
第1話の時もそうだったけど、岡部が姿を見せなくなったのは、荼毘に付されたからなのか無念が晴らされたからなのかは分からず。
でも、いい終わり方でした(住居侵入は冷や冷やしましたが)。
死者が「永遠」を語るのも、何だか深いなぁ・・・と。
石川はスズキに、いくら払っているんだろう(笑)
死者が見えるようになってから、どんどんポケットマネーが出ていくようになって、「大丈夫なのかなぁ?」と気になってしまうのですが
良い事にお金を使っているのだけど、他の人から見たら「裏の人間にお金を渡している」と思われてしまうのでしょうね・・・。

今回は、ほとんどが「石川と死者」の場面で、他の刑事や情報屋の絡みがほとんどなかったのは少し寂しかったですが、宮藤さんが怪しいけど愛らしい死者を好演していて、とても面白かったです
死者が「(殺人)事件」じゃなくて「自爆(←石川のセリフより)」だったという、これまた今までに無かったパターンだったというのも、とても良かったです
流血シーン等がほとんどなかったので、一番穏やかに観ることができた回でした(笑)

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話
※公式HP(こちら
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