第6話 「心中」
※私は原作もアニメも見ていません。
いやぁ・・・・・・・・・・・・・・
金曜の夜は衝撃が強すぎて、なかなか眠れませんでした
菊比古(岡田将生)と助六(山崎育三郎)とみよ吉(大政絢)、三人の心の中が痛いほど伝わってきて、その中での悲劇がもう・・・
助六とみよ吉の忘れ形見・小夏(庄野凛)の喜怒哀楽と憎しみも ものすごくよく分かるし、
もうずっとグルグルと頭の中を色んな思いが駆け巡った、この二日間でした。
元はと言えば、師匠・七代目有楽亭八雲(平田満)が悪いのですけどね
先代の助六との因縁が、こんな結末を招くとは・・・
でも、七代目の業がなければ初太郎/助六が生まれず、助六がいたからこそ菊比古が成長し、
助六がいなくなって八代目八雲が生まれて、菊比古/八代目の落語が一段と磨かれることになり・・・となるのですが
芸能の世界は、身を削った世界でもあるのだなぁと、まざまざと見せつけられたようにも思えました。
菊比古は、
「アタシの落語のために。落語界のためでもお客のためでもねぇ。アタシのためにやれって言ってんだ」
と助六を強く求め、
「八雲と助六ってのは、相当因縁深い名前だ。助六が八雲の名を継げば、何よりの供養になる」
と、助六の積年の願いを叶えようとするのだけど、そこに みよ吉への考えはなく・・・
でも、みよ吉に会ったら、男としての思いも思い出して・・・
助六は、みよ吉がずっと菊比古のことを思っているのを、ずっと知っていたのですよね
だから、菊比古が来ても みよ吉に知らせず、
それでも みよ吉が落語会に来てしまったので、普段は話さない人情話「芝浜」を話して・・・
原作を知らなくて筋を知らない、落語がよく分からない私でも、助六とみよ吉が重なって聞こえました。
「俺が甲斐性がねぇばかりに、お前に辛え思いさしたな。俺が馬鹿だった。お前は悪くねぇよ。俺が悪かった。勘弁してくれ…」と涙ながらに話して。
「お酒」=落語に置き換えたのですよね?
また夢になるといけないからと落語を絶つ宣言をした助六でしたが・・・
窓の欄干が壊れなかったら、どうなったのだろう・・・
助六の、みよ吉&小夏への愛情が、みよ吉にしっかり伝われば・・・!?
でも、みよ吉の菊比古への思いは相当深いものでしたし・・・
放送から二日経っても、まだグルグル巡ってしまいます
菊比古と助六の、二人の掛け合いでの「野ざらし」が本当に楽しそうだったし、
八雲の紋がついた羽織を羽織った助六の姿、そして迫真の「芝浜」がとても素晴らしかったので、
二人の世界が消えてしまったのが、本当に残念でなりません。
「落語を葬りさろう。助六に捨てられた今、その助六が恋い焦がれた八雲の名と共に、落語と心中しよう。その時心底そう思いました」
「結局アタシはたった一人、こうして生きていくほかはないのだ」
「私の名は有楽亭八雲。本当の名など、とうに忘れました」
と、自分を責め続けながら孤独に落語を深めていった八代目八雲が、与太郎(竜星涼)との出会いによって変わっていくのか、とても気になります。
変わってほしいですけどね。
助六に
「確かに一人で黙々と稽古すりゃあ、それなりに落語は上手くなるよ。ただ落語ができりゃいい、ずっとそう思ってきたからね。けど、ここへきて少し料簡が変わったんだ。さっきの芝浜を聞いても思った。人ってのは、全て分かり合えるわけがない。それでも人は共に暮らす。取るに足らねぇ詮ないことをただ分け合うことが好きな生き物なんだ。だから人は一人にならないんじゃないか?」
と言っていましたからね。
そして小夏と八雲との関係は・・・!?
