第8話 「死刑囚の父娘を救え!お化けの謎!?」
リアルタイムで観ていたのですが、感想を書く時間がなかなかできず、遅くなりました
冤罪に苦しむ死刑囚のみならず、その家族、被害者、被害者遺族・・・それぞれの苦しみがしっかりと描かれていて、今までの8話の中で一番見応えがあったように思いました。
ゲスト出演の星野真里さんの演技が特に秀逸で、24年間の時の長さがズッシリと伝わってきました。
死刑囚・式根大充(片岡鶴太郎)の娘・松ケ下玲子(星野真里)が、
「父のためにこれ以上自分の人生を犠牲にしろって言うんですか?私が死刑囚の娘としてどんな暮らしをしてきたと思ってるんですか?帰ってください!死刑が確定した日に、私の中で父は死んだんです。お願いですから、これ以上私を苦しめないでください!」
「何様なの、あなた!あなたが余計なことしたせいで、マスコミがまた私のこと追いかけ始めた!職場でも近所でも噂出回ってる。いいかげんにしてよ!その中途半端な正義感で、人の人生振り回さないで!」
と黒川拓(坂口健太郎)やテレビ局の報道ディレクター・有馬聡子(市川実日子)に怒鳴っていましたが、
真実を追究するだけで満足するのは間違っている、ということを突きつけていて、とてもハッとさせられました。
もちろん、冤罪なのに24年間収監されて、いつ刑が執行されるかもしれないという毎日を送っている式根の姿にも、とても考えさせられるものがありました。
「今の私にとって、希望は毒なんです。出られるかもしれない、娘に会いたい、そういった希望は、かえって心がかきむしられて、苦しみが増す。もうそっとしておいてほしい」
長い間こういった環境に置かれると、そう思うことの方が気持ちが楽になることもあるのでしょうね・・・
一方で、今回の事件とは別ですが、被害者遺族の言葉として東央大学物理学科准教授・秋保恭一郎(藤木直人)が有馬にかつて言った
「根拠もなく冤罪の可能性があったなんて言うな。被害者遺族の気持ちを土足で踏みにじる行為だ」
という言葉も、その通りだと思います。
もちろん罪のない人が罪人とされるのはあってはならないことですが、被害者遺族にとっては被害者が亡くなった事実は変わらないですし、
真犯人や明確な証拠がない中で言われても、気持ちのやりどころに困るだけですし・・・
一番いいのは、真実が明確に分かることなのでしょうけど・・・
秋保が有馬に
「お前の作ったドキュメンタリーは、単純に出来が悪かった。科学的根拠に乏しく、憶測に頼りすぎ、検証も不十分すぎた。だが、お前の思いや熱意を否定したつもりはない。だからこそ俺は、今も黒川の無茶に付き合ってる」
と言っていましたが、
拓にあれこれと協力しているのは、自身の妹の事件にモヤモヤした物が残っているから、それを他の事件の被害者たちには味わせたくない、という思いもあるのかな?と思いました。
今回の事件は「無罪を言い渡す明らかな証拠を新たに発見したと認定できない」として、再審請求は棄却。
由美(酒井美紀)の母親が生きていて自白をしたのなら話は全く変わるのでしょうけどね・・・。
でも、せめて再捜査をしてみて、その上で判断してくれればいいのに・・・と思いますが・・・
明確な証拠は、時間が経てば経つほど難しいのかも。。。
今回の事件はグレーのまま終わりましたが、逆に考えさせられるものが多かったです。
__________________
最後に藤木直人さん演じる秋保教授についてですが、
予告編の、目に涙を浮かべた怒りの表情が、とても気になります!!
←web拍手です。
※これまでの感想
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※公式HP(こちら)
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ゲスト出演の星野真里さんの演技が特に秀逸で、24年間の時の長さがズッシリと伝わってきました。
死刑囚・式根大充(片岡鶴太郎)の娘・松ケ下玲子(星野真里)が、
「父のためにこれ以上自分の人生を犠牲にしろって言うんですか?私が死刑囚の娘としてどんな暮らしをしてきたと思ってるんですか?帰ってください!死刑が確定した日に、私の中で父は死んだんです。お願いですから、これ以上私を苦しめないでください!」
「何様なの、あなた!あなたが余計なことしたせいで、マスコミがまた私のこと追いかけ始めた!職場でも近所でも噂出回ってる。いいかげんにしてよ!その中途半端な正義感で、人の人生振り回さないで!」
と黒川拓(坂口健太郎)やテレビ局の報道ディレクター・有馬聡子(市川実日子)に怒鳴っていましたが、
真実を追究するだけで満足するのは間違っている、ということを突きつけていて、とてもハッとさせられました。
もちろん、冤罪なのに24年間収監されて、いつ刑が執行されるかもしれないという毎日を送っている式根の姿にも、とても考えさせられるものがありました。
「今の私にとって、希望は毒なんです。出られるかもしれない、娘に会いたい、そういった希望は、かえって心がかきむしられて、苦しみが増す。もうそっとしておいてほしい」
長い間こういった環境に置かれると、そう思うことの方が気持ちが楽になることもあるのでしょうね・・・
一方で、今回の事件とは別ですが、被害者遺族の言葉として東央大学物理学科准教授・秋保恭一郎(藤木直人)が有馬にかつて言った
「根拠もなく冤罪の可能性があったなんて言うな。被害者遺族の気持ちを土足で踏みにじる行為だ」
という言葉も、その通りだと思います。
もちろん罪のない人が罪人とされるのはあってはならないことですが、被害者遺族にとっては被害者が亡くなった事実は変わらないですし、
真犯人や明確な証拠がない中で言われても、気持ちのやりどころに困るだけですし・・・
一番いいのは、真実が明確に分かることなのでしょうけど・・・
秋保が有馬に
「お前の作ったドキュメンタリーは、単純に出来が悪かった。科学的根拠に乏しく、憶測に頼りすぎ、検証も不十分すぎた。だが、お前の思いや熱意を否定したつもりはない。だからこそ俺は、今も黒川の無茶に付き合ってる」
と言っていましたが、
拓にあれこれと協力しているのは、自身の妹の事件にモヤモヤした物が残っているから、それを他の事件の被害者たちには味わせたくない、という思いもあるのかな?と思いました。
今回の事件は「無罪を言い渡す明らかな証拠を新たに発見したと認定できない」として、再審請求は棄却。
由美(酒井美紀)の母親が生きていて自白をしたのなら話は全く変わるのでしょうけどね・・・。
でも、せめて再捜査をしてみて、その上で判断してくれればいいのに・・・と思いますが・・・
明確な証拠は、時間が経てば経つほど難しいのかも。。。
今回の事件はグレーのまま終わりましたが、逆に考えさせられるものが多かったです。
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最後に藤木直人さん演じる秋保教授についてですが、
予告編の、目に涙を浮かべた怒りの表情が、とても気になります!!
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