第9話 「オレはお前が好き」
遠山桜(篠原涼子)の家にいた武内美樹(大塚寧々)は、夫・公平(遠藤章造)が倒れて救急車で運ばれたという連絡を受けて、居合わせた長谷川志麻(飯島直子)と桜と共に病院へ急行する。
公平は虫垂炎で手術を受けており、美樹は子供たちと義母・節子(野川由美子)と一緒に手術が終わるのを待つことにする。
志麻は桜に「彼と初めて会った時、可愛いなと思ったのは事実。でも美樹のダンナだって分かってから、そういう気持ちは一切消えたの。だからって美樹に内緒で会い続けてたのは間違ってた。考えてみたらさ、性的な関係抜きで付き合える男友達が一人もいなかったんだよね。この年になるとそういう友達が一人や二人いてもいいよね。桜はいいじゃない、立花さんがいるから。たぶん一生もんだよ、うらやましいな」と声を掛ける。
帰宅した桜は、立花凛太郎(藤木直人)の家に行って、美樹たちと食べるはずだったピザとビールをお裾分けに行くが、凛太郎は「いらない」と言ってそっけなく桜を帰してしまう。
佐伯広斗(三浦春馬)は実家に行き、面接に行けなかったことを父・大神隆志(名高達男)に詫びるが、隆志から「そんなことで社会人が務まると思ってんのか!最初っから就職する気なんかなかったんだろ?私に恥をかかせるためにワザとやったんだろ!もう顔も見たくない。私の家から出て行ってくれ!」と言われてしまう。
広斗は桜の家に行き、桜に突然キスをしてベットに抱えて行き、桜は広斗の普段とは違う行動に最初は戸惑いながらも受け入れていく。
広斗はBMXの仲間から一緒にアメリカに行って向こうの大会に出ようと誘われるが断り、仲間から「なんでだよ?BMXメジャーにするのがお前の夢だろ?」と言われるが、「自転車は好きだけど今は金になる仕事がしたいんだ。ごめんな」と話す。
公平の見舞いに行った美樹は、公平が糖尿病も患っているとの診断結果に対して節子から「夫の病気に気づかないなんて妻として恥ずかしいと思わないの?」と言われてしまうが、それを聞いた公平は「いい加減にしろよ!こいつはね、家族のために毎日飯作ってくれてたんだよ。俺はコイツで満足してる。それでもコイツのこと責めるんだったら、いくらおふくろでもウチには置いておけない。出て行ってくれよ」と言うため、節子はショックを受けた様子で帰って行く。
美樹は「お義母さん引き留めなきゃ。もし将来(自分が息子の)翔にあんなこと言われたらすごい落ち込むと思う。公ちゃんだって本気で言ったわけじゃないでしょ?」と言って家に帰って行く。
帰宅した美樹は節子に「ここに居てください。私、お姑さんっていうだけで苦手意識があって、お義母さんから逃げる事ばかり考えていたんです。でも考えてみたら、好きになった人のお母さんだし、全部は無理でも少しは気の合う所もあるかもしれないなって。そういうところをお互い見つけてみませんか?」と声を掛けると、節子は泣きながら「ありがとう」と話す。
広斗がジュエリーショップで指輪を物色していると、公平もアクセサリーを物色しており、広斗は公平に「一つ聞いても良いですか?どうして奥さんと結婚しようと思ったんですか?」と尋ねると、公平は「それは単純に、一生一緒にいたいと思ったからです」と答える。
凛太郎は「SOBARエンドウ」で店長・遠藤健一(橋本さとし)に「いつから気付いてた?俺がキンのこと好きだって…正直戸惑ってるんだよ、全然自覚無かったから。でもみんなに言われたんだよ。まさかってその都度否定してきたんだけど、今回は否定しきれない自分がいてさ」と話す。
