第5話 「半沢が出向に…!?生き残りをかけた戦」
西大阪スチール社長・東田満(宇梶剛士)の愛人・藤沢未樹(壇蜜)は、大阪国税局に入っていき、査察部統括官の黒崎駿一(片岡愛之助)と面会して「いざって時は(東田が通帳を)私に渡すから持って逃げろって言われてるの」と告げ、新しい店の開店資金2千万円の出どころ(東田からの援助)を見逃してもらう見返りに東田の通帳を国税局に渡すという約束を交わす。
東京中央銀行大阪西支店融資課長・半沢直樹(堺雅人)は、妻・花(上戸彩)に、自分の父・慎之助(笑福亭鶴瓶)が旧・産業中央銀行から融資を断られたから自殺をしたことを話し、これまでそれを内緒にしていたことを詫びる。
仇である銀行に就職したのかと驚く花に、半沢は「(復讐したいという気持ちだけを持っているのではなく)オヤジを殺したのも銀行なら、うちの(実家の)工場を救ってくれたのも銀行だったんだ。地元の小さな信金が俺とお袋を助けてくれた。たった一つのネジに可能性を感じて。こんなちっぽけなネジが日本を支えている。あの小さな明かりの一つ一つの中に人がいる。俺はそういう人たちの力になれる銀行員になりたい。ロボットみたいな人間にだけはなるなって言うオヤジの言葉の意味がやっと分かったんだよ。金のために誰かが死ぬなんて間違ってる」と話す。
花が「銀行を変えたいの?」と尋ねると、半沢は「うん、それが今の俺に出来るオヤジへの弔いなんだよ。だけどそのためには、銀行員として生き残らなきゃならない。花…明日出向になるかどうか全てが決まる」と答える。
すると花は半沢の手を包み込み「話してくれてありがとう。大丈夫、私覚悟できてるから。でもさ、あんまり遠くは嫌だからね。あーあ、なんで銀行員となんか結婚しちゃったんだろう!」と明るく叫び、半沢は花を後ろからギュッと抱きしめる。
翌朝、国税局は東田の隠れ家にガサ入れに入り、東田は未樹に通帳を預けて逃がせ、未樹は預かった通帳を黒崎に渡す。
しかし、それらの通帳には、合わせて数百万円程度しか入っておらず、未樹は「そんなこと私に言われても…」とシラを切る。
その頃、半沢宛に未樹からバイク便が届き、そこにはニューヨークハーバー信託銀行の東田の取引履歴と未樹名義の関西シティ銀行の通帳と印鑑が入っていた。
半沢は前日の夜に、未樹に国税局に告発するよう提案していたのだった。
竹下金属社長・竹下清彦(赤井英和)にこれまでのネタばらしをした半沢は「そう簡単には終わらせません。もっともっと追い詰めて、自分の犯した罪以上の苦しみを味わってもらいます」と宣言する。
その晩、帰宅した半沢は花にマニラの関連会社への出向の内示が出たが正式辞令までに何とかすると話すと、花は「まっ、いっか。海外生活も悪くない。結局支店長(浅野匡(石丸幹二))とはケンカ別れかぁ。今度の週末にね浅野さん、ご家族で水族館に行くんだって。奥さんもお子さんもすごく喜んでるみたい。仕事じゃ色々あるだろうけど、浅野さんだって本当はご家族思いの優しい人なんじゃないのかな?お互いの誤解が解ければ、また上手くやっていけるんじゃない?」と声を掛ける。
しかし半沢は「無理だ。浅野を許すつもりはない。今までの事は必ず償ってもらう」と話し、花は「でもそうなったら利恵(浅野の妻/中島ひろ子)さんが悲しむことになるんだよね。結局はどっちかの家族が傷つくことになる…」と溜息をつく。
週末、浅野が家族と水族館に行っていると、ケータイにメールが入り、そこには東田から未樹を経由して浅野が5千万円を受け取っていた証拠の写真が添付されていて、警察と銀行とマスコミにも送付する旨の文章が書かれており、「あなたの奥さんや子供たちがマスコミに取り囲まれるところが早く見たい」という文章に浅野は激しく動揺する。
浅野が「それだけは勘弁してください。どうか家族だけは」とメールを送ると、「だったら、あなたのすべきことは一つしかない。銀行と部下に対して、自分の罪を認め、償うことです。あなたをどうするかは、その部下が決める」と返信が入る。
