第11話(最終話) 「さよなら、先生」
神山暁(香取慎吾)から「好きになっちゃったからな」と言われた幽霊・アカネ(杏)は、とても嬉しくて浮かれるが、思い直して「やっぱり良くない気がします。だって私、死んでいるんですよ。神山先生の気持ちはすごく嬉しいし、さっきはいっぱいはしゃいでいましたけど、でもやっぱりそれじゃダメな気がしてきて・・・。だって何も出来ません。一緒にいるのに料理したり洗濯したり掃除したり、そういうこと何も。触れることもできないんですよ。どんなに触れたくても」と話す。
そんな中、神山のケータイに林邦彦(北山宏光)から連絡が入り、3年2組の生徒達が副担任・河合千穂(前田敦子)を人質にして教室に立てこもっていると聞いた神山は、アカネと共に中学校へ走っていく。
学校には子供たちが帰宅しないことを心配した保護者が多数駆けつけ、副校長・霧澤和泉(真矢みき)は「これ以上混乱が続いたら警察に通報することになります。いや、もちろん我が校としては、事を荒立てるつもりはありませんので」と言って、保護者に取りあえず会議室に集まるよう促す。
教育委員会にも連絡が入り、轟木庸一郎(加藤虎ノ介)らが来校する。
説得に行った体育教師・岩名清二(嶋政宏)に、生徒たちは自分たちの要求は神山の復職であることを告げ、京塚りさ(山本舞香)はもし父(飯田基祐)が考えを撤回しないのならこれまでのことを全部ネットで拡散させると話す。
学校に着いた神山が教室に行こうとすると、轟木は神山が今回の立てこもりを扇動しているのではないかと言って止めるが、それを岩名と林が身を持って制止し、霧澤も「生徒たちの事は私たち現場の教師に任せてください」と言って神山を教室に行かせる。
岩名は保護者たちに「生徒たちの行動は確かに褒められたことじゃありません。でも正直な所俺は、アイツらの心意気に喜びを感じています。こんな大それたことを団結してやっているんですよ。今どきの、クラスメートにだって心を開き合おうとしない生徒たちがです。それも人のために。担任教師としてこんなに羨ましいことはありません。あなた方、自分の子供の意志を疑うのか?それとも周りに流されて嫌々やらされていれば言い訳が立つとでも言うのか?」と話す。
また、教師・大原操緒(濱田マリ)は「(大人たちは)みんな責任は取りたくないし、おとなしくして何も問題を起こさない手のかからない子供でいてくれた方が楽は楽なんでしょうけど。少なくとも私は自分がそういう気持ちを持っていることを自覚して反省していますけれど」と話し、校長・日野衛(春海四方)も「公園の遊具と一緒でしょうな。公園の遊具を撤去するのは、大人の都合なんだと思いまして。でもですよ、安全対策をちゃんと取って、大人がちゃんと気をつけるよう子供に指導していれば、全面撤去なんてする必要は無いはずですから。私もそういう事なかれ主義の大人の一人です!」と話す。
そして、霧澤は「子供の事を100%理解できる大人なんて存在しません。私たちだって子供の頃は同じだったはずです。でも、みなさんのそばに心を開く事が出来る大人や尊敬出来る大人はいませんでしたか?責任や義務なんて関係なく、ただ真摯に向き合おうとしてくれた大人が私にはいました。こんな大人になりたいと思える人が。私たちは大人としてそういう姿を子供たちに見せるべきなんです。学校と保護者の間で、責任の所在を求め合うのはもう止めにしませんか?それでも誰かに責任を負わせたいとおっしゃるのなら、私が全てを負います。でもだからこそ、私はこれから先、生徒の事を放り出すことはしません。教育者としてとことん生徒と向き合っていく覚悟があることを約束します」と話す。
その頃、教室に入った神山は生徒たちに「勘弁してくださいよ、ホントに。甘ったれるな!理由があれば間違ったことしてもいいなんて理屈あるわけないだろ!それが誰かの為だって言えば自分たちの行動が何でも正当化できるなんて思うなって!理不尽な事なんてこれからの人生山ほどあるんだよ!お前ら、その度にこんなことするのか?」と怒鳴る。
そして「迷惑です。僕にだって僕の生活があるんですから。僕だって自分の都合を優先したいし、大人だってみんな弱さを抱えているんです。自分の人生に責任があるんですから。いくら教師だからって、全てをみなさんのために捧げる覚悟なんて僕にはありません」と話す。
