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2014冬ドラマ 勝手に総括&各賞発表

2014-03-29 23:38:34 | 2014冬ドラマ
いつも当ブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます!
2月に色々あって何回か更新が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。

3か月に1度の恒例である、私の自己満足の記事、2014年冬ドラマ(1~3月期)について「勝手に総括」&「勝手に賞」を考えてみました。

私が完走した冬ドラマは、以下の9本です。
 月8(TBS)「隠蔽捜査」
 月9(フジ)「失恋ショコラティエ」
 火9(フジ)「福家警部補の挨拶」
 水10(フジ)「僕のいた時間」
 木9(テレ朝)「緊急取調室」
 木9(TBS)「Dr.DMAT」
 金8(テレ東)「三匹のおっさん~正義の味方、見参!!~」
 土9(日テレ)「戦力外捜査官」
 日9(TBS)「S-最後の警官-」

このうち、全話の感想を書いたのは4本でした。
私にしては珍しく刑事ドラマが5本ということで、録画が溜まると一日に刑事ドラマを何本も観る事があり、そういう時は殺人事件ばかりを見続けることになるので気が滅入りそうになって・・・(だったら観るなよ、という感じですがw)。
後述しますが、9本のうち2本はとてもハマって楽しく観ていたのですが、あとの7本は「今一つ足りない・もったいない」と思うような、少し盛り上がりに欠けた感のある冬ドラマでした。

各ドラマの総括は下の方に書きますが、まず各賞から発表します!
「30代主婦の気ままで勝手な自己満足」の記事ということで、流し読みしてください!


優秀作品賞 「隠蔽捜査」
とにかく面白かった!! & ドキドキゾクゾクした!!ということで、断トツでハマっていました
「三匹のおっさん」も面白かった!!のですが、この「隠蔽捜査」は展開が読めないというのと、結構大人のブラックな事情もたくさん描かれていて、こういう濃厚なドラマの方が個人的には好きなので、こちらを1番とさせていただきました。
キャストに若手がほとんどいなく、アイドルもいなく、いわゆる「今が旬(売り込み時期)」の俳優がいないという(数々の失礼な物言いでスミマセン)とても珍しいキャスティングだったのですが、そのお陰で各キャストの熱演が実に素晴らしく、どのキャラクターもしっかりと作り込まれていて、余計だと思う人が全くいなくて、何度も巻き戻して奥の人まで観たくなるような感じで、現場の臨場感があってグイグイと引き込まれました。
音楽も合っていたと思うし、ナレーションこそ最初は違和感があったのですが慣れてきて、演出から何から全てが良かったのではないかと思います。
上に書いたことは「三匹のおっさん」にもほとんど当てはまっていて、こちらもとても素晴らしかったと思います。
ということで、2位が「3匹のおっさん」で、この2ドラマが抜きん出て良かったです!!

3番目以降は「面白かった順」として書きますと・・・
 「Dr.DMAT」>「僕のいた時間」>「失恋ショコラティエ」>「S-最後の警官-」>「緊急取調室」>「戦力外捜査官」>「福家警部補の挨拶」
です。

序盤戦雑感(こちら)では最下位だった「僕のいた時間」が4番目にジャンプアップ(笑)
「失恋ショコラティエ」も、かなり上がりました。
そして、感想を書いていた「S」が6番目という・・・
1位と2位以外は、私には何かしら不満の残る要素があり、7作とも面白い部分は多分にあったのですが、全体としては「うーーーん、ちょっと引っ掛かるなぁ」という感じでした。
詳細については、各ドラマごとに下に書きます。


優秀主演女優賞 該当なし
強いてあげれば「戦力外捜査官」の武井咲さんなのですが・・・ね。
武井さんは可愛らしくて、コミカルな演技もとても良かったです。
あとは「警部」に見えていれば、よかったのですけどね・・・
(キャリア試験に合格した才女には見えなかったのですよね・・・実際はまだ20歳ですから、設定が強引だったということなのですけど)

天海さん&壇さんは、とても頑張っていらっしゃったなぁ~とは思うのですが、もう少し違う姿を見たかったなぁとどうしても思ってしまったため、ランク外とさせていただきました