その晩、半沢と竹下は、東田が飲みに来ている未樹のクラブに行き、東田にニューヨークハーバー信託銀行の12億は差し押さえたことを告げ、潜入捜査していた国税局職員に「帰って黒崎統括にお伝えください。分け前が欲しければ、頭の一つも下げに来いってな」と言い放つ。
東田は慌ててスマートフォンで残額照会をするがアクセスできず、事態を知った東田は未樹を恫喝するが、未樹は「アンタには感謝してる。でも、アンタがくれたのは金だけや。さよなら」と言い放つ。
暴れ出す東田を半沢は制し、「たくさんの会社を見てきた銀行員として一言言っておく。金さえあれば何でもできると思ったら大間違いだ!お前に人はついていかない。お前は社長の器じゃない」と言い放つ。
週明け、半沢が5億を回収したという事を知った浅野は、半沢を支店長室へ呼ぶ。
じわりと静かに追い詰めていく半沢に、浅野は「すまなかった。西大阪スチールの件だ。君に謝罪したい。あの5億円は君の責任じゃなかった。与信判断を急がせた私のミスだ…。訂正する。私は、この東京中央銀行を裏切っていた。支店長として、いや、銀行員としてあるまじき行為だ。申し訳ない。この通りだ!許してくれ!」と言って頭を深々と下げる。
すると半沢は「あなたを許すつもりはない。俺はアンタを刑事告発する。徹底的に糾弾するから、覚悟しておくんだな」と告げ、浅野は「それだけは勘弁してください!私に出来る事なら何だってやる!そうだ、どこか異動したい部署は無いか?私が人事部に言えば、望みを叶えてやれるかもしれない!だから、どうか刑事告発だけは…」と懇願するが、半沢は「アンタはすべて失ったんだよ。銀行員としての将来も、父親としての信頼も」と言い放つ。
そんな中、利恵が差し入れを持って支店長室に入ってきて、半沢に「花さんからお話は伺っております。いつも主人がお世話になっております。あの…主人の事、よろしくお願いいたします。本当に、どうかお願いします。こんな人ですけど、本当にどうか…どうかよろしくお願いいたします」と言いながら半沢の右手を両手で握って、何度も頭を下げて部屋を去っていく。
浅野は、株に失敗して5千万円の負債を抱えてしまったことを話し、「家族だけは傷つけたくないんだ。だから、どうか告発だけは勘弁してください。このとおりです、頼みます!」と頭を下げるが、半沢は浅野の胸倉をつかみ、「甘えたこと言ってんじゃねぇぞ。家族がいるのはお前だけだとでも思ってんのか?自分の保身のためにこれまでどれだけの人間を陥れてきたか、よく考えろ!俺はお前を許さない。自分のしたことを一生悔やんで生きろ!」と言い放って部屋を出て行く。
しかし半沢は、自分の右手を見て思い直し、支店長室に再び入っていって、「俺を本部の営業第二部に異動させろ。グループはどこでもいいが次長ポストだ。それが出来たら見逃してやる。うちの銀行の中枢、エリートが集う精鋭集団だ。アンタ自身今までさんざん非難してきた俺をあそこに入れるのは容易なことじゃないだろう。それでもやれ。出来なければお前は臭い飯を食うことになる。それとうちの課の連中は全員、希望のポストに付けてもらう。いいな。どうなんだ!?」と言い放つと、浅野は「分かりました」と話すため、半沢は「さて、最後に約束守ってもらおうか」と言って浅野を土下座させる。
浅野は人事のために奔走し、常務・大和田暁(香川照之)は浅野に「彼は見事に5億を回収した優秀な人材です。そんな男を本部に迎えられることは旧産業中央の先輩としても非常に喜ばしい事じゃありませんか。しかし、あそこまで決まりかけてた彼の出向を取り消して、しかも営業二部の次長として推薦するのは、さすがになかなか簡単ではありませんでしたよ。誰か彼の代わりを見つけなければねぇ。浅野君、英語は得意ですか?」と告げ、半沢の代わりに浅野がマニラへ行くこととなる。