健一が「そんな風に自分の気持ち無理やり決め込むことないんじゃないの?何でもそうだけどさ、物事ってものは白か黒で分けられる訳じゃないから」と声を掛けると、凛太郎は「俺はさ、アイツが幸せだったらいいんだよ。カッコつけてるみたいだけどさ、ほらキンって馬鹿が付くほどのお人好しじゃん。純粋すぎるというか真っ直ぐすぎるっていうか、そういう奴が傷つくところ見たくないんだよ。そう、そうなんだよ。傍にいると目に入って来るからどうしても気になって、それでつい余計なおせっかい焼いちゃうんだよな」と話す。
すると健一は「桜ちゃんがそういう凛太郎に気づいていないってところがまたね。結局二人は似た者同士なのかもね」と明るく声を掛ける。
帰宅した凛太郎の前に大神千代子(菜々緒)が現れ、凛太郎が家に入れると、千代子は服を脱いで下着姿になって背中のやけどの跡を見せ、「この傷のせいでずっと恋愛できなかった。何年かして、父が探してきた病院で手術すれば傷は目立たなくなるって言われたのに拒否したんです。その時好きだった人にフラれて、フラれたのはこの傷のせいだって思いたくて。その人がこの傷を見るたびに罪悪感を思い出すように、あえて傷を治さなかったんです。でもその後凛太郎さんに会って、こんなに好きになるなら治しておけばよかった。抱いてください、一度でいいんです。私を女にしてください」と言って抱きつく。
凛太郎は千代子にシャツを掛けて「ごめん、それはできない。傷は醜くも何ともない。それより傷を気にしすぎて心に出来た傷の方が心配だよ。チョコちゃんは、繊細で感受性が強くて、人一倍気配りのできる素敵な子だ。もっと自分に自信を持とうよ。その傷も、チョコちゃんを好きになった男ならこれっぽっちも気にしないから。いつかきっと、そういう人に出会えるから」と語りかける。
しかし千代子は「分かりました。要するに凛太郎さんには重いってことですよね?一度で良かったのに…そしたらもう一生恋愛なんかできなくていいって思ったのに…」と言って泣きながら帰って行く。
広斗はBMXの練習を見に来た桜に「今度の全国大会に優勝したらさ、俺と結婚してくれない?大会で優勝したら、自転車は趣味にして就職する。最初は苦労かけると思うけど、俺真面目に働くから」と言ってダイヤの指輪をさし出す。
桜が「ありがとう、すごく嬉しい。だけど私、もうすぐ40なんだよね。とにかく私なんかのために夢諦めてほしくないの」と話すと、広斗は「俺さ、桜さんみたいな子供欲しいんだよね。純粋で真っ直ぐで可愛い子。それで俺と桜さんで目一杯愛情注いであげて、俺が経験してきたのとは違う幸せな子供時代を送らせてあげたいんだ。それには桜さんが必要なんだよ!俺の夢、叶えてよ。お願いします!」と言うため、桜は「はい」と言って、二人は抱き合う。
翌朝、桜は広斗に店の玄関まで送ってもらい、店員たちに婚約指輪を見せる。
店から帰る広斗は凛太郎とすれ違ったため、「昨日千代子となんかありました?電話とメールが凄かったので」と尋ねると、凛太郎は「正直に『付き合えない』と言った。彼女を傷つけたくはなかったけど、不純な動機で誰かを幸せにできるとはどうしても思えなくて」と話す。
すると広斗が「不純ですか?桜さんを守りたい一心でしたことなんだから、むしろ純粋だと思うんですけど」と話すため、凛太郎は「そんなことチョコちゃんが知ったら傷つくだろ。アイツだってな」と話す。
広斗は「桜さんの事は俺が守ります。俺たち結婚することになったんで。あなたも桜さんの事はキッパリ諦めてください」と言って去っていくが、そのやりとりを物陰から千代子は聞いていた。
その日は桜の誕生日で、桜には内緒で広斗、美樹、志麻、美容室の店員たちは「SOBARエンドウ」でサプライズパーティを企画していた。
