第8話 「宝塚スターから盗め 男と女戦い」
芝大門警察署刑事・笹原瑠衣(松雪泰子)は、部下・矢野昇太郎(千葉雄大)からバー「SWING TIME」は20年前からオーナーは帆村正義(唐沢寿明)であることを聞く。
関西では「TEAM FIVE」という窃盗団が暗躍しており、「TAKE FIVE」と同じく「愛のある盗み」をイディオムとしていた。
TEAM FIVEは、宝塚歌劇団のスター5人で構成されていたが、その5人にプロデューサー・五十嵐哲(宮川一郎太)はダ・ヴィンチの絵画「ルクレツィアの肖像」を盗んでほしいと依頼する。
TEAM FIVEは、東京公演の合間にホームレスの女(倍賞美津子)の元から「ルクレツィアの肖像」を盗み出して楽屋に隠しておくが、公演を観に来ていた正義の助手・柿沢なな(福田彩乃)と笹原の妹・紗枝(江田結香)は、通路を迷って楽屋に入り込んだ際に偶然にその絵を見つけてしまう。
その頃正義は、ホームレスの女から絵を取り戻してほしいと言われたため、「絵は取り返す。ルクレツィアを取り返した後、あなたには真実を話してもらう。絵と交換に」と言って、TEAM FIVEの周りを探り始めていた。
そんな中、正義はななから、笹原は紗枝から、宝塚歌劇団の楽屋に絵があったことを聞く。
笹原は正義に「もしあなたが何らかの理由でその絵を狙っているんだとしたら、私は絶対に阻止します」と言い放つ。
笹原が宝塚劇場を捜査していると、新美晴登(松坂桃李)が警備会社の社員として廊下を歩いていたため声を掛け、「一つわからないんだけど帆村先生はどうしてあの絵を追うの?」と尋ねるが、晴登は「いいかげん、教授じゃなくて俺だけを追ってほしいんだけどな。アイツより俺が盗みたいんだ、アンタの心。気づいてないだろうけど、鍵はもう開きかけている。最後に開けるのは俺だ。俺がその時計を外してやるよ。アイツじゃなくてな」と言って去っていく。
TAKE FIVEは、トークイベントの日に盗み出すことに決め、当日に絵がどこにあるかは見当がついていなかったが正義は「俺たちならどうするか、それを考えろ。男女の違いはあっても同じ泥棒だ」と仲間達に話す。
正義と岩月櫂(稲垣吾郎)は、宝塚劇場に直接出向いて探りを入れるが、逆にTEAM FIVEから「(ホームレスの女がいた)倉庫は昔、五十嵐さんのお父様がアトリエとして使っていたそうなんです。五十嵐敦、ご存知ですか?なら、この話はここまで。おそらくあなたはあの絵の秘密を知らされていないのでは?間違いだったんですよ、あの絵は。確かに私たちは、五十嵐さんにお願いされた通りの物を盗み出しましたが、ですがそれは五十嵐さんの本当に欲しいものではなかったんです」と言われ、五十嵐からも「だからといって彼女(ホームレスの女)に絵を返すつもりはありません。元々あの絵は彼女の物ではない。彼女が持つべきものではないんです」と言われ、欲しいのなら私たちから絵を盗み出すようにと言われて帰される。
正義は南真一(六角精児)に、笹原にいずれ父親の復讐として殺されると思っていることを告げ、「償う覚悟はできている」と言うが、真一から「償いだけじゃないはずだ。お前はな、あの刑事を愛しちまっているんだよ」と言われてしまう。
そんな中、笹原はバー「SWING TIME」の前オーナーを知る者がいるという情報を得て、その人から前オーナーの写真を見せてもらうと、そこには20年前に笹原の父親を殺害して獄中死した野上誠(小林隆)が写っており、現在は息子が経営を引き継いでいると教えられる。
トークショー当日、正義はななと一緒に会場で客として見守り、笹原は矢野と共に会場を張り込み、プロデューサー・五十嵐の近くに絵があるはずだとお互いに睨んでいた。
トークショーが始まり、ななは作戦の事も知らずにサイン入りパネルが抽選で当たったりするなどして大喜びし、ショーは最後の握手会の時間に差し掛かる。