八雲を許してほしいな
ものすごく濃厚な世界で怖いくらいですが、これからもしっかりと見届けたいと思っています。
←web拍手です。
※これまでの感想
第1~2話 第3話 第4話 第5話
※公式HP(こちら)
※私は原作もアニメも見ていません。
いやぁ・・・・・・・・・・・・・・
金曜の夜は衝撃が強すぎて、なかなか眠れませんでした
菊比古(岡田将生)と助六(山崎育三郎)とみよ吉(大政絢)、三人の心の中が痛いほど伝わってきて、その中での悲劇がもう・・・
助六とみよ吉の忘れ形見・小夏(庄野凛)の喜怒哀楽と憎しみも ものすごくよく分かるし、
もうずっとグルグルと頭の中を色んな思いが駆け巡った、この二日間でした。
元はと言えば、師匠・七代目有楽亭八雲(平田満)が悪いのですけどね
先代の助六との因縁が、こんな結末を招くとは・・・
でも、七代目の業がなければ初太郎/助六が生まれず、助六がいたからこそ菊比古が成長し、
助六がいなくなって八代目八雲が生まれて、菊比古/八代目の落語が一段と磨かれることになり・・・となるのですが
芸能の世界は、身を削った世界でもあるのだなぁと、まざまざと見せつけられたようにも思えました。
菊比古は、
「アタシの落語のために。落語界のためでもお客のためでもねぇ。アタシのためにやれって言ってんだ」
と助六を強く求め、
「八雲と助六ってのは、相当因縁深い名前だ。助六が八雲の名を継げば、何よりの供養になる」
と、助六の積年の願いを叶えようとするのだけど、そこに みよ吉への考えはなく・・・
でも、みよ吉に会ったら、男としての思いも思い出して・・・
助六は、みよ吉がずっと菊比古のことを思っているのを、ずっと知っていたのですよね
だから、菊比古が来ても みよ吉に知らせず、
それでも みよ吉が落語会に来てしまったので、普段は話さない人情話「芝浜」を話して・・・
原作を知らなくて筋を知らない、落語がよく分からない私でも、助六とみよ吉が重なって聞こえました。
「俺が甲斐性がねぇばかりに、お前に辛え思いさしたな。俺が馬鹿だった。お前は悪くねぇよ。俺が悪かった。勘弁してくれ…」と涙ながらに話して。
「お酒」=落語に置き換えたのですよね?
また夢になるといけないからと落語を絶つ宣言をした助六でしたが・・・
窓の欄干が壊れなかったら、どうなったのだろう・・・
助六の、みよ吉&小夏への愛情が、みよ吉にしっかり伝われば・・・!?
でも、みよ吉の菊比古への思いは相当深いものでしたし・・・
放送から二日経っても、まだグルグル巡ってしまいます
菊比古と助六の、二人の掛け合いでの「野ざらし」が本当に楽しそうだったし、
八雲の紋がついた羽織を羽織った助六の姿、そして迫真の「芝浜」がとても素晴らしかったので、
二人の世界が消えてしまったのが、本当に残念でなりません。
「落語を葬りさろう。助六に捨てられた今、その助六が恋い焦がれた八雲の名と共に、落語と心中しよう。その時心底そう思いました」
「結局アタシはたった一人、こうして生きていくほかはないのだ」
「私の名は有楽亭八雲。本当の名など、とうに忘れました」
と、自分を責め続けながら孤独に落語を深めていった八代目八雲が、与太郎(竜星涼)との出会いによって変わっていくのか、とても気になります。
変わってほしいですけどね。
助六に
「確かに一人で黙々と稽古すりゃあ、それなりに落語は上手くなるよ。ただ落語ができりゃいい、ずっとそう思ってきたからね。けど、ここへきて少し料簡が変わったんだ。さっきの芝浜を聞いても思った。人ってのは、全て分かり合えるわけがない。それでも人は共に暮らす。取るに足らねぇ詮ないことをただ分け合うことが好きな生き物なんだ。だから人は一人にならないんじゃないか?」
と言っていましたからね。
そして小夏と八雲との関係は・・・!?
八雲を許してほしいな
ものすごく濃厚な世界で怖いくらいですが、これからもしっかりと見届けたいと思っています。
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