優秀主演男優賞 杉本哲太さん(隠蔽捜査)
まさに「ハマリ役」でした!!
序盤は変人な面が前面に出ていたので「どうしてこの人は今の地位まで上りつめたのだろう?」という疑問の方を先に感じたのですが、正義感・原理原則を大事にする・周りに流されずに常に最善の方策を考えていくという気真面目さがある反面で、結構不器用で笑える所も多々あり・・・という、ただ真面目ではなく愛らしくも思えるようなキャラクターを見事に素敵に演じていらっしゃったと思います。
同期や部下が、竜崎のそんな面に心を鷲掴みにされてしまう気持ちが、私にもよく分かりました!
コミカルなお芝居もお上手な杉本さんが、コミカルな演技を一切なくして真面目な演技をしているのに面白いという・・・とても素晴らしかったです!!
恋心を隠蔽する中盤の回は、前後の回とはガラッと違っていてすごい変貌ぶりで、特に素晴らしかったです

次点は、「失恋ショコラティエ」の松本潤さんでした。
いやぁ・・・松本さんも、とてもハマリ役だったと思います!
何人もの女性(主にサエコさん)に翻弄されていく様子が自然で、妄想シーンは一歩間違えれば「気持ち悪い男」になりそうな所をとても爽やかに演じていらっしゃっていて、観ていてとても面白かったです。
松本君のドラマはそれほど観てはいないのですが、松潤君の新境地だったのではないかな!?と、今回の役はすごくビックリしました。
杉本さんとどちらにするか迷ったのですが、ドラマのストーリーの内容が「隠蔽捜査」の方が抜群に良かったので、やはりその主演の杉本さんの方を1番とさせていただきました。

「三匹のおっさん」の北大路欣也さんは、現代劇でこういう「おっさん」の役がこんなにハマっているなんて・・・とビックリしました
「僕のいた時間」の三浦春馬さんは、だんだんと病気が進行していく様子をとても丁寧に演じていらっしゃっていたなぁ、と思います。
ただ、お二方は杉本さんや松本さんに比べると意外性が少なかったので、このような順番とさせていただきました。


優秀助演女優賞 石原さとみさん(失恋ショコラティエ)
「魔性の女」っぷりが素晴らしかったです!!
少しでも間違えたら「すごく嫌な女」になりかねないところを、とても可愛らしく魅力的に演じていらっしゃっていて、この人になら騙されても仕方がないな~と妙に納得してしまうほどで、ブリッ子加減も絶妙だったと思います。
このドラマの場合、爽太とサエコに少しでも違和感を感じてしまったらドラマ自体が破たんしてしまったのではないかと思うのですが、そういう所が全くなかったのは、石原さんのブレない徹底した役作りがあったからではないかなぁ、と思った次第です。

次点は、「三匹のおっさん」の三根梓さんです。
お父さん思いで、優しくて、でも恋には不器用で、焼きもちも焼いたりするという、等身大の女子高生を素敵に愛らしく演じていらっしゃったと思います!

「僕のいた時間」の浅田美代子さん、「失恋ショコラティエ」の水原希子さん、「Dr.DMAT」の加藤あいさんは、主人公の事をものすごく陰ながら見守っていくという役でしたが、目立ちすぎない中でキチンと存在感があって、じんわり泣かせる演技が特にとても素晴らしかったと思います!


優秀助演男優賞 古田新太さん(隠蔽捜査)
杉本さんと名コンビで、この2人の掛け合いがあったから硬くて重いドラマにならずに、面白さが何倍にも膨れ上がったのだと思います!
「空気を読む男(?)」なので竜崎に振り回されるのだけど、「キャリア官僚は侍」という潔さを持っていて、ビシッと決めるところは決める・・・なのですが、
やっぱり竜崎に対する「友情」というか「愛」が溢れている様子がとても面白くて、真面目な場面なのにプッと吹き出してしまうような点が多々あり、そういう緩急の付け方が絶妙で、とても素晴らしかったと思います!
そして何よりも、古田さんがとても活き活きと演じていらっしゃるなぁ~と思いました。
たまに見せるノリツッコミ等はアドリブだったのかなぁ!?
上條曰く「何かあれば嬉々として飛んでくる事件バカ」・・・そのとおり!!www
緊迫感の中に癒しのようなものも感じ、とても楽しませていただきました。

次点は、「三匹のおっさん」の志賀廣太郎さんです。
志賀さんがすごく楽しそうで、あんなに怪しくて危ないおっさん(スタンガンですよ!)なのに愛らしさすら感じてしまいました(笑)
古田さんととても悩みました・・・
ノリの出番がもっと多かったら(則夫エレクトリカルアタックに、もっとバリエーションがあったら!?)、たぶん志賀さんを1番にしていたと思います。