引っ越しの準備が終わった浅野は利恵に申し訳ないと頭を下げるが、利恵は「怒らないでね。私ちょっと嬉しいの。こんなことになったおかげで、あなたとまた一緒に暮らせるんだもん。それに迷惑かけてもいいじゃない、家族なんだから!いつか半沢さんにきちんと謝りましょうね」と声を掛ける。
竹下は半沢に「不景気やし、俺らみたいなしょうもないオッサン、何もええことないかなと思ってたけど、正義はたまには勝つ!」と話し、二人は笑顔で握手をする。
希望通り、半沢は本部へ、垣内(須田邦裕)はニューヨーク支店へ、中西英治(中島裕翔)は関西支部最大の難波支店へ主任待遇で行くこととなり、角田(モロ師岡)は新・融資課長として半沢の後を引き継ぐこととなった。
本部へ出社した半沢は、すれ違った大和田に頭を下げるが、父の自殺の原因となった産業中央銀行の銀行員を思い起こし・・・
というような内容でした。
10倍返しとはどういうものなんだろう!?とここ2週間ドキドキしていたのですが、思っていたよりドロドロではなく、でもスッキリと爽快感のある10倍返しで、私は良かったなと思いました。
浅野を精神的に追い詰めていって、そこから最終目的(「銀行を変える」)に近づくための昇進を引き出していったところが私の予想を超えていて、凄かった!!と感嘆してしまいました。
そして支店長室でのやり取り、本当にピリピリしていたんだなぁ・・・浅野の妻・利恵を演じている中島さんの腕に本当に鳥肌が立っていたんですよ!
現場もかなり緊迫していたのでしょうね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
花が、大まかな事を利恵に伝えていたのでしょうね。
花としては、半沢の浅野に対する恨みは十分に理解していたけど、恨みの連鎖や、罪のない家族への被害は何としても避けたいと思っていて、利恵にその思いを託したんじゃないかな?
利恵(と花)の行動が無かったら半沢はどうしていたかは分からないけれど、結果的に半沢と浅野の両者が家族の思いをしっかりと知ることができて、浅野はただ失墜するだけで終わらなかったのも、とても良かったと思いました。
未樹、男前でしたね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
「利用できる女」として上から目線でしか見てくれない東田や黒崎ではなく、自分の事を「一人の経営者」として見てくれた半沢の方を選んだ・・・
まぁ、ここは予想は出来ていたのですが![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_tehe.gif)
半沢も、花の先週の発言が無ければ未樹の事を「ただの女」としてしか見ていなかっただろうから、この点から見ても花は今回の一件では陰のMVPになりますね。
半沢と花って、どういう経緯で知り合って結婚したのかなぁ?
息子がいたのには、すごく驚きました!
今まで、それを匂わすような描写は無かったような気がしたので、勝手にいないものだと思っていました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
帰るのが毎日遅いから、今まで息子は食卓の場にいなかったって設定?(笑)
(私も、平日は父親と一緒にご飯を食べたことはほぼ無かったので、分からないではないですけど)
まぁ、ホームドラマではないので、取り立てて気にする所ではないのかもしれませんね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
半沢の父を死に追いやったのは、大和田でしたか・・・。
大和田と対決するのだろうな~とは思っていましたが、そんな因縁があったのですね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
大和田は、そのことを知っているのかなぁ?
これから終盤に向けて、半沢が大和田をどう追い詰めていくのか、楽しみです!