桜が最後に店を出るようにするために、凛太郎は桜に残業をお願いして店を出る。
凛太郎は本社社長の萩原寿男(風間トオル)に異動願を提出し、「勝手言ってスミマセン。ただ、あの店はそろそろアイツに任せてもいい頃じゃないかと」と話をしてから「SOBARエンドウ」に向かう。
凛太郎は、志麻が今度フェイスブックで募集した30人の男性とお見合いパーティーを「SOBARエンドウ」で行うと言って健一と盛り上がっているのを見て「志麻さんと健ちゃん気が合いそうだから、付き合っちゃえばいいのに、ねぇ」と話すが、周りは固まり、慌てて志麻は「立花さん、健ちゃんってゲイだよ」と教え、健一は「ちょっと鈍い位が丁度いいの、凛太郎は」と慌ててフォローする。
そんな中、広斗と公平も到着し、公平はみんなの前で美樹に「今回は本当に色々ゴメンナサイ。結婚して13年、出会って20年になるけど、俺まだお前にプロポーズすらしてなかったもんな。俺は20年前にお前と出会ってから、ずっとお前だけを見ている。昔も今もこれからもずっと。ずっとお前だけだ。これから苦労を掛けると思うけど、俺を信じてついてきてほしい。あらためて、僕と結婚してください」と言って指輪を渡し、美樹は泣きながら喜び、みんなも祝福する。
その頃美容室では、桜が残業を終了して「SOBARエンドウ」に向かおうとするが、そこへ千代子がやって来て「お話があってきました」と話し始める。
その後桜は「SOBARエンドウ」に行くが無表情で立ち尽くし、話しかける広斗に向かって「ホント?私の事、好きなフリしてるってホント?あの合コンの日、チョコちゃんに言われて私に近づいたの?好きでもなんでもないのに、チョコちゃんのために好きなフリしてホテル行ったの?広斗君、答えて」と話す。
何も言えない広斗の顔を見て桜は店を飛び出していき、凛太郎は広斗に向かって「あれほどバレないようにしろって言っただろ!最低な奴だな」と言って殴りかかり、広斗が「アンタには関係ないでしょ。これは俺と桜さんの問題だ」と言うと、凛太郎は「俺にも関係あるんだよ!」と怒鳴って、桜を追いかけ・・・
というような内容でした。
オープニングは、広斗と凛太郎の両方が前に出てきて手を差し伸べていましたね!
でも、ガラスの靴の手は広斗・・・
(スミマセン、私は凛太郎派なので、少し凛太郎よりの記事になります)
最終回に向けて、更に盛り上がってきましたね~。
とうとう千代子がデカイ爆弾を落として。
凛太郎に断られて、「こんな時の広斗」は電話にもメールにも出てくれなくて「桜と結婚する」と言い出してしまって・・・。
やっている行為は幼いのだけど、でも必死でもがいているけどトラウマから抜け出せない苦しさがとてもよく出ていたと思います。
このドラマのキャラクターって、どれもみんな必死で生きているから、視聴者も何かしらのキャラクターに共感できるから観ている人が多いと私は思うんですよね(決して裸だけが目当てではない!! 笑)。
凛太郎が言うように「チョコちゃんを好きになった男ならこれっぽっちも気にしない」と思うのだけど、本人にとってはあの傷は本当に大きな心の傷なんですよね、きっと。
で、千代子を誰が救ってあげるのか?
やっぱり広斗と千代子がしっかりと話し合わない限り、桜もどっちに転ぶにしても納得しないと思うので・・・ね。
最終的に千代子がどう前を向いていけるかも、しっかり描いてもらいたいです。
広斗は、千代子とのことを言わないで桜と結婚しようとするなんて・・・
プロポーズ、何で焦ったの?(←ドラマが終盤だから? 笑)
父親に勘当同然な感じで家を出されてしまって住む所が無くなったから、それで焦ったってこと?
