emitanの心にうつりゆくもの

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隠蔽捜査 第2話

2014-01-21 20:36:46 | 2014冬ドラマ
第2話 「辞職か大逆転か!?第1部完結編!主婦をなめないで!」

大森北署に着いた警察庁長官官房総務課長・竜崎伸也(杉本哲太)は、課長補佐・谷岡香織(青山倫子)に電話で、長官官房総括審議官・上條貴仁(生瀬勝久)と長官官房審議官・牛島陽介(神保悟志)らが出席している上層部の会議の様子を探るよう指示する。
竜崎は幼馴染で同期の警視庁刑事部長・伊丹俊太郎(古田新太)を呼び出して現在の状況を尋ねるが、被疑者の現職警察官・山田淳也(春海四方)は全面自供しており、警察幹部の首が飛ぶ事案であることから、伊丹は「こんなこと俺一人で判断できない!」と苦悩していた。
谷岡は、会議室近くで張り込んでいたが、会議終了後に上條の部屋に刑事局捜査第一課長・坂上栄太郎(矢島健一)が入っていくのを目撃して竜崎に電話を掛ける。
電話に出るために伊丹の元をいったん離れた竜崎だったが、その間に伊丹のケータイに坂上から電話が入る。
竜崎は伊丹の元へ戻るが、伊丹は一転して「まだ犯人と断定したわけじゃない。自供を全て信用する訳にはいかない。(上司への)報告は固まってからにしてくれ。警察庁に勝手な動きをされると現場が迷惑する」と話す。
竜崎は「まさかこの事件を揉み消す気か!?そんなことは俺が絶対にさせない」と言って警察庁に帰って行く。
伊丹は「自白を覆すような証拠を必ず見つけ出すんだ」と捜査官に指示する。
竜崎が牛島に状況を聞きに行くと、牛島は「長官官房としては、参考人である警察官に冷静に証言するように促している。少し興奮状態にあるらしいからな。自白を促すために違法な取り調べがあった可能性も指摘されている」と言い、竜崎がそんなはずはないと言っても聞き入れない。
竜崎は坂上の元へ行き、上條と何を話したのかを問いただすが、坂上は「よく聞け、この件でお前についている人間は一人もいない。お前が何を言おうと無駄なんだよ」と話し、竜崎が「上の人間が責任を取る事を恐れ、問題を棚上げし続ければ、警察組織は崩壊します!」と反論すると、坂上は「お前に勝ち目はないぞ!」と怒鳴る。
竜崎が「勝つとか負けるの問題じゃない!私は国のために自分の使命を果たすだけです」と答えると、坂上は睨みつけながら去っていく。
帰宅した竜崎は、妻・冴子(鈴木砂羽)に貯金で何年位生活できるか尋ねると、冴子は「あなたが働けなくなったら、私が働けばいいだけのことよ。何があったのか知らないけど、あなたは国のために命を懸けるんでしょ?じゃあ、家庭の事は私に任せて、あなたは自分の使命を思いっきり果たしてくればいいんです」と声を掛ける。
翌日、竜崎に東日新聞社会部長・福本多吉(中村育二)が電話で「事件を迷宮入りさせるつもりだと聞いたがホントか?現場の記者から聞いた」と言ってきたため、竜崎は慌てて伊丹の元へ駆けつける。
伊丹は竜崎を取調室に呼び「大人になれ、竜崎!どこの国のどの組織だって、それ位の秘密は抱えている。綺麗ごとだけじゃ済まないんだ」と話すが、竜崎は「綺麗ごとじゃない。これは正しい危機管理だ。とにかくお前は今一番愚かな判断をしようとしてる。考え直せ」と話す。
伊丹が「自供に信憑性が無いことにすればいいんだ。凶器の拳銃が出てこなければ信憑性は疑われる。お前が言っていることは正論だ。だが、それが世の中に通用するとは限らない。お前だって息子の事で悩んでるじゃないか?」と話すと、竜崎は自分も息子のことを揉み消すことも考えたと打ち明ける。
すると伊丹は「それと同じだ。お前は家庭と警察を守るために秘密を持ち、俺も全国の警察を守るために秘密を持つんだ」と話すが、竜崎は伊丹の前で辞職届に判を押し「俺はどっちも揉み消す気はない!今判断を間違えば幹部は全滅で、もちろんお前も終わりだ。だからこんな指示には従うな。一度でも事実を隠蔽すれば、それが漏れそうになった時、また隠蔽を重ねる。それには前回以上の労力が必要な事で、そんなことが続けばいずれ抱えきれなくなって、破滅するんだ。そうなってから気付く。最初に本当のことを言っておけばよかったと。だから、今は正しい危機管理が必要なんだ。今なら俺はその判断が出来る。俺はもう決めた。今回の事件も俺が全て責任を取ってやる!だからお前は、間違った指示には従うな」と説得する。
伊丹は「俺には俺の責任の取り方がある。一晩考えさせてくれ。どうせ記者発表は明日の午前だ」と言って取調室を出て行くが、鏡窓の向こう側で上條がそのやり取りを聞いていた。