半沢の父親役をしている鶴瓶さんの本当の息子・駿河太郎さんが予告編に出ていましたね。
そして、前クールの「TAKE FIVE」で、駿河太郎さんと倍賞美津子さんが親子役だったのですが、その二人が予告編に出ていたので、思わず「ダ・ヴィンチ」「ルクレツィア」のワードが頭に浮かんでしまいました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
・・・と、ドラマとは全く関係ない話でゴメンナサイ!(笑)
来週はお休みで、再来週は25分拡大放送のようですね。
※このドラマの演出家のインタビューがweb上に載っていたので、リンクを載せます(こちら)。
東洋経済社のHPで、なかなか興味深かったです。
![](http://img.webclap.com/webclap/button/off.php?img=13)
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話
※公式HP(こちら)
西大阪スチール社長・東田満(宇梶剛士)の愛人・藤沢未樹(壇蜜)は、大阪国税局に入っていき、査察部統括官の黒崎駿一(片岡愛之助)と面会して「いざって時は(東田が通帳を)私に渡すから持って逃げろって言われてるの」と告げ、新しい店の開店資金2千万円の出どころ(東田からの援助)を見逃してもらう見返りに東田の通帳を国税局に渡すという約束を交わす。
東京中央銀行大阪西支店融資課長・半沢直樹(堺雅人)は、妻・花(上戸彩)に、自分の父・慎之助(笑福亭鶴瓶)が旧・産業中央銀行から融資を断られたから自殺をしたことを話し、これまでそれを内緒にしていたことを詫びる。
仇である銀行に就職したのかと驚く花に、半沢は「(復讐したいという気持ちだけを持っているのではなく)オヤジを殺したのも銀行なら、うちの(実家の)工場を救ってくれたのも銀行だったんだ。地元の小さな信金が俺とお袋を助けてくれた。たった一つのネジに可能性を感じて。こんなちっぽけなネジが日本を支えている。あの小さな明かりの一つ一つの中に人がいる。俺はそういう人たちの力になれる銀行員になりたい。ロボットみたいな人間にだけはなるなって言うオヤジの言葉の意味がやっと分かったんだよ。金のために誰かが死ぬなんて間違ってる」と話す。
花が「銀行を変えたいの?」と尋ねると、半沢は「うん、それが今の俺に出来るオヤジへの弔いなんだよ。だけどそのためには、銀行員として生き残らなきゃならない。花…明日出向になるかどうか全てが決まる」と答える。
すると花は半沢の手を包み込み「話してくれてありがとう。大丈夫、私覚悟できてるから。でもさ、あんまり遠くは嫌だからね。あーあ、なんで銀行員となんか結婚しちゃったんだろう!」と明るく叫び、半沢は花を後ろからギュッと抱きしめる。
翌朝、国税局は東田の隠れ家にガサ入れに入り、東田は未樹に通帳を預けて逃がせ、未樹は預かった通帳を黒崎に渡す。
しかし、それらの通帳には、合わせて数百万円程度しか入っておらず、未樹は「そんなこと私に言われても…」とシラを切る。
その頃、半沢宛に未樹からバイク便が届き、そこにはニューヨークハーバー信託銀行の東田の取引履歴と未樹名義の関西シティ銀行の通帳と印鑑が入っていた。
半沢は前日の夜に、未樹に国税局に告発するよう提案していたのだった。
竹下金属社長・竹下清彦(赤井英和)にこれまでのネタばらしをした半沢は「そう簡単には終わらせません。もっともっと追い詰めて、自分の犯した罪以上の苦しみを味わってもらいます」と宣言する。
その晩、帰宅した半沢は花にマニラの関連会社への出向の内示が出たが正式辞令までに何とかすると話すと、花は「まっ、いっか。海外生活も悪くない。結局支店長(浅野匡(石丸幹二))とはケンカ別れかぁ。今度の週末にね浅野さん、ご家族で水族館に行くんだって。奥さんもお子さんもすごく喜んでるみたい。仕事じゃ色々あるだろうけど、浅野さんだって本当はご家族思いの優しい人なんじゃないのかな?お互いの誤解が解ければ、また上手くやっていけるんじゃない?」と声を掛ける。
しかし半沢は「無理だ。浅野を許すつもりはない。今までの事は必ず償ってもらう」と話し、花は「でもそうなったら利恵(浅野の妻/中島ひろ子)さんが悲しむことになるんだよね。結局はどっちかの家族が傷つくことになる…」と溜息をつく。