面接に行かなかったことはやはり社会人としては許されないことだし、
行かなかった理由も「以前に交際していた女性が自殺しようとしていたので」ということだけど、それは狂言だったし、今付き合っている人は違う人だし・・・
広斗が生まれ変わりたいと思う気持ちは分かるけど、過去を清算しなかったツケが出てしまったというか。
色んな事に急ぎ過ぎてしまっているような気がします。
凛太郎は「アイツが幸せだったらいいんだよ」「傷つくところ見たくないんだよ」ですって
うぅ・・・良いヤツだ
色々と思うところがあっても、桜が婚約指輪をはめて嬉しそうにしている姿を見て黙って応援しようと思ったのだけど、
桜が涙を流しているのを見て、また放っておけなくなったんですよね
友達のままで終わるのか、似たもの同士でくっつくのか、やっぱりハラハラドキドキしてしまいます
いやぁ・・・それにしても、このドラマは盛り上げ上手だな、と思います。
ツイッターを見ていても、どっちに転ぶか、すごく盛り上がっていると思います。
でも、冷静に外から見ている自分もいて・・・
「広斗が、まだ2話残しているのにプロポーズしたってことは、そのまま結婚になるにはまだ早いから、最終的には凛太郎エンドになるんじゃね?」とか、
「予告編を観たら、凛太郎が桜と急接近しそうだけど、来週の時点ではまだ1話残っているから、再逆転して広斗エンドになるんじゃね?」とか、
色々と考える要素があり過ぎて、やっぱり見事にドツボにハマっているというか
ながら観している私のダンナが、私があーだこーだ言っているのを聞いて、「フジッキーエンドと春馬くんエンドの2パターン作って、両方をDVDに収録すればいいんじゃない?」と言っていました。
何だか1年前に、似たような企画を実際に行ったドラマがありましたけどね~。
まぁ、主人公は桜ですのでね~。
イケメン2人のせめぎ合いを見ていると、ついつい熱くなって桜目線ではなく自分目線に置き換えてしまうのですが(笑)、
桜がどう結論付けていくのか、とても気になります。
久々に「あ!い!う!え!お!」体操が出ましたね。
また観たいと思っていたので嬉しかったけど、凛太郎が言っていたように「何でだよ?」って感じでしたが(笑)
その時の健ちゃんの服装・・・私服はあんな感じなの!?
今、あんな姿の方はそうそう見ないのですが・・・何狙いだったのかな??
そんな健ちゃんも、ゲイであることがやっとスッキリ明らかになり、知らなかったのは凛太郎だけ
ちょっと隙もある凛太郎・・・良い感じです
武内家の方は、無事に解決してよかったです。
「好きになった人のお母さんだし、全部は無理でも少しは気の合う所もあるかもしれないなって」
・・・はい、この言葉を時々これから思い出したいと思います(笑)
私の方は、毎週1回義母と会っているのですが、今のところそんなに悪くもなく(良くもなく普通)・・・って感じかなぁ。
今回の川柳は
・どっち取る? 仕事と恋なら もちろん恋
・気づいたら 四半世紀を トモに生き(感慨)
・好きな事 できるこの歳 わりと好き(♪)
今回はあまりグッとくるものは無かったです
視聴率は、これまでで最高の15.9%とのことです。
大井競馬場のイベントも盛り上がり、フジッキーはラストシンデレラ賞も当たって!!
ますます盛り上がっていますね!
さてさて、最後は恒例の、凛太郎派(藤木直人派)としてもう少し・・・
チョコちゃんに語りかける凛太郎、良かったなぁ。
白いシャツを優しく掛けてあげる所も、とても良かったです(そこで何を思ったかは書きませんが)。
今回のツボポイントは、ラストで
「俺にも関係あんだよ!!」と叫ぶシーンかな
その怒鳴り声にキュンときて、耳から離れず、何回もリピしてしまいました
今回は私の「M体質」がうずいた?
(私、1週ごとにSとMで変わっていますね・・・色んなフジッキーを見れるなんて、なんて美味しいドラマなんだ 笑)
凛太郎が広斗に殴るシーン、空振りに終わって残念だったけど
真剣に桜を思う気持ちが表れていて、とても良かったです
ちょっと笑っちゃいましたけどね、予告編の●闘シーンとかも。
なんか少女漫画チックだなぁ~とか(爆)
でも、このドラマは基本的にそういう路線だと思うので、凛太郎にもそういう見せ場があるのは嬉しいな、と思っています。
←ポチッと押していただけると嬉しいです。
※以前「web拍手でコメントを入れてくださった方にはコメント欄で返信させていただくこともあります」と書いたのですが、それを撤回して当面、原則としてweb拍手コメに対する返信はしない、ということにさせていただきたいと思います。
この「ラストシンデレラ」の記事には、たくさんの拍手をいただき、拍手コメをいただいて本当に嬉しく思っているのですが、非公開コメントに対してコメントをする作業は意外と私にとってはハードルが高くなってきていまして・・・。
返信が必要な場合はweb拍手ではなく本体のコメント欄に入れていただき、返信不要な場合はこれまでと同様にweb拍手コメントでいただけると、どちらもとても励みになります。
そんな形で少し様子を見させていただければと思っています。
こんなブログですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします!!