他にも「三匹のおっさん」の大野拓朗さん、「僕のいた時間」の野村周平さん、「福家警部補の挨拶」の柄本時生さん、「失恋ショコラティエ」の溝端淳平さんといった、若手の脇役の方々が、なかなかいい味を出していたように感じ、かなり気にしながら観ていました。
ストーリーに見事に溶け込みながらも、存在感を発揮していたと思います。
これからのご活躍が楽しみです(*^_^*)

「失恋ショコラティエ」の佐藤隆太さんと「Dr.DMAT」の佐藤二朗さんの、「オネエキャラ」もなかなかハマっていて面白かったです
「隠蔽捜査」の安田顕さんの、アウトローに見えるけど実は仕事熱心で、一匹狼風なのだけど署長に褒められるとデレるというキャラクターも、ものすごく良かったです!


主題歌賞 Rihwaさん「春風」(僕のいた時間)
重い気持ちになりそうな場面に流れると応援歌のように聴こえ、ジーンとくる場面に流れると感動が更に大きくなるという、不思議な力のある、とても素敵なメロディー&歌詞だなぁ~といつも思いながら聴いていました。
ドラマの雰囲気にとても合っていて、聴いていて温かい気持ちになれて、心に染み入って・・・
冬ドラマの中ではこの曲が一番心に残りました。


以上、勝手に各賞発表!でした。

_________________

ここからは、月曜から順にそれぞれのドラマを総括します。

月8(TBS)「隠蔽捜査」
タイトル名とキャスト名を見て、「どうやって隠蔽するか」をコミカルに考えていくドラマかと勝手に思っていたのですが、かなりシリアスで、男同士が激しくぶつかり合いながら事態を打開していくというとても熱いドラマで、迫真の演技も相まって終始ドキドキしながら見守っていました。
あとは、かなり上層部から見た警察ドラマというのが新鮮でした(だいたいのドラマは現場の刑事が事件を解決していく様子を描いているけど、それより上の立場から観たドラマというのはほとんど観たことがなかったので)。
大半の上層部が、真実を明らかにするのではなく「どうしたら組織にとって傷が浅いか」を考える様子が、警察社会ではなく一般企業にも当てはまりそうで妙に生々しく感じられました。
そして、他にもかなりリアリティがあったように感じられ、ゾクゾク、ワクワク、キューッと締めつけられる・・・といった、釘付けになる展開が毎回続いて、月曜8時がものすごく楽しかったです。
初めはほぼ孤立状態だった竜崎だったけど、次第にその人柄と冷静な判断力と責任感に共感していった人たちが集まって「チーム竜崎」を形成していく様子が、違和感なく自然に描かれていったのが、とても素晴らしかったです。
特に、戸高刑事(安田顕)と第二方面本部管理官・野間崎正嗣(古舘寛治)と麻薬取締部・矢島滋(升毅)と神奈川県警捜査第一課長・板橋武(小木茂光)が竜崎に惹かれていく様子が、とても良かったです!!
5つの話を11話に渡って描いていたのですが、どの話も面白く、登場人物がどんどん増えていってもグダグダにならずにパワーアップしていき、しっかり今までの話も引き継がれていて・・・話が変わるとブツ切りになるドラマもある中で、そういうことなく走り抜けていった本作はとても素晴らしかったと思います。
竜崎の家族の話もうまく入り込んでいたのも、とても良かったです!

良いセリフ(竜崎語録?)もたくさんあったので、特に良かったのを下に書き出します。
「一度でも事実を隠蔽すれば、それが漏れそうになった時、また隠蔽を重ねる。それには前回以上の労力が必要な事で、そんなことが続けばいずれ抱えきれなくなって、破滅するんだ。そうなってから気付く。最初に本当のことを言っておけばよかったと」(第2話より)
「私はいつも揺れ動いている。ただ、迷った時には原理原則を大切にしようと心がけているだけだ」(第4話より)
「人は命令だけでは動きません…我々は家族と同じです。日常を共にし、信頼し合う関係でなければなりません」(第4話より ※竜崎ではなく副署長・貝沼の言葉ですが)
「国家公務員としての仕事はどこでもできる」(第9話より)
「何事も万全の態勢で臨めるとは限らない。こういうときこそ、日頃の準備が物を言うんだ。焦る必要はない」(第10話より)
「あなたは私の事を部外者と思っているのでしょうが、私はいずれ神奈川県警に異動してあなたの上司になるかもしれない。警察とはそういう組織なんです」(最終話より)
「正しい事をしたのに謝ることはできない・・・だが、感謝はしている。ありがとう」(最終話より)