週末、浅野が家族と水族館に行っていると、ケータイにメールが入り、そこには東田から未樹を経由して浅野が5千万円を受け取っていた証拠の写真が添付されていて、警察と銀行とマスコミにも送付する旨の文章が書かれており、「あなたの奥さんや子供たちがマスコミに取り囲まれるところが早く見たい」という文章に浅野は激しく動揺する。
浅野が「それだけは勘弁してください。どうか家族だけは」とメールを送ると、「だったら、あなたのすべきことは一つしかない。銀行と部下に対して、自分の罪を認め、償うことです。あなたをどうするかは、その部下が決める」と返信が入る。
その晩、半沢と竹下は、東田が飲みに来ている未樹のクラブに行き、東田にニューヨークハーバー信託銀行の12億は差し押さえたことを告げ、潜入捜査していた国税局職員に「帰って黒崎統括にお伝えください。分け前が欲しければ、頭の一つも下げに来いってな」と言い放つ。
東田は慌ててスマートフォンで残額照会をするがアクセスできず、事態を知った東田は未樹を恫喝するが、未樹は「アンタには感謝してる。でも、アンタがくれたのは金だけや。さよなら」と言い放つ。
暴れ出す東田を半沢は制し、「たくさんの会社を見てきた銀行員として一言言っておく。金さえあれば何でもできると思ったら大間違いだ!お前に人はついていかない。お前は社長の器じゃない」と言い放つ。
週明け、半沢が5億を回収したという事を知った浅野は、半沢を支店長室へ呼ぶ。
じわりと静かに追い詰めていく半沢に、浅野は「すまなかった。西大阪スチールの件だ。君に謝罪したい。あの5億円は君の責任じゃなかった。与信判断を急がせた私のミスだ…。訂正する。私は、この東京中央銀行を裏切っていた。支店長として、いや、銀行員としてあるまじき行為だ。申し訳ない。この通りだ!許してくれ!」と言って頭を深々と下げる。
すると半沢は「あなたを許すつもりはない。俺はアンタを刑事告発する。徹底的に糾弾するから、覚悟しておくんだな」と告げ、浅野は「それだけは勘弁してください!私に出来る事なら何だってやる!そうだ、どこか異動したい部署は無いか?私が人事部に言えば、望みを叶えてやれるかもしれない!だから、どうか刑事告発だけは…」と懇願するが、半沢は「アンタはすべて失ったんだよ。銀行員としての将来も、父親としての信頼も」と言い放つ。
そんな中、利恵が差し入れを持って支店長室に入ってきて、半沢に「花さんからお話は伺っております。いつも主人がお世話になっております。あの…主人の事、よろしくお願いいたします。本当に、どうかお願いします。こんな人ですけど、本当にどうか…どうかよろしくお願いいたします」と言いながら半沢の右手を両手で握って、何度も頭を下げて部屋を去っていく。
浅野は、株に失敗して5千万円の負債を抱えてしまったことを話し、「家族だけは傷つけたくないんだ。だから、どうか告発だけは勘弁してください。このとおりです、頼みます!」と頭を下げるが、半沢は浅野の胸倉をつかみ、「甘えたこと言ってんじゃねぇぞ。家族がいるのはお前だけだとでも思ってんのか?自分の保身のためにこれまでどれだけの人間を陥れてきたか、よく考えろ!俺はお前を許さない。自分のしたことを一生悔やんで生きろ!」と言い放って部屋を出て行く。
しかし半沢は、自分の右手を見て思い直し、支店長室に再び入っていって、「俺を本部の営業第二部に異動させろ。グループはどこでもいいが次長ポストだ。それが出来たら見逃してやる。うちの銀行の中枢、エリートが集う精鋭集団だ。アンタ自身今までさんざん非難してきた俺をあそこに入れるのは容易なことじゃないだろう。それでもやれ。出来なければお前は臭い飯を食うことになる。それとうちの課の連中は全員、希望のポストに付けてもらう。いいな。どうなんだ!?」と言い放つと、浅野は「分かりました」と話すため、半沢は「さて、最後に約束守ってもらおうか」と言って浅野を土下座させる。
浅野は人事のために奔走し、常務・大和田暁(香川照之)は浅野に「彼は見事に5億を回収した優秀な人材です。そんな男を本部に迎えられることは旧産業中央の先輩としても非常に喜ばしい事じゃありませんか。しかし、あそこまで決まりかけてた彼の出向を取り消して、しかも営業二部の次長として推薦するのは、さすがになかなか簡単ではありませんでしたよ。誰か彼の代わりを見つけなければねぇ。浅野君、英語は得意ですか?」と告げ、半沢の代わりに浅野がマニラへ行くこととなる。