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
※公式HP(こちら)
遠山桜(篠原涼子)の家にいた武内美樹(大塚寧々)は、夫・公平(遠藤章造)が倒れて救急車で運ばれたという連絡を受けて、居合わせた長谷川志麻(飯島直子)と桜と共に病院へ急行する。
公平は虫垂炎で手術を受けており、美樹は子供たちと義母・節子(野川由美子)と一緒に手術が終わるのを待つことにする。
志麻は桜に「彼と初めて会った時、可愛いなと思ったのは事実。でも美樹のダンナだって分かってから、そういう気持ちは一切消えたの。だからって美樹に内緒で会い続けてたのは間違ってた。考えてみたらさ、性的な関係抜きで付き合える男友達が一人もいなかったんだよね。この年になるとそういう友達が一人や二人いてもいいよね。桜はいいじゃない、立花さんがいるから。たぶん一生もんだよ、うらやましいな」と声を掛ける。
帰宅した桜は、立花凛太郎(藤木直人)の家に行って、美樹たちと食べるはずだったピザとビールをお裾分けに行くが、凛太郎は「いらない」と言ってそっけなく桜を帰してしまう。
佐伯広斗(三浦春馬)は実家に行き、面接に行けなかったことを父・大神隆志(名高達男)に詫びるが、隆志から「そんなことで社会人が務まると思ってんのか!最初っから就職する気なんかなかったんだろ?私に恥をかかせるためにワザとやったんだろ!もう顔も見たくない。私の家から出て行ってくれ!」と言われてしまう。
広斗は桜の家に行き、桜に突然キスをしてベットに抱えて行き、桜は広斗の普段とは違う行動に最初は戸惑いながらも受け入れていく。
広斗はBMXの仲間から一緒にアメリカに行って向こうの大会に出ようと誘われるが断り、仲間から「なんでだよ?BMXメジャーにするのがお前の夢だろ?」と言われるが、「自転車は好きだけど今は金になる仕事がしたいんだ。ごめんな」と話す。
公平の見舞いに行った美樹は、公平が糖尿病も患っているとの診断結果に対して節子から「夫の病気に気づかないなんて妻として恥ずかしいと思わないの?」と言われてしまうが、それを聞いた公平は「いい加減にしろよ!こいつはね、家族のために毎日飯作ってくれてたんだよ。俺はコイツで満足してる。それでもコイツのこと責めるんだったら、いくらおふくろでもウチには置いておけない。出て行ってくれよ」と言うため、節子はショックを受けた様子で帰って行く。
美樹は「お義母さん引き留めなきゃ。もし将来(自分が息子の)翔にあんなこと言われたらすごい落ち込むと思う。公ちゃんだって本気で言ったわけじゃないでしょ?」と言って家に帰って行く。
帰宅した美樹は節子に「ここに居てください。私、お姑さんっていうだけで苦手意識があって、お義母さんから逃げる事ばかり考えていたんです。でも考えてみたら、好きになった人のお母さんだし、全部は無理でも少しは気の合う所もあるかもしれないなって。そういうところをお互い見つけてみませんか?」と声を掛けると、節子は泣きながら「ありがとう」と話す。
広斗がジュエリーショップで指輪を物色していると、公平もアクセサリーを物色しており、広斗は公平に「一つ聞いても良いですか?どうして奥さんと結婚しようと思ったんですか?」と尋ねると、公平は「それは単純に、一生一緒にいたいと思ったからです」と答える。
凛太郎は「SOBARエンドウ」で店長・遠藤健一(橋本さとし)に「いつから気付いてた?俺がキンのこと好きだって…正直戸惑ってるんだよ、全然自覚無かったから。でもみんなに言われたんだよ。まさかってその都度否定してきたんだけど、今回は否定しきれない自分がいてさ」と話す。