最後に上條が「チーム竜崎に引き込まれる」か「キャリア官僚としての未来が絶たれる(降格人事)」のどちらかと思っていたのですが、どちらにもならずに栄転になってしまったので、是非続編で上條問題(←勝手に命名w)をスッキリしてもらいたいです!
是非同じキャスト&スタッフで、続編をお願いします!!

長く書いてしまいました・・・それ位、面白かったです

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 最終話

月9(フジ)「失恋ショコラティエ」
キャストは全ての方がバッチリ合っていて、若手の方々ばかりだったけど、みなさんがドラマの空気感に溶け込んでいて、とても自然な演技で素晴らしかったです。
映像やセット、ロケ地は、美しくて良かったです。
突然黒い画面が入ってブツ切りにするカットが嫌いだったけど、後半は少なかったような・・・。
ということで、観ているうちに結構いいなぁ~と思うようになってきたのですが、ストーリーの内容が・・・
(自分で言うのも何ですが)厳格な家庭で育ち、道徳教育も比較的しっかりと受けてきたアラフォーおばちゃんの私としては、「セフレ」という言葉が当たり前のように自然と発せられて肯定してしまっているということに、どうも引っ掛かりを感じてしまって
まぁ、そういうセフレ関係についてをサラッと流していることによって、ドラマを重たくしていない所がこのドラマの良い所ではあるのですけど。。。
それは分かっているのですけどね、でも・・・と、ちょっとお小言を言いたくなる年齢になってしまったんだなぁ~と勝手に思い知らされた本作でした(笑)
まぁドラマですから!原作は漫画ですから!
・・・それにしても、かなり大胆な不倫でしたよね(現実世界だったら、サエコのダンナさんにどれだけの慰謝料を払わないといけないことになるんだろう・・・)。
まぁいいや

火9(フジ)「福家警部補の挨拶」
「うーーーん、普通のドラマだったな」という感想です
連ドラらしさがなかったのが、非常に残念です。
1話1話は悪くはなかったと思うのですが印象に残る回が少なく、全話に渡って描かれるサイドストーリーも弱かったように思え、11話かけて何を描きたかったのかが私には伝わらなかったです。
古谷一行さんの回と、八千草薫さんの回は、とても良かったと思いました。
福家警部補と石松警部を、もっと特徴的に面白く描いた方が良かったのではないかなぁ?
石松警部・・・もっと福家に絡む場面を増やして、だんだんと終盤にかけて盛り上げていくような流れに持って行けばよかったと思うのですが・・・吾郎ちゃんの無駄遣いに思え、ガッカリした終盤の展開でした。
柄本時生さん演じる鑑識・二岡は、なかなか良い味を出していたと思うので、福家&二岡の掛け合いの場面をもっと増やして、本ストーリーの重い部分と逆のコミカルさを入れることでメリハリを付けたら、もう少し良かったのでは・・・とか、色々と勿体なかったな~と思った本作でした。

水10(フジ)「僕のいた時間」
後半はとても良かったです。
前半の4話辺りまでをもう少し凝縮して描いていたら、もっと観やすかったかも・・・です。
就職活動のくだりや、拓人と恵が付き合うまでの話は、もう少し短くしても春馬君や多部ちゃんの演技力だったら表現できると思ったのですよね・・・序盤はなかなか話が進まなくて、ダラダラ進んでいるように感じていました。
でも、後半はそういうことは感じなく、とても丁寧に描いているなぁ~と思いながら観ていました。
「僕のいた時間」というタイトルだったので、拓人が亡くなってしまうまでの時間を描くのだと思っていたのですが、病状が進行して意思表示が出来なくなっていたとしてもこれまでの「僕のいた時間」がこれからの支えになってくれる・・・ということだったのですね。
最終回の拓人の講演の内容がとても素晴らしく、ドラマタイトルはそういうことだったんだ!と思った時にとても感動しました。
拓人の家族が最初はとても冷たく感じたのですが、「拓人の健康状態」にも「家族それぞれが抱えている問題」に対しても少しずつ向き合っていく様子が、全話を通じて少しずつ丁寧に描かれていったのも、とても良かったです。
個人的には弟・陸人(野村周平)の変遷が、一番気になりました!
自分の取扱説明書とか、友達が出来たから赤飯を買ってしまう所とか、最後に彼女まで出来てしまうとは思わなかったですが(笑)、なかなかいい変貌ぶりでした。
変にドラマチックにしないというのが本作の方針だったのかもしれませんが、もう少し時間配分を変えたらもっと良かったのではないかな?と思い、冬ドラマの中では4番目とさせていただきました。