それでも今までの大人たちと神山は違うと言う生徒たちに対して、神山は「鶏が先か卵が先かなんて考えるだけ無駄なんです。そんなの親子丼にして食べちゃえば一緒なんですから。相手に求める前に自分が動けって事です。自分の事を理解してほしいって甘える前に相手の事を理解する強さを持つって事です。みなさんはもう大丈夫です。クラスメートと心を一つにしてこんなトンデモナイ事しでかす位、ちゃんと理解し合える強さ持ってるんですから。じゃあもう一度ちゃんとお別れを言います。みなさんはもう、今日で僕のクラスを卒業したんですから」と話す。
すると森野小夜(森迫永依)が「じゃあ卒業式ぐらいしてもいいでしょ?」と言い出し、文化祭でやる予定だった合唱を、神山が指揮をしてみんなで歌うことにし、歌いながらみんなで涙を流す。
歌い終わると神山は「ありがとうございました」と頭を下げるが、そこに強行突入をしようとする轟木たちがバリケードを壊し始める。
りさがドアに近づいて「邪魔すんな!」と叫ぶと、バリケードとして積み重ねていた机が落ちてきたため、神山はりさを突き飛ばして机の下敷きになる。
神山が目を覚ますと自宅マンションにいて、駆けつけたアカネとしっかり手を握れるようになる。
神山は机の下敷きになった後に病院に運ばれたが、意識不明の中で幽体離脱をして自宅マンションに来たのだった。
病院に戻そうとするアカネに神山は「ちょっと冷静になろう。このままでいる選択肢はないのかなと思って。つまり死ぬって事なんだけど。だって人間はいつかは死ぬわけだしさ。大体さ、これから先、生きてくって言ったって、まだまだシンドイことがあるかもしれないんだぞ。だったら最高の気分の中で人生の幕を下ろしたっていいだろ。そうすればずっとお前と一緒にいられるんだろ。触れられるし。だからいいんだよこれで。これからは二人で幽霊としてやっていけば」と話す。
するとアカネは一瞬迷うが、「私は気軽に死ぬなんて言う人と一緒にいたくありません!20年以上の幽霊生活、ナメないでください!私がどんな思いで今までここでやってきたと思ってるんですか!」と怒る。
そして「でも私は神山先生に出会えて嬉しかった。先生のおかげで私は色んなものを取り戻せた。正確には取り戻せたのは神山先生だけです。私は本当は取り戻せないんです。死んでるんですから取り戻す資格なんてない。人は死んだら終わりなんです。生きてる人の思い出にはなれたとしても、死んだ本人は新しい何かを積み重ねて行けるわけじゃありません。生きてるってことは可能性なんですよ。先生が生きていることで、先生自身も、先生に関わる生徒たちも、それ以外のたくさんの人たちも、何かを与えられて、与えられることが出来るんですから。人はいつか必ず死ぬんです。だからお願いだから、それまで精一杯生きてください。私はそれまで向こうで待ってますから」と声を掛ける。
アカネは、自分に繋がっていた神山との糸を神山に見せて「ありがとうございます。私の事をこんなに思ってくれて」と言ってその糸を引きちぎり、「本当は私もずっと先生のそばにいたい。でも、先生は生きてるから。これからも生きていかなきゃいけないから。神山先生、私は生きてるあなたが大好きです。あなたに出会えてよかった」と言うと、二人は抱き合い、アカネは消えていく。
神山が目を覚ますとそこは病室で、生徒たちは喜ぶが、神山はそっと一粒の涙を流す。
退院した神山は、プラモづくりに打ち込むが、アカネのいた部屋の襖を開けて「言ったろ、生きてんのはしんどいって」とつぶやく。
神山は別のアパートに引っ越しをし、京塚の父からも復職願いが出たため元の中学校に復職するが、前にいた部屋に幽霊がまた出ると聞いて、慌てて前のマンションに駆けつける。
するとそこにはアカネがいて、成仏しようとしたがせっかくの機会だから何か所か回ってから成仏と思っていたら、天の導きの光が消えてしまって成仏できなかったと打ち明ける。
アカネが「どうしましょうね、これから」と言うと、神山は「決まってんだろ・・・ずっと一緒にいてくれ」と言ってアカネを抱きしめようとするが、アカネはすり抜けてしまう。
「幽体離脱したい!」と叫ぶ神山に、アカネは「いけません。待ってますから」と話し・・・
というような内容でした。
アカネが成仏して、でも神山が復職して・・・というラストで終わるのかな?と思っていたのですが、アカネがまさかの姫路城旅行で成仏しそこなうとは!!