健一が「そんな風に自分の気持ち無理やり決め込むことないんじゃないの?何でもそうだけどさ、物事ってものは白か黒で分けられる訳じゃないから」と声を掛けると、凛太郎は「俺はさ、アイツが幸せだったらいいんだよ。カッコつけてるみたいだけどさ、ほらキンって馬鹿が付くほどのお人好しじゃん。純粋すぎるというか真っ直ぐすぎるっていうか、そういう奴が傷つくところ見たくないんだよ。そう、そうなんだよ。傍にいると目に入って来るからどうしても気になって、それでつい余計なおせっかい焼いちゃうんだよな」と話す。
すると健一は「桜ちゃんがそういう凛太郎に気づいていないってところがまたね。結局二人は似た者同士なのかもね」と明るく声を掛ける。
帰宅した凛太郎の前に大神千代子(菜々緒)が現れ、凛太郎が家に入れると、千代子は服を脱いで下着姿になって背中のやけどの跡を見せ、「この傷のせいでずっと恋愛できなかった。何年かして、父が探してきた病院で手術すれば傷は目立たなくなるって言われたのに拒否したんです。その時好きだった人にフラれて、フラれたのはこの傷のせいだって思いたくて。その人がこの傷を見るたびに罪悪感を思い出すように、あえて傷を治さなかったんです。でもその後凛太郎さんに会って、こんなに好きになるなら治しておけばよかった。抱いてください、一度でいいんです。私を女にしてください」と言って抱きつく。
凛太郎は千代子にシャツを掛けて「ごめん、それはできない。傷は醜くも何ともない。それより傷を気にしすぎて心に出来た傷の方が心配だよ。チョコちゃんは、繊細で感受性が強くて、人一倍気配りのできる素敵な子だ。もっと自分に自信を持とうよ。その傷も、チョコちゃんを好きになった男ならこれっぽっちも気にしないから。いつかきっと、そういう人に出会えるから」と語りかける。
しかし千代子は「分かりました。要するに凛太郎さんには重いってことですよね?一度で良かったのに…そしたらもう一生恋愛なんかできなくていいって思ったのに…」と言って泣きながら帰って行く。
広斗はBMXの練習を見に来た桜に「今度の全国大会に優勝したらさ、俺と結婚してくれない?大会で優勝したら、自転車は趣味にして就職する。最初は苦労かけると思うけど、俺真面目に働くから」と言ってダイヤの指輪をさし出す。
桜が「ありがとう、すごく嬉しい。だけど私、もうすぐ40なんだよね。とにかく私なんかのために夢諦めてほしくないの」と話すと、広斗は「俺さ、桜さんみたいな子供欲しいんだよね。純粋で真っ直ぐで可愛い子。それで俺と桜さんで目一杯愛情注いであげて、俺が経験してきたのとは違う幸せな子供時代を送らせてあげたいんだ。それには桜さんが必要なんだよ!俺の夢、叶えてよ。お願いします!」と言うため、桜は「はい」と言って、二人は抱き合う。
翌朝、桜は広斗に店の玄関まで送ってもらい、店員たちに婚約指輪を見せる。
店から帰る広斗は凛太郎とすれ違ったため、「昨日千代子となんかありました?電話とメールが凄かったので」と尋ねると、凛太郎は「正直に『付き合えない』と言った。彼女を傷つけたくはなかったけど、不純な動機で誰かを幸せにできるとはどうしても思えなくて」と話す。
すると広斗が「不純ですか?桜さんを守りたい一心でしたことなんだから、むしろ純粋だと思うんですけど」と話すため、凛太郎は「そんなことチョコちゃんが知ったら傷つくだろ。アイツだってな」と話す。
広斗は「桜さんの事は俺が守ります。俺たち結婚することになったんで。あなたも桜さんの事はキッパリ諦めてください」と言って去っていくが、そのやりとりを物陰から千代子は聞いていた。
その日は桜の誕生日で、桜には内緒で広斗、美樹、志麻、美容室の店員たちは「SOBARエンドウ」でサプライズパーティを企画していた。