会場は停電となり、五十嵐の近くにあった商品ケースの中をTAKE FIVEと矢野は開けるが、絵はその中には無かった。
トークショー終了後、正義はTEAM FIVEの元へ行き、「五十嵐さんはその絵は自分が本当に欲しかったものではないと言った。しかも盗んだ女性に返すつもりもないと。あなたたちはそれを聞いて内心困ったはずです。この絵をどうすればいいのか。(出した結論は)ファンにプレゼントしよう。つまりその絵を隠したのは、ファンに贈ったパネルの中」と言って、そのパネルは自分の助手が見事ゲットしたことを伝える。
TEAM FIVEが、パネルにあった絵は本物だから五十嵐には必要がなかったと言い始めたところで、ホームレスの女が現れる。
五十嵐はホームレスの女に向かって「小堀さん」と呼びかけ、「もう一枚のルクレツィアはどこにやったんです?」と尋ねる。
するとホームレスの女・小堀杏子は、20年前にダ・ヴィンチの展覧会に開かれた時に、学芸員として自分と五十嵐の父・敦が同行し、二人ともルクレツィアにすぐに魅せられたことを話し出す。
小堀は敦のアトリエでルクレツィアを模写し、そのあまりもの出来栄えに、本物とすり替えて展示してみようという気持ちになり、遊び心で偽物を展示している最中に刑事が殺されてしまって偽物が盗み出されてしまい、自分は本物を手に持ってずっと逃げていた事を話す。
するとTEAM FIVEは、敦が泥棒が盗んだ絵が本物だったのか偽物だったのか分からず悩んでいて、災いをもたらした偽物の絵をずっと探していたこと、そして敦は1年前に亡くなったことを小堀に告げる。
正義は五十嵐に「もしその偽物のルクレツィアを手に入れたら、あなたに贈りますよ」と声を掛ける。
そして正義は小堀に「まだ謎は残っている。あなたは20年間、本物のルクレツィアを隠し持っていたことになる。俺に偽物を盗ませようとした理由は?自分が描いた絵を回収するためか?それだけじゃないはずだ。その絵を持っていた後藤は殺された。あの絵には何があるんだ?あんたは俺の親父の事を知っていた。親父と何があった?その贋作には何がある?あの晩何があった?アンタ何を知ってるんだ?真実を話してくれ!」と怒鳴る。
小堀が「私はアンタのお父さんに…」と話し始めると、笹原が拳銃を手にして正義の元に向かい、「帆村正義、あなたは20年前私の父を殺したTAKE FIVE・野上誠の息子。あなたはそれをずっと黙っていた。許せない…」と言って銃口を向け・・・
というような内容でした。
今日は少し辛口感想です(辛口感想をブログで書くの、久しぶりかも)。
うーーーん、正直に言うとイマイチだったかな
宝塚の方が悪かったとかそういう訳ではないんです。
第1話からずっとルクレツィアの行方について描かれていて、最初はサイドストーリーだったのが最近はメインストーリーになってきたのだけど、メインストーリーとして何話も続くとダルくなって来てしまったというか
「メインストーリーは別の盗みで、サイドストーリーとしてチラッチラッとルクレツィアの事を描いてくれていた時」の方が、ドキドキしたなぁ・・・と思ってしまいました。
まぁ、でも少しは話が進展して良かったと言えば良かったとは思います。
ルクレツィアは2枚あるのね、そして偽物の方が重要な秘密が隠されているのね。
そして、ホームレスの女が偽物の作者で、正義には自分が所有していた本物の絵の写真を見せていたのね。
・・・だったら、初めからそれを言えばいいのに。
言えなかった理由をこれから話そうとしたのかもしれませんが・・・
笹原は・・・・・・・・・・・・・
憎しみがあるのは分かるけど、たとえ犯罪者であっても無抵抗の人を撃とうとするのはダメなんじゃないのかなぁ??
