emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

dele 第6話

2018-09-03 15:29:04 | 2018夏ドラマ
第6話

ネット社会の闇が描かれていて、身近で起こりえそうで怖いな・・・と思いながら観ていました。
ツイッターのダイレクトメール(のようなもの)も、なかなかリアルでした。

石森純子(山田愛奈)が自殺し、
遺書がなく、パソコンはパスワードのロックがかかったままで、パソコンに入力していた日記を見ることができなく、
両親も親友も「どうして自殺したのか分からない」と言っていたけど、
ネットをハッキングして拾い集めた情報の数々を次々と見せられると、心が病むのも分かるというか・・・。
特に10代前半って、まだ一部の世界しか知らず、自分の周辺の世界が全てのように考えてしまうところがあるから。。。
私も、友人と上手くいかなかった時は かなり落ち込んで、どんどん悪い方向に考えていたことがあるので、もし今悩んでいる10代の人がいたら「長い人生の中では、こんなことはとても小さいことになるから、そんなに思い詰めなくても大丈夫だよ。無理して考えなくてもいいよ」と言いたいです。


坂上圭司(山田孝之)が、純子のパソコンデータを復元し、
自殺の謎を解くためにSNSの解析をしていくと、
「tapir030623」というアカウントの人物が、ダイレクトメッセージで純子の悩みを親身に聞いていき、
やがて信用を得たところで身近な人間のメールアドレスを聞き出し、その者たちの個人情報をハッキングして純子に教え、
周りの世界が汚いことを大量に見せつけて、未来への罪悪感を植え付けていき、
純子は美しく綺麗なまま時間を止める決意をする・・・

去年、実際の社会で、ツイッターを使って自殺願望を持つ人を誘って9人も殺害するという事件が明るみになりましたが、それを彷彿させるような手口・・・
ドラマでは、自殺をするよう誘導して、直接手は下していないけど、
でも「tapir030623」が情報を純子に教えなければ、純子が自殺をすることはなかったのですよね・・・。
純子は、誰かに助けてもらいたいという気持ちを少なからず思ってネットに書き込みをしたのだろうに、逆に追い詰められて・・・

自殺教唆の立件は難しいし刑期が短いので、
圭司は、「tapir030623」が偽計業務妨害、威力業務妨害、不正アクセス禁止法違反、詐欺、脅迫、名誉毀損などで警察に捕まるように、
「お前が死ぬまで見張り続けてやる。二度とキーボードに触れないアナログな人生を送らせてやる」
と言い放っていましたが、
こういう輩が実社会でもいなくなっていくことを願うばかりです。


そうそう、圭司が「tapir030623」と話している時に、真柴祐太郎(菅田将暉)のことを「俺の相棒」と言っていましたね


純子の意思を尊重して、パソコンデータを完全削除することを選択した二人。
「謎を抱えて生きていく方が、ちょっとだけでも強くなれるのかも」
「もしかしたらそれが彼女が残したかったメッセージなのかもな」
・・・そうなのかもしれませんね。
残された人それぞれに、思い当たることが少なからずあるのかと。
純子が、何か明確に理由を持って自殺していたり、原因となる明確な人物がいたらアレですが・・・。


坂上舞(麻生久美子)は、圭司に仕事を依頼する時に、
「ある日突然家族を亡くして、あとに取り残された人間の気持ち、アンタにはよく分かるんじゃないの?特に自殺の場合、遺族は自分たちを責めて、辛い思いをすることになる。(原因が分かって辛くても)それでも分からないよりはマシかもしれない」
と言っていましたが、それは舞と圭司の両親とか、近い存在でそういうことがあった、ということなのでしょうか?
とても気になりました。

とても重い内容でしたが、見入ってしまいました。
←web拍手です。
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