桜が最後に店を出るようにするために、凛太郎は桜に残業をお願いして店を出る。
凛太郎は本社社長の萩原寿男(風間トオル)に異動願を提出し、「勝手言ってスミマセン。ただ、あの店はそろそろアイツに任せてもいい頃じゃないかと」と話をしてから「SOBARエンドウ」に向かう。
凛太郎は、志麻が今度フェイスブックで募集した30人の男性とお見合いパーティーを「SOBARエンドウ」で行うと言って健一と盛り上がっているのを見て「志麻さんと健ちゃん気が合いそうだから、付き合っちゃえばいいのに、ねぇ」と話すが、周りは固まり、慌てて志麻は「立花さん、健ちゃんってゲイだよ」と教え、健一は「ちょっと鈍い位が丁度いいの、凛太郎は」と慌ててフォローする。
そんな中、広斗と公平も到着し、公平はみんなの前で美樹に「今回は本当に色々ゴメンナサイ。結婚して13年、出会って20年になるけど、俺まだお前にプロポーズすらしてなかったもんな。俺は20年前にお前と出会ってから、ずっとお前だけを見ている。昔も今もこれからもずっと。ずっとお前だけだ。これから苦労を掛けると思うけど、俺を信じてついてきてほしい。あらためて、僕と結婚してください」と言って指輪を渡し、美樹は泣きながら喜び、みんなも祝福する。
その頃美容室では、桜が残業を終了して「SOBARエンドウ」に向かおうとするが、そこへ千代子がやって来て「お話があってきました」と話し始める。
その後桜は「SOBARエンドウ」に行くが無表情で立ち尽くし、話しかける広斗に向かって「ホント?私の事、好きなフリしてるってホント?あの合コンの日、チョコちゃんに言われて私に近づいたの?好きでもなんでもないのに、チョコちゃんのために好きなフリしてホテル行ったの?広斗君、答えて」と話す。
何も言えない広斗の顔を見て桜は店を飛び出していき、凛太郎は広斗に向かって「あれほどバレないようにしろって言っただろ!最低な奴だな」と言って殴りかかり、広斗が「アンタには関係ないでしょ。これは俺と桜さんの問題だ」と言うと、凛太郎は「俺にも関係あるんだよ!」と怒鳴って、桜を追いかけ・・・
というような内容でした。
オープニングは、広斗と凛太郎の両方が前に出てきて手を差し伸べていましたね!
でも、ガラスの靴の手は広斗・・・
(スミマセン、私は凛太郎派なので、少し凛太郎よりの記事になります)
最終回に向けて、更に盛り上がってきましたね~。
とうとう千代子がデカイ爆弾を落として。
凛太郎に断られて、「こんな時の広斗」は電話にもメールにも出てくれなくて「桜と結婚する」と言い出してしまって・・・。
やっている行為は幼いのだけど、でも必死でもがいているけどトラウマから抜け出せない苦しさがとてもよく出ていたと思います。
このドラマのキャラクターって、どれもみんな必死で生きているから、視聴者も何かしらのキャラクターに共感できるから観ている人が多いと私は思うんですよね(決して裸だけが目当てではない!! 笑)。
凛太郎が言うように「チョコちゃんを好きになった男ならこれっぽっちも気にしない」と思うのだけど、本人にとってはあの傷は本当に大きな心の傷なんですよね、きっと。
で、千代子を誰が救ってあげるのか?
やっぱり広斗と千代子がしっかりと話し合わない限り、桜もどっちに転ぶにしても納得しないと思うので・・・ね。
最終的に千代子がどう前を向いていけるかも、しっかり描いてもらいたいです。
広斗は、千代子とのことを言わないで桜と結婚しようとするなんて・・・
プロポーズ、何で焦ったの?(←ドラマが終盤だから? 笑)
父親に勘当同然な感じで家を出されてしまって住む所が無くなったから、それで焦ったってこと?