引っ越しの準備が終わった浅野は利恵に申し訳ないと頭を下げるが、利恵は「怒らないでね。私ちょっと嬉しいの。こんなことになったおかげで、あなたとまた一緒に暮らせるんだもん。それに迷惑かけてもいいじゃない、家族なんだから!いつか半沢さんにきちんと謝りましょうね」と声を掛ける。
竹下は半沢に「不景気やし、俺らみたいなしょうもないオッサン、何もええことないかなと思ってたけど、正義はたまには勝つ!」と話し、二人は笑顔で握手をする。
希望通り、半沢は本部へ、垣内(須田邦裕)はニューヨーク支店へ、中西英治(中島裕翔)は関西支部最大の難波支店へ主任待遇で行くこととなり、角田(モロ師岡)は新・融資課長として半沢の後を引き継ぐこととなった。
本部へ出社した半沢は、すれ違った大和田に頭を下げるが、父の自殺の原因となった産業中央銀行の銀行員を思い起こし・・・
というような内容でした。
10倍返しとはどういうものなんだろう!?とここ2週間ドキドキしていたのですが、思っていたよりドロドロではなく、でもスッキリと爽快感のある10倍返しで、私は良かったなと思いました。
浅野を精神的に追い詰めていって、そこから最終目的(「銀行を変える」)に近づくための昇進を引き出していったところが私の予想を超えていて、凄かった!!と感嘆してしまいました。
そして支店長室でのやり取り、本当にピリピリしていたんだなぁ・・・浅野の妻・利恵を演じている中島さんの腕に本当に鳥肌が立っていたんですよ!
現場もかなり緊迫していたのでしょうね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
花が、大まかな事を利恵に伝えていたのでしょうね。
花としては、半沢の浅野に対する恨みは十分に理解していたけど、恨みの連鎖や、罪のない家族への被害は何としても避けたいと思っていて、利恵にその思いを託したんじゃないかな?
利恵(と花)の行動が無かったら半沢はどうしていたかは分からないけれど、結果的に半沢と浅野の両者が家族の思いをしっかりと知ることができて、浅野はただ失墜するだけで終わらなかったのも、とても良かったと思いました。
未樹、男前でしたね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
「利用できる女」として上から目線でしか見てくれない東田や黒崎ではなく、自分の事を「一人の経営者」として見てくれた半沢の方を選んだ・・・
まぁ、ここは予想は出来ていたのですが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_tehe.gif)
半沢も、花の先週の発言が無ければ未樹の事を「ただの女」としてしか見ていなかっただろうから、この点から見ても花は今回の一件では陰のMVPになりますね。
半沢と花って、どういう経緯で知り合って結婚したのかなぁ?
息子がいたのには、すごく驚きました!
今まで、それを匂わすような描写は無かったような気がしたので、勝手にいないものだと思っていました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
帰るのが毎日遅いから、今まで息子は食卓の場にいなかったって設定?(笑)
(私も、平日は父親と一緒にご飯を食べたことはほぼ無かったので、分からないではないですけど)
まぁ、ホームドラマではないので、取り立てて気にする所ではないのかもしれませんね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
半沢の父を死に追いやったのは、大和田でしたか・・・。
大和田と対決するのだろうな~とは思っていましたが、そんな因縁があったのですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
大和田は、そのことを知っているのかなぁ?
これから終盤に向けて、半沢が大和田をどう追い詰めていくのか、楽しみです!