でも、アカネにはまた神山の周りを神出鬼没に登場してもらいたいな~と思っていたので、こういうラストで良かったと思います!!
神山は、最近は「しっかりとした先生」を見せていたけど、内心はやっぱりそうそうは変わらないって事なんですね(笑)
生徒たちに「僕にだって僕の生活があるんですから」とか「全てをみなさんのために捧げる覚悟なんて僕にはありません」って言った時はビックリしたけど、元々はそういう事を言うキャラクターでしたからね。
でも、以前だったらそれで終わっていたけど、今の神山はその後にちゃんと「みなさんはもう大丈夫です。ちゃんと理解し合える強さ持ってるんですから」と声を掛けていて・・・
こうして本音の言葉も話しつつ正しい方向に導いてくれる先生になって、本当に素晴らしい先生になったな~と思いました。
そして、意識不明になって幽体離脱した時にこのまま死にたいって言ったり、アカネがいなくなった後に「生きてんのはしんどいって」って言ったりして、ヘタレキャラが少し復活
でも、そんな弱気になった神山をアカネがしっかりと叱咤激励していて、本当にナイスな関係でした
(「生きてんのはしんどいって」って言った時の、おでこに包帯を巻いた慎吾君、可愛かったw
スマスマで「アイドルキックオフ」のコーナーをしている時の慎吾君みたいに、何だか若く見えました・・・って脱線してスミマセン
)
脱線ついでに・・・
生徒たちが合唱で歌っていた曲「Dawn」は、SMAPが2005年に出したアルバムに入っていた曲だそうですね。
他の所では、ちょいちょい笑う所もあって
河合が、女子生徒から嫌いな理由が「足」、男子生徒からまぁまぁ評価を受けているところが「足」、と言われていましたね(笑)
あのショートパンツ姿に、しっかりとオチがあったのね~。
ああいう格好は、中学生と言わず男性陣にはやっぱり刺激的だったんですね
※「あっちゃんが着ていたから」もあるでしょうけど(笑)
あとは、霧澤(真矢さん)が「現場の教師に任せてください」と言った時に、真矢さんがかつて「踊る大捜査線」に出た時に「事件は現場ではなく会議室で起きている」というようなセリフを言っていたなぁ~ということを思い出して、思わず「逆じゃん!」とツッコんで笑ってしまいました(笑)
まぁそこを狙ったセリフではないとは思うのですが・・・。
そう思ったの私だけかな?と思ったけど、そのツイートをしたら反応してくださる方がいて、「おぉ!やっぱり!!」と思った次第です
この内容なら、最終回は15分拡大して、もっと泣かせるところは泣かして、笑わせるところはもっと笑わせてほしかったかな。
もっと視聴率が高かったら拡大してもらえたのでしょうけど・・・少し残念でした。
全話を通した感想は、来週後半あたりに「春ドラマ総括」の記事で書こうとは思いますが、私はこのドラマのホッコリしたテイストが好きでした。
スペシャルドラマとか、続編があるとしたら、コメディ部分をもっと活き活きとさせてメリハリをもっとつけると良いような気がしました。
最後に・・・はしゃいだ杏ちゃん、可愛かったです♪
←拙い記事でしたが、これまで声を掛けていただきありがとうございました!