面接に行かなかったことはやはり社会人としては許されないことだし、
行かなかった理由も「以前に交際していた女性が自殺しようとしていたので」ということだけど、それは狂言だったし、今付き合っている人は違う人だし・・・
広斗が生まれ変わりたいと思う気持ちは分かるけど、過去を清算しなかったツケが出てしまったというか。
色んな事に急ぎ過ぎてしまっているような気がします。
凛太郎は「アイツが幸せだったらいいんだよ」「傷つくところ見たくないんだよ」ですって
うぅ・・・良いヤツだ
色々と思うところがあっても、桜が婚約指輪をはめて嬉しそうにしている姿を見て黙って応援しようと思ったのだけど、
桜が涙を流しているのを見て、また放っておけなくなったんですよね
友達のままで終わるのか、似たもの同士でくっつくのか、やっぱりハラハラドキドキしてしまいます
いやぁ・・・それにしても、このドラマは盛り上げ上手だな、と思います。
ツイッターを見ていても、どっちに転ぶか、すごく盛り上がっていると思います。
でも、冷静に外から見ている自分もいて・・・
「広斗が、まだ2話残しているのにプロポーズしたってことは、そのまま結婚になるにはまだ早いから、最終的には凛太郎エンドになるんじゃね?」とか、
「予告編を観たら、凛太郎が桜と急接近しそうだけど、来週の時点ではまだ1話残っているから、再逆転して広斗エンドになるんじゃね?」とか、
色々と考える要素があり過ぎて、やっぱり見事にドツボにハマっているというか
ながら観している私のダンナが、私があーだこーだ言っているのを聞いて、「フジッキーエンドと春馬くんエンドの2パターン作って、両方をDVDに収録すればいいんじゃない?」と言っていました。
何だか1年前に、似たような企画を実際に行ったドラマがありましたけどね~。
まぁ、主人公は桜ですのでね~。
イケメン2人のせめぎ合いを見ていると、ついつい熱くなって桜目線ではなく自分目線に置き換えてしまうのですが(笑)、
桜がどう結論付けていくのか、とても気になります。
久々に「あ!い!う!え!お!」体操が出ましたね。
また観たいと思っていたので嬉しかったけど、凛太郎が言っていたように「何でだよ?」って感じでしたが(笑)
その時の健ちゃんの服装・・・私服はあんな感じなの!?
今、あんな姿の方はそうそう見ないのですが・・・何狙いだったのかな??
そんな健ちゃんも、ゲイであることがやっとスッキリ明らかになり、知らなかったのは凛太郎だけ
ちょっと隙もある凛太郎・・・良い感じです
武内家の方は、無事に解決してよかったです。
「好きになった人のお母さんだし、全部は無理でも少しは気の合う所もあるかもしれないなって」
・・・はい、この言葉を時々これから思い出したいと思います(笑)
私の方は、毎週1回義母と会っているのですが、今のところそんなに悪くもなく(良くもなく普通)・・・って感じかなぁ。
今回の川柳は
・どっち取る? 仕事と恋なら もちろん恋
・気づいたら 四半世紀を トモに生き(感慨)
・好きな事 できるこの歳 わりと好き(♪)
今回はあまりグッとくるものは無かったです
視聴率は、これまでで最高の15.9%とのことです。
大井競馬場のイベントも盛り上がり、フジッキーはラストシンデレラ賞も当たって!!
ますます盛り上がっていますね!
さてさて、最後は恒例の、凛太郎派(藤木直人派)としてもう少し・・・
チョコちゃんに語りかける凛太郎、良かったなぁ。
白いシャツを優しく掛けてあげる所も、とても良かったです(そこで何を思ったかは書きませんが)。
今回のツボポイントは、ラストで
「俺にも関係あんだよ!!」と叫ぶシーンかな
その怒鳴り声にキュンときて、耳から離れず、何回もリピしてしまいました
今回は私の「M体質」がうずいた?
(私、1週ごとにSとMで変わっていますね・・・色んなフジッキーを見れるなんて、なんて美味しいドラマなんだ 笑)
凛太郎が広斗に殴るシーン、空振りに終わって残念だったけど
真剣に桜を思う気持ちが表れていて、とても良かったです
ちょっと笑っちゃいましたけどね、予告編の●闘シーンとかも。
なんか少女漫画チックだなぁ~とか(爆)
でも、このドラマは基本的にそういう路線だと思うので、凛太郎にもそういう見せ場があるのは嬉しいな、と思っています。
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この「ラストシンデレラ」の記事には、たくさんの拍手をいただき、拍手コメをいただいて本当に嬉しく思っているのですが、非公開コメントに対してコメントをする作業は意外と私にとってはハードルが高くなってきていまして・・・。
返信が必要な場合はweb拍手ではなく本体のコメント欄に入れていただき、返信不要な場合はこれまでと同様にweb拍手コメントでいただけると、どちらもとても励みになります。
そんな形で少し様子を見させていただければと思っています。
こんなブログですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします!!
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