木9(テレ朝)「緊急取調室」
うーーーん、「福家警部補…」ほどではないけど、あまりググッと来なかった本作でした。
キャスト陣の熱演により「濃くて熱いドラマ」にはなっていたのですが、毎回1時間ずっと熱かったので、逆に面白みが薄らいでしまったというか・・・。
熱い部分と熱くない部分の緩急をつけた方が特徴が出て、より面白いドラマになったのではないかな、と思いました。
あとは、各刑事たちのキャラクターをもう少し特徴的にして、分かりやすくした方が良かったかも・・・でんでんさんはキャラが立っていましたけどね。
名脇役の方々が揃っていたのに、各キャラクターを活かしきれてなかったように思いました。

木9(TBS)「Dr.DMAT」
東京消防庁と東京DMATが監修に入っているだけあって、災害現場のシーンは良かったと思います。
あとは、ストーリー展開と演出がもう少し丁寧だったら・・・前半の主人公を弱々しく描き過ぎていたのが痛かったかな。
主人公が覚醒して災害現場に進んで立ち向かうようになった後半はとても良かったので、響の弱々しさを前面に出すのではなく、響が持つ「DMATとしての才能」についてをもっと前面に出してもう少し観やすく(少しずつは成長していっているというのが分かるように)描いていけば、もっといいドラマになったと思いました。
あとは、目が覚めない春子(瀧本美織)とのシーンが少し多すぎたかな・・・その割に、結末はあっさりでしたし(爆)
あそこまで引っ張ったのだから、響と春子の会話シーンを観たかった・・・というか、美織ちゃんはあの扱いで良かったのか?
題材としてはとても良かったと思うので、「災害が起こった時にどう動く(考える)べきか」についてもっと提言する(投げかける)形で描いていった方が、もっと良い作品になったのではないかと思いました。

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 最終話

金8(テレ東)「三匹のおっさん~正義の味方、見参!!~」
とにかく楽しかったです!
考えさせられる内容ではあるのですが、最後はスカッとさせてくれて後味がよいという、毎回決まったパターンではあったのですが安心して観ることが出来て、とても良かったです。
現在の世の中の問題点をじっくりと描き、警察に突き出すだけではない解決(でも今後は絶対に悪い事はしないだろうと思わせる位の痛快な成敗♪)をし、最後はホロッと泣かせて・・・
笑いあり、拍手あり、涙ありの展開で、家族揃って小さい子供からご老人まで、みんなで観て楽しめるドラマだったと思います。
キヨ・シゲ・ノリの「3匹のおっさん」が正にハマリ役で活き活きとしていたのですが、それ以外にも祐希・早苗の二人の甘酸っぱい恋も毎回少しずつ描かれていて、この若い二人の話がまたとても良かったです♪
そして、おっさんそれぞれの家庭の家族関係も描かれたりと盛りだくさんだったのですが、全ての話がとてもバランスよく描かれていたのがとても素晴らしかったと思いました。
是非、続編を企画していただきたいです!!

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 最終話

土9(日テレ)「戦力外捜査官」
コメディタッチの作風に演じている方々もだんだん慣れてきたような・・・と、中盤以降は結構面白いなぁと思いながら観ていました。
でも、キャストが多すぎたというか、俳優以外の方々も結構いらっしゃったので、なんだかグダグダというか内輪ウケになってしまっている感もあり、ドラマ全体の質としてはどうだったのかな?と思ってしまいました。
深夜ドラマだったら、とても面白く思えたのですけどね。
「本作らしさ」というものはしっかりと出ていたので、「福家警部補…」よりは上の順位とさせていただきました。