警察庁に戻った竜崎は、牛島に東日新聞が隠蔽について嗅ぎつけているため真実を公表するしかないと訴え、自分が泥を被るからと言い、「どちらにしても私にキャリア官僚としての未来はありません」と言って長男・邦彦(佐野玲於)のヘロイン吸引について打ち明ける。
帰宅した竜崎は、家族全員を居間に呼び出して邦彦のヘロインの事を伝え、「見逃す訳にはいかない。邦彦には自首してもらうことになる。自首することで一番罪が軽くなる。あらゆる失敗と犯罪はやってしまってから自分の愚かさに気が付くんだ」と話し、邦彦は「スミマセンでした!」と大きな声で謝る。
すると冴子は「やってしまった事は仕方がない。これからの事を考えましょう。自首して裁きを待つ。プロであるお父さんがそう判断したんなら、それに従うしかない。その結果、父さんが左遷されようが、邦彦が刑務所に入ろうが仕方がない」と話し、竜崎は「俺はお前の父親だ。お前の責任は俺の責任でもある。一緒に責任を取ってやる」と言って、涙を流す邦彦を胸に抱える。
子供たちは部屋に戻り、冴子は竜崎に「気づいてないかもしれないけど、あなた今までで一番父親らしいことしたのよ。道を踏み外しちゃいけないって、子供たちに教えました。父親が役目を果たしたんです。ここからは私の仕事です。私が自首に付き添います。あなたは国のために仕事をする。私は家庭のために仕事をする。あなたがそう言ったんですよ」と声を掛ける。
そんな中、谷岡から電話が入り、伊丹と連絡が取れないことを伝えられる。
竜崎は、急いで伊丹のマンションに行き、鍵を開けないなら管理会社に連絡して無理矢理開けさせると言って、伊丹に鍵を開けさせる。
伊丹の部屋には、被疑者が使った拳銃が置かれており、伊丹は自分が記録を書き換えたと話し、「俺は官僚は侍だと思ってる。侍が責任を取る時は、腹を切る!」と言って自分のこめかみに銃を当てる。
竜崎が「お前を追い込んだのは俺だ!長官官房と刑事局との板挟みにさせてしまった」と言って撃つのを止めるように促すと、今度は伊丹は竜崎に銃を向けて「だったらお前にも死んでもらう。お前を撃ってから俺を撃つ。同期のキャリア官僚二人が責任を取って自殺をするんだ」と言って引き金を引く。
しかし、銃には弾が入っておらず、伊丹は「もしかしたら小学校時代から俺はお前を恐れていたのかもしれないな。今もそうだ。お前が捜査本部に来た時、本当に追い詰められたと感じた。(死のうとしたのは)実は本気だった。お前は命の恩人だ」と打ち明ける。
竜崎が「本当にそう思っているなら、明日の記者会見で真実を伝えろ」と話すと、伊丹は「あぁ、今はもう怖いものはない」と言って笑う。
翌朝、竜崎は記者会見場に行く前に、谷岡に息子のヘロインの事を明かして「今まで世話になった。もう君の上司ではなくなると思う。もう私が指示を出すこともないだろう。君はやるべきことを心得てるはずだ」と話すと、谷岡は「もし異動されるとしても、私はずっと課長を尊敬しています。それを忘れないでください。息子さんの事も、やろうと思えば揉み消すことが出来たはずです。ですが、課長はそれをされなかった。キャリア官僚として尊敬できる態度です」と話して今後の指示を仰ぐため、竜崎は今後予想される長官の記者会見の素案をまとめるよう指示する。
竜崎と伊丹は記者会見場に向かうが、坂上がその道をふさぎ、伊丹に「警察庁の指示を地方警察が無視し始めたら、この組織は終わりだ」と言い放つが、竜崎は「間違った判断に従う位なら、そんなシステムは必要ない。隠蔽なんて絶対にさせません!」と反論する。
すると上條が現れて「何ですか、隠蔽って?隠蔽なんてとんでもない!坂上課長が警視庁の刑事部長に隠蔽の指示を出したという事実を、今朝長官に伝えました。長官はあなたの行動に激怒されています。直ぐに観察官に聴取を受けてきてください」と坂上に言い放つ。
坂上は竜崎に「いつかお前は、警察組織全てを敵に回す!」と言い残して、怒りに震えながら去っていく。
記者会見でいち早く真実を公表したという事で、マスコミや世間の反応は予想よりも穏やかに済み、処分を受けたのは隠蔽を指示した坂上と犯人が勤務していた大森北署の署長のみだった。
邦彦は冴子に連れ添われて自首をし、未成年で初犯で常習性が無かった事から保護観察処分となる。
上條は竜崎に「家族の犯罪を理由に懲戒人事をすることは出来ません。しかし、警察庁の職員として、家族の監督責任を問われなければならないというのが、私の考えです。長官も同じ考えです」と話し、竜崎の大森北署署長への異動が命じられる。
竜崎は伊丹に「キャリアとしての競争から外れただけだ。国家公務員としてこれからも国のために働く」と話し・・・


