第9話 「直下型地震の予告」
有栖川総合病院の脳外科医・伊勢崎紅美(市川実日子)は内科医・八雲響(大倉忠義)に、ファンクショナルMRI(fMRI)という血流の変化を通して脳の状況を知る先端技術を使えば、響の妹・春子(瀧本美織)の治療方針も変わってくるかもしれないと持ちかけ、春子に検査を受けさせるが春子には反応が無く、伊勢崎は再度検査を受けさせてはどうかと響に話す。
交通事故現場にDMATの出動要請が入り、伊勢崎と響が駆けつけるが、響は先に伊勢崎が診て緊急の必要がないと判断した患者に対して脊髄損傷の疑いがあると見抜き、その患者を先に搬送するよう伊勢崎と口論になる。
伊勢崎は「その判断、私に押し付ける自信があるの?」と問いただしている所で救急車が2台来たため、どちらの患者も同じタイミングで搬出することができ、両方とも助かる。
伊勢崎が休憩を取るために屋上に行くと、そこには看護師長・長谷川久美子(麻生祐未)がいて、長谷川は「先生ほどの方だと、初めてなんじゃないですか?ご自分より才能ある医師と仕事をするのは。もうお気づきですよね?もちろん脳外科医に求められるものとは違いますが」と声を掛けて去っていく。
ERとDMATの両方を統括している外科医・小曽根達也(佐藤二朗)の負担が大きいとして、院長・伊勢崎勝一(國村隼)は小曽根と響と長谷川を呼び出し、DMATの統括責任者を響にしたいと話すが、響は「僕には無理です!僕よりもっと他に、ふさわしい外科の先生がいると思います。伊勢崎(紅美)先生とか。伊勢崎先生の技術は僕の比じゃありません。早いし正確ですし」と話す。
すると院長は「本気でそう思っているのか?謙虚な嘘つきは、正直な自信家よりもタチが悪い。与えられた責任から逃げ回ることしかできない…か。分かった、今の話は忘れてくれ」と言ってみんなを帰す。
小曽根は響に「私はどっちでもいいけどね」と声を掛け、長谷川は「内科医であることを逃げ道を作る保険にする気ですか?」と怒って去ってしまう。
その夜、響は伊勢崎に「先生は怖いって思う事なんてないですよね?」と尋ねると、伊勢崎は「組織っていうのは、一部の能力があるヤツの所に凡人の分まで負担がいくようにできてるの。才能がある者には、それを生かす責任があるから」と言い放つ。
ある日、地震で体育館の設備が壊れ、バスケットの部活動をしていた高校生が複数人負傷し、DMATの出動要請が来たため響と伊勢崎が駆けつける。
男子生徒・黒川(荒井敦史)の体には鉄筋が貫通しており、伊勢崎が見守る中でレスキュー隊が鉄筋を切断する作業をし、響は別の足を怪我した男子生徒を診ていたが、近くにいた女子高生・美貴(青山美郷)の足の怪我の様子と話し方に疑問を感じた響は、美貴に硬膜下血腫の疑いがあると考える。
黒川の体に刺さる鉄筋を切断するのにはもう少し時間がかかることから、響は伊勢崎に先に美貴を搬送するよう進言し、伊勢崎が「それって妹のトラウマ?あの子も妹と同じ硬膜下血腫だったらどうしようって怖くなって騒いでいるだけじゃない?その判断、自信があるの?」と尋ねると、響は「あります。双方が最悪のケースだった場合の緊急度を考えました。いずれにしても彼はまだ動かせません。それなら彼女を優先させた方が確実です。僕には彼女を助けられません。伊勢崎先生、一緒に行ってください。彼の命は僕が繋ぎます」と話し、伊勢崎はそれに従う。
黒川の鉄筋は搬送が出来る長さにまで切断されるが、黒川の心肺が停止してしまい、病院まで10分以内の距離であることから、響は鉄筋を抜き取って多量の出血が起きた中で心臓マッサージを行いながら救急車で病院に搬送する方法を選択する。
黒川も美貴も病院での手術が成功し、響は伊勢崎に「すみませんでした。怖くない訳ないですよね、伊勢崎先生だって。患者さんを前にしたら、どんな医者だって…」と話しかけると、伊勢崎は「アンタももう覚悟した方がいいんじゃないの?才能ある者は、それを生かす責任があるんだから。あの子のオペ、ギリギリのタイミングだった。ありがとう。DMATの才能ってヤツ、全然羨ましくない。っていうか、むしろご愁傷様」と話す。
春子の2回目のfMRIでも成果が得られなかったが、響は幼なじみの看護師・吉岡凜(加藤あい)が録音してきた故郷・奥多摩の自然の音を聞いて「なんか家に帰りたくなってきた。もしかして春子も家に帰りたいのかな?入院させてる事で、春子のために何かしてる気になっていたのかもしれない。許されたいって。春子、家に帰ろうっか」と言って、春子を祖父で医師の八雲雷蔵(左とん平)が見守る中で試験外泊させることにする。
響は院長に「DMATの統括責任者、引き受けさせてください。これからもずっと慣れないと思います。だけどきっと、DMATが一番僕が役に立てる場所だから、覚悟を決めるしかないと思っています」と話すと、院長は「相変わらず臆病なヤツだな。お前に何故DMATをやらせたと思う?師長の推薦があったんだ。ひどく臆病な医者がいるってな。人の命に恐れのない医者には、命を選ぶ力はない。お前は臆病だからこそ、患者に細心の注意を払う。死を恐れるが故に、どんな手を使ってでも患者を生かそうと這いずり回る。八雲響、頑張ってくれ」と話す。
春子は凛の付き添いで奥多摩の実家に帰り、響はDMATの統括責任者として業務につくが、そこに大地震が起こって・・・
というような内容でした。
響がとうとうDMATの責任者に!