半沢の父親役をしている鶴瓶さんの本当の息子・駿河太郎さんが予告編に出ていましたね。
そして、前クールの「TAKE FIVE」で、駿河太郎さんと倍賞美津子さんが親子役だったのですが、その二人が予告編に出ていたので、思わず「ダ・ヴィンチ」「ルクレツィア」のワードが頭に浮かんでしまいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
・・・と、ドラマとは全く関係ない話でゴメンナサイ!(笑)
来週はお休みで、再来週は25分拡大放送のようですね。
※このドラマの演出家のインタビューがweb上に載っていたので、リンクを載せます(こちら)。
東洋経済社のHPで、なかなか興味深かったです。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話
※公式HP(こちら)
とことん追い詰めてもまた恨みを作るだけでなんにもなりませんが。
でも犯罪を知りながら告発しないのはいかがなものかと、まあドラマですから。
次回からはあの常務の実態がわかりますかね。味方、それとも立ち塞がる邪魔物なんですか、気にかかります。
銀行ってあんな馬鹿な上司がほんとにいるのかと思うと汗水垂らして稼いだお金を預けるのは馬鹿らしいです(笑)
>犯罪を知りながら告発しないのはいかがなものかと
そうですね、普通のドラマなら告発して刑に服させるでしょうね(それが本来あるべき姿ですし)。
でも、このドラマの半沢は、自分の邪魔をする者に対しては徹底的に「やり返す(しかも倍返しw)」をするけれど、最終目的は「銀行を変える事」だから、銀行を変えるためには上のポストに早く上がりたい→「営業第二部次長ポストに早くなる事」を選んだのではないでしょうか。
とはいえ、東田の隠し持っていた12億円の分配処理の過程で「東田→未樹→浅野 5,000万円」のカネの流れについて「?」と思う人が出てこないのかな、とは思わないでもないですけど・・・まぁドラマですから(笑)
大和田常務は、たぶん半沢の味方ではなく、敵なのでは、と私は思います。
大和田に半沢が先に仕掛けるのか、大和田が先に蹴落とそうとするのか・・・結構ヘビーになるんじゃないかと勝手に想像しています(笑)
>銀行ってあんな馬鹿な上司がほんとにいるのかと思うと
私には、銀行員の知り合いは周りにいないのでよく分からないのですが、どうなんでしょうね(^_^;)
たまにニュース等で、銀行の不良債権について話題になっていて、上部の裁量で融資が決まってしまう事もあるような事も耳にしますが・・・。
自分のメインバンクでは、あってほしくないですね(笑)
半沢直樹、やっと皆さんに追いつきましたよ。
ちなみに名もなきもスターマンも追いつきました!。
福士クンかっこいいですね。人気出るでしょう!。イズム、出ませんか(笑)。
肝心の半沢は録画分を主人と一緒に5時間続けて見ました。
実はうちの主人は以前バンカーでして・・・(主人いわく、バンカーとはあんまり言わないよ・・・だそうです。)
という私は花だったのか?
「こんな奥さんいたら必ず家には帰るね」だそうです(主人談)。
ドラマ本編は銀行のあるあるとないないを聞きながら見ました。
私より主人がはまりまくってました。夜な夜な2回目見てましたから。
まあ、主人は地銀でしたので都銀ではあるのかもねとのことでしたけど・・・。
ただ、5話目ちょっと肩透かしだったような感も否めない・・・。
ぎったぎたにやっつけてしまうのかと思っていたので。
まあ、半沢の行き着く先はそこではないのでこの結末もありかと納得しました。
5億回収がこのドラマの本丸じゃないもんね。お~っと忘れるところだったよと。
それにしても半沢、姿勢いいな~剣道やっているからね。細部までよくできた設定だ!。
来週からも楽しみですね。私も常務は敵だと思います。
どろどろをぎったぎたに裁いてほしいです!。
半沢、5話ぶっ通しですか(笑)
気になって観ちゃいますよね!
>主人いわく、バンカーとはあんまり言わないよ・・・
そうなのですね~。
私も「バンカー」って聞いたことがなくて、初めは銀行内の特定の部署を指すのかなぁ~なんて思っていました(笑)
ひまわりさんのご主人の「銀行のあるあるとないない」、興味があります
ドラマだから、誇張している部分も結構あるのでしょうね。
>5億回収がこのドラマの本丸じゃないもんね。
>お~っと忘れるところだったよと。
私も「倍返し」「10倍返し」の方で盛り上がってしまって、つい「お父さんの死」「お父さんを殺した銀行へ入行」という設定を忘れがちになってしまいます(^_^;)
ドラマ自体も「倍返し」という言葉で明らかに視聴者を煽っていますしね(笑)
父を死に追いやった大和田の事は、半沢はきっと許すはずがないと思うので、私も「どろどろをぎったぎたに裁いてほしいです!」!!
来週は「世界陸上」放送のため、お休みだそうです(涙)
スターマンの福士君もカッコいいですよね!
私はカッコいい+「可愛いなぁ~」と思いながら観ています。
イズムにも出てほしいですね♪