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話
※公式HP(こちら)
神山暁(香取慎吾)から「好きになっちゃったからな」と言われた幽霊・アカネ(杏)は、とても嬉しくて浮かれるが、思い直して「やっぱり良くない気がします。だって私、死んでいるんですよ。神山先生の気持ちはすごく嬉しいし、さっきはいっぱいはしゃいでいましたけど、でもやっぱりそれじゃダメな気がしてきて・・・。だって何も出来ません。一緒にいるのに料理したり洗濯したり掃除したり、そういうこと何も。触れることもできないんですよ。どんなに触れたくても」と話す。
そんな中、神山のケータイに林邦彦(北山宏光)から連絡が入り、3年2組の生徒達が副担任・河合千穂(前田敦子)を人質にして教室に立てこもっていると聞いた神山は、アカネと共に中学校へ走っていく。
学校には子供たちが帰宅しないことを心配した保護者が多数駆けつけ、副校長・霧澤和泉(真矢みき)は「これ以上混乱が続いたら警察に通報することになります。いや、もちろん我が校としては、事を荒立てるつもりはありませんので」と言って、保護者に取りあえず会議室に集まるよう促す。
教育委員会にも連絡が入り、轟木庸一郎(加藤虎ノ介)らが来校する。
説得に行った体育教師・岩名清二(嶋政宏)に、生徒たちは自分たちの要求は神山の復職であることを告げ、京塚りさ(山本舞香)はもし父(飯田基祐)が考えを撤回しないのならこれまでのことを全部ネットで拡散させると話す。
学校に着いた神山が教室に行こうとすると、轟木は神山が今回の立てこもりを扇動しているのではないかと言って止めるが、それを岩名と林が身を持って制止し、霧澤も「生徒たちの事は私たち現場の教師に任せてください」と言って神山を教室に行かせる。
岩名は保護者たちに「生徒たちの行動は確かに褒められたことじゃありません。でも正直な所俺は、アイツらの心意気に喜びを感じています。こんな大それたことを団結してやっているんですよ。今どきの、クラスメートにだって心を開き合おうとしない生徒たちがです。それも人のために。担任教師としてこんなに羨ましいことはありません。あなた方、自分の子供の意志を疑うのか?それとも周りに流されて嫌々やらされていれば言い訳が立つとでも言うのか?」と話す。
また、教師・大原操緒(濱田マリ)は「(大人たちは)みんな責任は取りたくないし、おとなしくして何も問題を起こさない手のかからない子供でいてくれた方が楽は楽なんでしょうけど。少なくとも私は自分がそういう気持ちを持っていることを自覚して反省していますけれど」と話し、校長・日野衛(春海四方)も「公園の遊具と一緒でしょうな。公園の遊具を撤去するのは、大人の都合なんだと思いまして。でもですよ、安全対策をちゃんと取って、大人がちゃんと気をつけるよう子供に指導していれば、全面撤去なんてする必要は無いはずですから。私もそういう事なかれ主義の大人の一人です!」と話す。
そして、霧澤は「子供の事を100%理解できる大人なんて存在しません。私たちだって子供の頃は同じだったはずです。でも、みなさんのそばに心を開く事が出来る大人や尊敬出来る大人はいませんでしたか?責任や義務なんて関係なく、ただ真摯に向き合おうとしてくれた大人が私にはいました。こんな大人になりたいと思える人が。私たちは大人としてそういう姿を子供たちに見せるべきなんです。学校と保護者の間で、責任の所在を求め合うのはもう止めにしませんか?それでも誰かに責任を負わせたいとおっしゃるのなら、私が全てを負います。でもだからこそ、私はこれから先、生徒の事を放り出すことはしません。教育者としてとことん生徒と向き合っていく覚悟があることを約束します」と話す。
