emitanの心にうつりゆくもの

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平清盛 第10話

2012-03-11 22:35:37 | 平清盛
第10話 「義清散る 桜の西行、出家の時」

鳥羽上皇(三上博史)との間に皇子を産んだ得子(松雪泰子)は、皇子を東宮にしようと画策。
得子は、自らの出身が東宮の母に見合わない身分であったため、子のいない崇徳天皇の后の養子にするべく、崇徳天皇の后の父である関白・藤原忠通(堀部圭亮)に接近し、養子とすることに成功。
それを知った清盛(松山ケンイチ)と佐藤義清(藤木直人)は、国の行く末を案じる。
元服した雅仁親王(松田翔太)と得子は、廊下で鉢合わせし、お互いを挑発。
得子は雅仁親王に「あなたは鳥羽上皇ではなく、先の院(白河法皇)の子なのではないか」と言うが、駆けつけた璋子(檀れい)はそれを聞き、激しく抗議。
「雅仁は間違えなく鳥羽上皇の子であり、先ほどの言葉は撤回してください」と、掴み合いになる。
それを聞いた義清は、心配して璋子の元を訪ねるが、璋子の心に強く鳥羽上皇への想いがあることに気づき、逆上して璋子の首を絞めてしまう。
そこに駆けつけた清盛と璋子の女房・堀河局(りょう)がその場を収め、義清をそっと逃がすが、去り際を内大臣・藤原頼長(山本耕史)に見られてしまう。
頼長は「璋子に狼藉を働いたものは義清」として、鳥羽上皇の前で暴こうとするが、鳥羽上皇は「璋子が誰と何をしようとも、もはや私の心にはさざ波ひとつ立たない」として、誰も咎めはしなかった。
義清は「王家の乱れの種は、人が人を愛しく思う気持ち。手に入れたい、手に入らぬなら奪いたい、奪えぬなら殺したい・・・そんなどす黒い、醜い思いが渦巻き、そこに人を、やがて国を巻き込んでいく・・・私には醜さにまみれて生きる覚悟はない」とし、出家すると清盛に告げる。
清盛は義清を殴り続けるが、義清の決意は変わらず。
義清は「身を捨つる人はまことに捨つるかは捨てぬ人こそ捨つるなりけり」と詠み、清盛の前で髪を切り落とし。。。


というような内容でした。

鳥羽上皇の非常に屈折した璋子への想い。。。
これほどまでに、いろんな人を巻き込んで、世まで乱れて・・・
璋子も、自らの内にある鳥羽上皇への想いをやっと知ったのですが、時すでに遅し?

清盛は、各場面で出てはいましたが、今週は特に影が薄く・・・
あまりに朝廷パートがドラマチックすぎるので・・・
先週あたりから気にはなっていたのですが、誰目線で描いているのか分からなくなってきたのは、私だけでしょうか?
朝廷パートを詳しく描かないと、これからの大乱の伏線にならないのは分かるのですが、もう少し清盛目線にしないといけないのでは?と思いました。
カメラワークの問題なのか、演出の問題なのか。
脚本は、すごく各キャラクターの心情を描いていると思うのですけどね・・・。

___________________

さてさて、ここからはかなり私情が入ります(笑)
(佐藤義清役の方の大ファンなので、ご容赦ください!)

いやいやいや、今日は義清様メインで、始めから最後まで凄かったですね。
今日で亡くなってしまうかのような演出で
完全に終始主役だったように見えてしまったのは、私がファンだからなのか・・・?(ごめんなさい 笑)

的を射るシーンも、今日は多く長く出ていて。
今日の映像は、本当に的を真ん中に射ていることが証明された映像でしたね
的への当たり方が、心情を表していて・・・素晴らしい脚本です。

璋子の首を絞めるシーンもそうですが、私は鳥羽上皇の前で頼長に詰問されているシーンが、とても素晴らしいと思いました。
どんどん追い詰められていく様子が、セリフがほとんどないのに、すごく伝わってきました。
冷汗は本当の汗だったのか、演出だったのか・・・
その後の鳥羽上皇の璋子への捨て台詞で、璋子の絶望も伝わってきましたが、義清の絶望(璋子は鳥羽上皇を想っているが、鳥羽上皇も璋子のことを強く想っているということを思い知らされる)も強く伝わりました。

最後の、出家直前の清盛とのシーン。
清盛に殴られるままの義清。
清盛を「ただ一人の友」と言った義清。
先週までに、もう少しそういう場面を入れてほしかったかな、とも思いましたが(笑)、二人のシーンにも感動しました


そんなこんなで、私はとても感動した回だったのですが、他の人はどうだったのかなぁ。

ただ、今日はちょっと音楽が大きすぎたような・・・。
清盛邸を義清が訪れて、明子(加藤あい)や側の女性陣たちがウットリした場面に、例のキラキラ音響が(笑)←そんなに大きくしなくても良いですから(苦笑)
最後の清盛とのシーンも、すごく感動したのですが、音楽が大きすぎて、少し感動が引っ込んだというか・・・
あとね、桜の花びら、多すぎないですか?(爆)
・・・失礼


西行として、今後どう関わっていくのか、しばらく待つ日々ですね・・・

_________________

今日は、東日本大震災から1年、という日なので、ちょっと個人的に「おしゃれイズム」の感想を書く気分になれないことから、こちらは明日にでも書きます。
ツイも今日は、この記事アップのお知らせのみで、失礼します。

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2 コメント

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いっしょですね (教co)
2012-03-12 13:00:11
emiさんの感想を読んでいて、「おんなじ」と思う所が多々あって、そうそう!って言いながら記事を読んでしまいました。

オンタイムは台所の片づけをしながら、ちらりと見るつもりが本腰入ってしまい、家事進まず。

今度はテレビの前で正座して直人さんの演技を堪能させていただかねば・・・。
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>教coさんへ (emi)
2012-03-12 14:10:42
教coさん、コメントありがとうございます!
登場人物が多く、しかも豪華俳優陣ばかりだから、「義清散る」という題名でもどれだけ出演時間があるのかな?と思ったら、義清様ばかりで(笑)
これから何回も、しっかりじっくりリピしたい回でしたね。
思わず長文の記事になってしまいました(^^;)
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