というような内容でした。

伊丹がこめかみに拳銃を当てた後に竜崎に銃口を向けた時、冷静に考えれば主人公が第2話で死ぬわけはないのだけど、「もしかして竜崎も伊丹も死んでしまうの!?」とドキドキしてしまいました
それだけ、演じている杉本さんと古田さんが迫真の演技だったのだと思います。
でも、伊丹は死のうとしてたのですね・・・
死ぬことで組織が守れるのか・・・?
そこまで追い詰められる気持ちは分からないでもないけど、最近北海道でも大企業の相談役や社長が命を絶つという事案が発生していたり、私の身近でも過去に一緒に仕事をしていた人が・・・ということがあり、そういう話を聞くたびに「何とかその前に思い直すことが出来なかったのかな?」と思ってしまいます。
このドラマでは未然に防げましたが・・・結果的に懲戒処分を受けたのは2名のみでしたし・・・

前に勤めていた会社で「リスクマネージメントの重要性」について何度も聞かされていたのですが、その通りに行動していた竜崎の行動が通されて良かったです。
上條が「隠蔽なんてとんでもない!」と言った時までは、かなりドキドキしていましたが(脚本も作り方も上手いですね 笑)
そして、上條演じる生瀬さんが顔色を変えないから、ホントに展開が読めなくて・・・(←褒めてます)
この記事を書くためにもう一回リピしたのですが、竜崎と伊丹が取調室で会話している時に
「一度でも事実を隠蔽すれば、それが漏れそうになった時、また隠蔽を重ねる。それには前回以上の労力が必要な事で、そんなことが続けばいずれ抱えきれなくなって、破滅するんだ。そうなってから気付く。最初に本当のことを言っておけばよかったと」
と言っているのを聞いたことが効いたのですかね??
竜崎の言う通りで、やっぱり傷が浅いうちに打ち明ける(公表する)のが一番だって、あとで気づくんですよね・・・。
でも、とても軽微な事まで次々と相談されるのも困るのかとは思いますが

結局、坂上一人が警察庁としての責任を一身に負わされたのだけど、確かに隠ぺいを指示していたから仕方がないとして、上條はどういう意図でそういう流れに持ち込んだんだろう??
単純に坂上のこれまでの働きを見てそうしたのか?、それとも処分は負わせたけど陰で何かメリットを渡しているのか??等々、何だか裏があるんじゃないかとも思ってしまいました(笑)

竜崎は、いい奥様と結婚しましたね~。
 「プロであるお父さんがそう判断したんなら、それに従うしかない」
 「あなたは国のために仕事をする。私は家庭のために仕事をする」
私は、そんな風にダンナを立てれるかなぁ・・・(ゴメンナサイ

竜崎が警察署の署長になったという事は、伊丹の部下になったということなのかな?
これからどんな「黒い事案」に対応していくのか(隠蔽してしまうのか!?)、今後の展開も楽しみです!

ナレーションだけが、もう少し特徴を消した話し方になってほしいな・・・と思いましたが
(せっかくドラマの話に入り込んでいたのに、ナレでなんだか一気に現実世界に戻されたような気がしてしまいました・・・
今の大河ドラマのナレと似ていると、ツイッターのフォロアーさんと話をしていました←褒めてません)

予告編で「SIT対SAT」とあり、同じTBSで日9では「SIT対NPS」をしているため、吹き出してしまいました。
同じ局で2夜連続で刑事ドラマをするのは、どうなんでしょうね??

※これまでの感想
 第1話
※公式HP(こちら
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