なんだか唐突&強引過ぎて笑ってしまいました
まぁこのドラマは、今まで結構いろんな強引な展開が起こっていたので、今さらここだけ驚くことではないのですけどね(笑)
ストーリー全体のテンポが少し悪くて残念でした。
スリリングさももう少し欲しかったです。
来週に期待します。
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※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
※公式HP(こちら)
芝大門警察署刑事・笹原瑠衣(松雪泰子)は、部下・矢野昇太郎(千葉雄大)からバー「SWING TIME」は20年前からオーナーは帆村正義(唐沢寿明)であることを聞く。
関西では「TEAM FIVE」という窃盗団が暗躍しており、「TAKE FIVE」と同じく「愛のある盗み」をイディオムとしていた。
TEAM FIVEは、宝塚歌劇団のスター5人で構成されていたが、その5人にプロデューサー・五十嵐哲(宮川一郎太)はダ・ヴィンチの絵画「ルクレツィアの肖像」を盗んでほしいと依頼する。
TEAM FIVEは、東京公演の合間にホームレスの女(倍賞美津子)の元から「ルクレツィアの肖像」を盗み出して楽屋に隠しておくが、公演を観に来ていた正義の助手・柿沢なな(福田彩乃)と笹原の妹・紗枝(江田結香)は、通路を迷って楽屋に入り込んだ際に偶然にその絵を見つけてしまう。
その頃正義は、ホームレスの女から絵を取り戻してほしいと言われたため、「絵は取り返す。ルクレツィアを取り返した後、あなたには真実を話してもらう。絵と交換に」と言って、TEAM FIVEの周りを探り始めていた。
そんな中、正義はななから、笹原は紗枝から、宝塚歌劇団の楽屋に絵があったことを聞く。
笹原は正義に「もしあなたが何らかの理由でその絵を狙っているんだとしたら、私は絶対に阻止します」と言い放つ。
笹原が宝塚劇場を捜査していると、新美晴登(松坂桃李)が警備会社の社員として廊下を歩いていたため声を掛け、「一つわからないんだけど帆村先生はどうしてあの絵を追うの?」と尋ねるが、晴登は「いいかげん、教授じゃなくて俺だけを追ってほしいんだけどな。アイツより俺が盗みたいんだ、アンタの心。気づいてないだろうけど、鍵はもう開きかけている。最後に開けるのは俺だ。俺がその時計を外してやるよ。アイツじゃなくてな」と言って去っていく。
TAKE FIVEは、トークイベントの日に盗み出すことに決め、当日に絵がどこにあるかは見当がついていなかったが正義は「俺たちならどうするか、それを考えろ。男女の違いはあっても同じ泥棒だ」と仲間達に話す。
正義と岩月櫂(稲垣吾郎)は、宝塚劇場に直接出向いて探りを入れるが、逆にTEAM FIVEから「(ホームレスの女がいた)倉庫は昔、五十嵐さんのお父様がアトリエとして使っていたそうなんです。五十嵐敦、ご存知ですか?なら、この話はここまで。おそらくあなたはあの絵の秘密を知らされていないのでは?間違いだったんですよ、あの絵は。確かに私たちは、五十嵐さんにお願いされた通りの物を盗み出しましたが、ですがそれは五十嵐さんの本当に欲しいものではなかったんです」と言われ、五十嵐からも「だからといって彼女(ホームレスの女)に絵を返すつもりはありません。元々あの絵は彼女の物ではない。彼女が持つべきものではないんです」と言われ、欲しいのなら私たちから絵を盗み出すようにと言われて帰される。
正義は南真一(六角精児)に、笹原にいずれ父親の復讐として殺されると思っていることを告げ、「償う覚悟はできている」と言うが、真一から「償いだけじゃないはずだ。お前はな、あの刑事を愛しちまっているんだよ」と言われてしまう。
そんな中、笹原はバー「SWING TIME」の前オーナーを知る者がいるという情報を得て、その人から前オーナーの写真を見せてもらうと、そこには20年前に笹原の父親を殺害して獄中死した野上誠(小林隆)が写っており、現在は息子が経営を引き継いでいると教えられる。
トークショー当日、正義はななと一緒に会場で客として見守り、笹原は矢野と共に会場を張り込み、プロデューサー・五十嵐の近くに絵があるはずだとお互いに睨んでいた。
トークショーが始まり、ななは作戦の事も知らずにサイン入りパネルが抽選で当たったりするなどして大喜びし、ショーは最後の握手会の時間に差し掛かる。