でも、響はDMATの看護師たちには評判が悪い?
だよね・・・ちょっと最初の頃はダメダメだったからねぇ・・・。
まぁ、院長が「お前は臆病だからこそ、患者に細心の注意を払う。死を恐れるが故に、どんな手を使ってでも患者を生かそうと這いずり回る」と言っていたのには、「なるほど~そういうことか!」と思って納得しましたが。
響がどう現場で経験を重ねていってここまで成長していったのか、もう少しじっくり観たかったですけどね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
でも、初回で響が総合内科医として的確に診断している姿を長谷川がしっかりと確認しているのを描いていたから、ここでそのことも結びついて良かったと思います![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
2回目の「fMRI」の時、地震に紛れて春子の脳が反応していたけど、誰も気づかず・・・
この機械っていうのは録画機能はないものなのかな?
MRI・・・私も先月初めて受けまして、私は内臓だったので何十枚もの輪切り写真断層写真が撮影されて、しっかりとモノが写っていました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/down.gif)
音がすごく嫌だったし、閉所も元々嫌いだからキツかったです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
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・・・話は脱線しましたが、春子の脳は全く反応していないのではなく、今後何らかの形で好転していくこともあるということなのですかね?
なんとか目を覚ましてほしいとは思うけど、どういう形で目を覚ますのかドキドキです。
大地震が起こってしまいましたが、どこまで描くのかな?
いよいよ終盤、という形になってきましたね。
今回は私としては良い回だったのではないかな、と思いました。
どう最終回まで向かっていくのか、しっかり見守っていきたいと思います![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
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※これまでの感想
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交通事故現場にDMATの出動要請が入り、伊勢崎と響が駆けつけるが、響は先に伊勢崎が診て緊急の必要がないと判断した患者に対して脊髄損傷の疑いがあると見抜き、その患者を先に搬送するよう伊勢崎と口論になる。
伊勢崎は「その判断、私に押し付ける自信があるの?」と問いただしている所で救急車が2台来たため、どちらの患者も同じタイミングで搬出することができ、両方とも助かる。
伊勢崎が休憩を取るために屋上に行くと、そこには看護師長・長谷川久美子(麻生祐未)がいて、長谷川は「先生ほどの方だと、初めてなんじゃないですか?ご自分より才能ある医師と仕事をするのは。もうお気づきですよね?もちろん脳外科医に求められるものとは違いますが」と声を掛けて去っていく。
ERとDMATの両方を統括している外科医・小曽根達也(佐藤二朗)の負担が大きいとして、院長・伊勢崎勝一(國村隼)は小曽根と響と長谷川を呼び出し、DMATの統括責任者を響にしたいと話すが、響は「僕には無理です!僕よりもっと他に、ふさわしい外科の先生がいると思います。伊勢崎(紅美)先生とか。伊勢崎先生の技術は僕の比じゃありません。早いし正確ですし」と話す。
すると院長は「本気でそう思っているのか?謙虚な嘘つきは、正直な自信家よりもタチが悪い。与えられた責任から逃げ回ることしかできない…か。分かった、今の話は忘れてくれ」と言ってみんなを帰す。
小曽根は響に「私はどっちでもいいけどね」と声を掛け、長谷川は「内科医であることを逃げ道を作る保険にする気ですか?」と怒って去ってしまう。
その夜、響は伊勢崎に「先生は怖いって思う事なんてないですよね?」と尋ねると、伊勢崎は「組織っていうのは、一部の能力があるヤツの所に凡人の分まで負担がいくようにできてるの。才能がある者には、それを生かす責任があるから」と言い放つ。
ある日、地震で体育館の設備が壊れ、バスケットの部活動をしていた高校生が複数人負傷し、DMATの出動要請が来たため響と伊勢崎が駆けつける。
男子生徒・黒川(荒井敦史)の体には鉄筋が貫通しており、伊勢崎が見守る中でレスキュー隊が鉄筋を切断する作業をし、響は別の足を怪我した男子生徒を診ていたが、近くにいた女子高生・美貴(青山美郷)の足の怪我の様子と話し方に疑問を感じた響は、美貴に硬膜下血腫の疑いがあると考える。