日9(TBS)「S-最後の警官-」
映像に強烈なインパクトはあったのですが、言いたいことが何だかよく分からない終わり方だなぁ・・・と思い、とても残念でした。
キャストは豪華だったのですけどね・・・豪華すぎたのと、色んな事を描きすぎたから、誰が主人公なのかがよく分からない回があったようにも思いました。
盛り込みすぎでしたよね・・・被疑者を生きたまま確保するか否か、神御蔵とゆづるの過去の事、神御蔵とゆづるの恋の行方、霧山と天城の陰謀、Mの目指すもの、香椎と中丸と横川の過去からの因縁、神御蔵と蘇我がナイスバディなのか否か、神御蔵は神の手を持つのか否か・・・そして、どれもあまりスッキリとは解決しなかったような(爆)
特に、主人公が霧山とMが操っていた事件の真相を最後まで知らないままだったというのが、どうも私にはスッキリしなかったです(霧山の陰謀について知っている香椎か蘇我が主役なら、こういう終わり方でも良かったとは思うのですが)。
でもまぁ、ツッコミどころ満載ドラマとして、楽しく観させていただきました(←それでいいのか?w)。
迫力もありましたよ~(←褒めてみたww)。
惜しかったなぁ~、ストーリー&演出がしっかりしていればなぁ~(←一番大事な所のような気がしますが
もう、いいや

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 最終話


以上が、冬ドラマの総括です。
今回も相変わらず長くなって、申し訳ありません
「隠蔽捜査」と「三匹のおっさん」が、原作は読んではいないのですが、原作へのリスペクトをすごく感じました(物語の面白い所をよく心得ていて、それが視聴者にしっかりと分かるドラマとなっていたので)。

最後になりますが、これまでコメントやトラックバック、web拍手、ツイッターやメールで声を掛けていただき、本当にありがとうございました!!
今クールは、かなりマイペースに記事を書いていて、気づいてみたら他の方があまり感想を書いていないドラマばかりを取り上げていたのですが、「ドラマもブログも見ていますよ」と時々声を掛けていただいていて、とても嬉しかったです。
これからも、どんな形でも構いませんので、またお気軽に声を掛けていただけると嬉しいです。

2月に少々健康面でバタバタしていたのですが、お気遣いをいただき、こちらの方もありがとうございました。
原因が分かったのでだいぶ楽になったのですが、時々あまり体調が良くないこともあるので、来期もややマイペースに更新させていただくかもしれません。

4月に入りましたら、比較的早い時期に「2014年春ドラマの品定め」の記事を書きたいと思っています。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!!
←web拍手です。
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2 コメント

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Unknown (まりりん)
2014-03-31 22:40:13
こんばんは~私は僕生きと明日ママとショコラティエ見てました。
ショコラティエは石原さんが上手かったですね。
原作(読んでます)のイメージと違いますが、よく掴んでるな~と感心しました。
東野圭吾さんの「眠れる森」のヒロインを演じたのには「違うっ!」でしたが(^^;役で違うもんですね。
僕生きは春馬くん熱演でしたね、あっちよりもこっちの春馬くんの方が断然よかったです。
難病ものって最近は少ないですが丁寧に作ってあっていろいろと考えさせられました。

世界選手権、大ちゃんいなくて淋しかったですが、今期で引退する選手の演技に涙し拍手してました。
返信する
>まりりんさんへ (emi)
2014-04-01 14:37:43
まりりんさん、コメントありがとうございます!

ショコラティエは、原作の特徴をとらえていたのですね。
私は原作は読んでいないのですが、独特の空気感があって素敵だな、と思っていました(*^_^*)
石原さん、幅広い演技をしていますよね。
おととしの「リッチマン、プアウーマン」ではドンくさい女子学生を演じていたのに、それとは全然違ってキラキラしていて凄いなぁと思っていました。

春馬君も良かったですね!
あっちはあっちで意外性があって私はキライではなかったのですが、こちらの方が春馬君の演技力が引き立っていて合っているような気がしました。
考えさせられる内容でしたね・・・特に後半は、どういう道を選んでいくのかについて、かなり気になりながら観ていました。

世界選手権、盛り上がっていましたね。
明子ちゃんを始めとして、海外選手でも今期で引退する選手がいて・・・私もジーンと来ていました。
大ちゃんと真央ちゃんは、どういう結論を出していくのでしょうね。
1~2年ゆっくり休ませてあげて、結論はそれからにしてあげてほしいな・・・と思うのですが、どうなるかな
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