会場は停電となり、五十嵐の近くにあった商品ケースの中をTAKE FIVEと矢野は開けるが、絵はその中には無かった。
トークショー終了後、正義はTEAM FIVEの元へ行き、「五十嵐さんはその絵は自分が本当に欲しかったものではないと言った。しかも盗んだ女性に返すつもりもないと。あなたたちはそれを聞いて内心困ったはずです。この絵をどうすればいいのか。(出した結論は)ファンにプレゼントしよう。つまりその絵を隠したのは、ファンに贈ったパネルの中」と言って、そのパネルは自分の助手が見事ゲットしたことを伝える。
TEAM FIVEが、パネルにあった絵は本物だから五十嵐には必要がなかったと言い始めたところで、ホームレスの女が現れる。
五十嵐はホームレスの女に向かって「小堀さん」と呼びかけ、「もう一枚のルクレツィアはどこにやったんです?」と尋ねる。
するとホームレスの女・小堀杏子は、20年前にダ・ヴィンチの展覧会に開かれた時に、学芸員として自分と五十嵐の父・敦が同行し、二人ともルクレツィアにすぐに魅せられたことを話し出す。
小堀は敦のアトリエでルクレツィアを模写し、そのあまりもの出来栄えに、本物とすり替えて展示してみようという気持ちになり、遊び心で偽物を展示している最中に刑事が殺されてしまって偽物が盗み出されてしまい、自分は本物を手に持ってずっと逃げていた事を話す。
するとTEAM FIVEは、敦が泥棒が盗んだ絵が本物だったのか偽物だったのか分からず悩んでいて、災いをもたらした偽物の絵をずっと探していたこと、そして敦は1年前に亡くなったことを小堀に告げる。
正義は五十嵐に「もしその偽物のルクレツィアを手に入れたら、あなたに贈りますよ」と声を掛ける。
そして正義は小堀に「まだ謎は残っている。あなたは20年間、本物のルクレツィアを隠し持っていたことになる。俺に偽物を盗ませようとした理由は?自分が描いた絵を回収するためか?それだけじゃないはずだ。その絵を持っていた後藤は殺された。あの絵には何があるんだ?あんたは俺の親父の事を知っていた。親父と何があった?その贋作には何がある?あの晩何があった?アンタ何を知ってるんだ?真実を話してくれ!」と怒鳴る。
小堀が「私はアンタのお父さんに…」と話し始めると、笹原が拳銃を手にして正義の元に向かい、「帆村正義、あなたは20年前私の父を殺したTAKE FIVE・野上誠の息子。あなたはそれをずっと黙っていた。許せない…」と言って銃口を向け・・・
というような内容でした。
今日は少し辛口感想です(辛口感想をブログで書くの、久しぶりかも)。
うーーーん、正直に言うとイマイチだったかな
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宝塚の方が悪かったとかそういう訳ではないんです。
第1話からずっとルクレツィアの行方について描かれていて、最初はサイドストーリーだったのが最近はメインストーリーになってきたのだけど、メインストーリーとして何話も続くとダルくなって来てしまったというか
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「メインストーリーは別の盗みで、サイドストーリーとしてチラッチラッとルクレツィアの事を描いてくれていた時」の方が、ドキドキしたなぁ・・・と思ってしまいました。
まぁ、でも少しは話が進展して良かったと言えば良かったとは思います。
ルクレツィアは2枚あるのね、そして偽物の方が重要な秘密が隠されているのね。
そして、ホームレスの女が偽物の作者で、正義には自分が所有していた本物の絵の写真を見せていたのね。
・・・だったら、初めからそれを言えばいいのに。
言えなかった理由をこれから話そうとしたのかもしれませんが・・・
笹原は・・・・・・・・・・・・・
憎しみがあるのは分かるけど、たとえ犯罪者であっても無抵抗の人を撃とうとするのはダメなんじゃないのかなぁ??
なんだか唐突&強引過ぎて笑ってしまいました
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まぁこのドラマは、今まで結構いろんな強引な展開が起こっていたので、今さらここだけ驚くことではないのですけどね(笑)
ストーリー全体のテンポが少し悪くて残念でした。
スリリングさももう少し欲しかったです。
来週に期待します。
※これまでの感想
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