黒川の体に刺さる鉄筋を切断するのにはもう少し時間がかかることから、響は伊勢崎に先に美貴を搬送するよう進言し、伊勢崎が「それって妹のトラウマ?あの子も妹と同じ硬膜下血腫だったらどうしようって怖くなって騒いでいるだけじゃない?その判断、自信があるの?」と尋ねると、響は「あります。双方が最悪のケースだった場合の緊急度を考えました。いずれにしても彼はまだ動かせません。それなら彼女を優先させた方が確実です。僕には彼女を助けられません。伊勢崎先生、一緒に行ってください。彼の命は僕が繋ぎます」と話し、伊勢崎はそれに従う。
黒川の鉄筋は搬送が出来る長さにまで切断されるが、黒川の心肺が停止してしまい、病院まで10分以内の距離であることから、響は鉄筋を抜き取って多量の出血が起きた中で心臓マッサージを行いながら救急車で病院に搬送する方法を選択する。
黒川も美貴も病院での手術が成功し、響は伊勢崎に「すみませんでした。怖くない訳ないですよね、伊勢崎先生だって。患者さんを前にしたら、どんな医者だって…」と話しかけると、伊勢崎は「アンタももう覚悟した方がいいんじゃないの?才能ある者は、それを生かす責任があるんだから。あの子のオペ、ギリギリのタイミングだった。ありがとう。DMATの才能ってヤツ、全然羨ましくない。っていうか、むしろご愁傷様」と話す。
春子の2回目のfMRIでも成果が得られなかったが、響は幼なじみの看護師・吉岡凜(加藤あい)が録音してきた故郷・奥多摩の自然の音を聞いて「なんか家に帰りたくなってきた。もしかして春子も家に帰りたいのかな?入院させてる事で、春子のために何かしてる気になっていたのかもしれない。許されたいって。春子、家に帰ろうっか」と言って、春子を祖父で医師の八雲雷蔵(左とん平)が見守る中で試験外泊させることにする。
響は院長に「DMATの統括責任者、引き受けさせてください。これからもずっと慣れないと思います。だけどきっと、DMATが一番僕が役に立てる場所だから、覚悟を決めるしかないと思っています」と話すと、院長は「相変わらず臆病なヤツだな。お前に何故DMATをやらせたと思う?師長の推薦があったんだ。ひどく臆病な医者がいるってな。人の命に恐れのない医者には、命を選ぶ力はない。お前は臆病だからこそ、患者に細心の注意を払う。死を恐れるが故に、どんな手を使ってでも患者を生かそうと這いずり回る。八雲響、頑張ってくれ」と話す。
春子は凛の付き添いで奥多摩の実家に帰り、響はDMATの統括責任者として業務につくが、そこに大地震が起こって・・・
というような内容でした。
響がとうとうDMATの責任者に!
でも、響はDMATの看護師たちには評判が悪い?
だよね・・・ちょっと最初の頃はダメダメだったからねぇ・・・。
まぁ、院長が「お前は臆病だからこそ、患者に細心の注意を払う。死を恐れるが故に、どんな手を使ってでも患者を生かそうと這いずり回る」と言っていたのには、「なるほど~そういうことか!」と思って納得しましたが。
響がどう現場で経験を重ねていってここまで成長していったのか、もう少しじっくり観たかったですけどね
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でも、初回で響が総合内科医として的確に診断している姿を長谷川がしっかりと確認しているのを描いていたから、ここでそのことも結びついて良かったと思います
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2回目の「fMRI」の時、地震に紛れて春子の脳が反応していたけど、誰も気づかず・・・
この機械っていうのは録画機能はないものなのかな?
MRI・・・私も先月初めて受けまして、私は内臓だったので何十枚もの
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音がすごく嫌だったし、閉所も元々嫌いだからキツかったです
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・・・話は脱線しましたが、春子の脳は全く反応していないのではなく、今後何らかの形で好転していくこともあるということなのですかね?
なんとか目を覚ましてほしいとは思うけど、どういう形で目を覚ますのかドキドキです。
大地震が起こってしまいましたが、どこまで描くのかな?
いよいよ終盤、という形になってきましたね。
今回は私としては良い回だったのではないかな、と思いました。
どう最終回まで向かっていくのか、しっかり見守っていきたいと思います
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