その頃、教室に入った神山は生徒たちに「勘弁してくださいよ、ホントに。甘ったれるな!理由があれば間違ったことしてもいいなんて理屈あるわけないだろ!それが誰かの為だって言えば自分たちの行動が何でも正当化できるなんて思うなって!理不尽な事なんてこれからの人生山ほどあるんだよ!お前ら、その度にこんなことするのか?」と怒鳴る。
そして「迷惑です。僕にだって僕の生活があるんですから。僕だって自分の都合を優先したいし、大人だってみんな弱さを抱えているんです。自分の人生に責任があるんですから。いくら教師だからって、全てをみなさんのために捧げる覚悟なんて僕にはありません」と話す。
それでも今までの大人たちと神山は違うと言う生徒たちに対して、神山は「鶏が先か卵が先かなんて考えるだけ無駄なんです。そんなの親子丼にして食べちゃえば一緒なんですから。相手に求める前に自分が動けって事です。自分の事を理解してほしいって甘える前に相手の事を理解する強さを持つって事です。みなさんはもう大丈夫です。クラスメートと心を一つにしてこんなトンデモナイ事しでかす位、ちゃんと理解し合える強さ持ってるんですから。じゃあもう一度ちゃんとお別れを言います。みなさんはもう、今日で僕のクラスを卒業したんですから」と話す。
すると森野小夜(森迫永依)が「じゃあ卒業式ぐらいしてもいいでしょ?」と言い出し、文化祭でやる予定だった合唱を、神山が指揮をしてみんなで歌うことにし、歌いながらみんなで涙を流す。
歌い終わると神山は「ありがとうございました」と頭を下げるが、そこに強行突入をしようとする轟木たちがバリケードを壊し始める。
りさがドアに近づいて「邪魔すんな!」と叫ぶと、バリケードとして積み重ねていた机が落ちてきたため、神山はりさを突き飛ばして机の下敷きになる。
神山が目を覚ますと自宅マンションにいて、駆けつけたアカネとしっかり手を握れるようになる。
神山は机の下敷きになった後に病院に運ばれたが、意識不明の中で幽体離脱をして自宅マンションに来たのだった。
病院に戻そうとするアカネに神山は「ちょっと冷静になろう。このままでいる選択肢はないのかなと思って。つまり死ぬって事なんだけど。だって人間はいつかは死ぬわけだしさ。大体さ、これから先、生きてくって言ったって、まだまだシンドイことがあるかもしれないんだぞ。だったら最高の気分の中で人生の幕を下ろしたっていいだろ。そうすればずっとお前と一緒にいられるんだろ。触れられるし。だからいいんだよこれで。これからは二人で幽霊としてやっていけば」と話す。
するとアカネは一瞬迷うが、「私は気軽に死ぬなんて言う人と一緒にいたくありません!20年以上の幽霊生活、ナメないでください!私がどんな思いで今までここでやってきたと思ってるんですか!」と怒る。
そして「でも私は神山先生に出会えて嬉しかった。先生のおかげで私は色んなものを取り戻せた。正確には取り戻せたのは神山先生だけです。私は本当は取り戻せないんです。死んでるんですから取り戻す資格なんてない。人は死んだら終わりなんです。生きてる人の思い出にはなれたとしても、死んだ本人は新しい何かを積み重ねて行けるわけじゃありません。生きてるってことは可能性なんですよ。先生が生きていることで、先生自身も、先生に関わる生徒たちも、それ以外のたくさんの人たちも、何かを与えられて、与えられることが出来るんですから。人はいつか必ず死ぬんです。だからお願いだから、それまで精一杯生きてください。私はそれまで向こうで待ってますから」と声を掛ける。
アカネは、自分に繋がっていた神山との糸を神山に見せて「ありがとうございます。私の事をこんなに思ってくれて」と言ってその糸を引きちぎり、「本当は私もずっと先生のそばにいたい。でも、先生は生きてるから。これからも生きていかなきゃいけないから。神山先生、私は生きてるあなたが大好きです。あなたに出会えてよかった」と言うと、二人は抱き合い、アカネは消えていく。
神山が目を覚ますとそこは病室で、生徒たちは喜ぶが、神山はそっと一粒の涙を流す。
退院した神山は、プラモづくりに打ち込むが、アカネのいた部屋の襖を開けて「言ったろ、生きてんのはしんどいって」とつぶやく。
神山は別のアパートに引っ越しをし、京塚の父からも復職願いが出たため元の中学校に復職するが、前にいた部屋に幽霊がまた出ると聞いて、慌てて前のマンションに駆けつける。
するとそこにはアカネがいて、成仏しようとしたがせっかくの機会だから何か所か回ってから成仏と思っていたら、天の導きの光が消えてしまって成仏できなかったと打ち明ける。
アカネが「どうしましょうね、これから」と言うと、神山は「決まってんだろ・・・ずっと一緒にいてくれ」と言ってアカネを抱きしめようとするが、アカネはすり抜けてしまう。
「幽体離脱したい!」と叫ぶ神山に、アカネは「いけません。待ってますから」と話し・・・
というような内容でした。
アカネが成仏して、でも神山が復職して・・・というラストで終わるのかな?と思っていたのですが、アカネがまさかの姫路城旅行で成仏しそこなうとは!!
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でも、アカネにはまた神山の周りを神出鬼没に登場してもらいたいな~と思っていたので、こういうラストで良かったと思います!!
神山は、最近は「しっかりとした先生」を見せていたけど、内心はやっぱりそうそうは変わらないって事なんですね(笑)
生徒たちに「僕にだって僕の生活があるんですから」とか「全てをみなさんのために捧げる覚悟なんて僕にはありません」って言った時はビックリしたけど、元々はそういう事を言うキャラクターでしたからね。
でも、以前だったらそれで終わっていたけど、今の神山はその後にちゃんと「みなさんはもう大丈夫です。ちゃんと理解し合える強さ持ってるんですから」と声を掛けていて・・・
こうして本音の言葉も話しつつ正しい方向に導いてくれる先生になって、本当に素晴らしい先生になったな~と思いました。
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脱線ついでに・・・
生徒たちが合唱で歌っていた曲「Dawn」は、SMAPが2005年に出したアルバムに入っていた曲だそうですね。
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あのショートパンツ姿に、しっかりとオチがあったのね~。
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※「あっちゃんが着ていたから」もあるでしょうけど(笑)
あとは、霧澤(真矢さん)が「現場の教師に任せてください」と言った時に、真矢さんがかつて「踊る大捜査線」に出た時に「事件は現場ではなく会議室で起きている」というようなセリフを言っていたなぁ~ということを思い出して、思わず「逆じゃん!」とツッコんで笑ってしまいました(笑)
まぁそこを狙ったセリフではないとは思うのですが・・・。
そう思ったの私だけかな?と思ったけど、そのツイートをしたら反応してくださる方がいて、「おぉ!やっぱり!!」と思った次第です
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この内容なら、最終回は15分拡大して、もっと泣かせるところは泣かして、笑わせるところはもっと笑わせてほしかったかな。
もっと視聴率が高かったら拡大してもらえたのでしょうけど・・・少し残念でした。
全話を通した感想は、来週後半あたりに「春ドラマ総括」の記事で書こうとは思いますが、私はこのドラマのホッコリしたテイストが好きでした。
スペシャルドラマとか、続編があるとしたら、コメディ部分をもっと活き活きとさせてメリハリをもっとつけると良いような気がしました。
最後に・・・はしゃいだ杏ちゃん、可愛かったです♪
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