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宙わたる教室、無能の鷹、ゴールデンカムイ  観終わりました

2024-12-12 15:12:07 | 2024秋ドラマ
 火10(NHK)「宙わたる教室」
 金11:15(テレ朝)「無能の鷹」
 日10(WOWOW)「ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」
を観終わりましたので、曜日順に感想を書きます。

火10(NHK)「宙わたる教室」

定時制高校に通う色々な事情を持つ生徒たちの話が主でしたが、
若い年代が抱える問題、科学の実験、そして日本の科学界における課題などまで描かれていて、
それぞれが深く考えさせられ、とても見応えがありました!

今は通信制の学校もあり、「なぜ定時制に通うのか?」という問いかけもありましたが、
実際に人と直接話し合うことで生まれることもあるということで、こういう場所の大事さということが今までより分かった気がしました。

そして科学界、というか日本の大学~研究機関における問題も・・・
私の友人でも2人、文系ですが、某私立大学を卒業後に某国立大学の研究室に入ったものの、その大学を卒業していないということが大きなハンディとなり、一生懸命頑張ってもなかなかいいポジションに雇ってもらえないという人がいたので、
やはり学歴や教授等で阻まれることがまだまだあるという部分も興味深く観ていました。
藤竹先生(窪田正孝)は、過去に石上教授(高島礼子)に反発したことにより科学界から干されることになったけど、
石上教授も最終回には、定時制高校についてや藤竹先生の考え方を少し認めてくれたということなのかしら??
科学部とJAXA・相澤(中村蒼)との連携、そして藤竹先生のカリフォルニア行きの件など、まだまだ続きが観たい!と思いました!!

柳田を演じた小林虎之介君は、役作りのために歌舞伎町を何度も回って本当に職務質問を受けてしまったと、NHKの何かのトーク番組で聞きましたが、役に入り込んでいて、本当に素晴らしかったです!
藤竹先生によって読み書きに関する自分の特性を知って、勉強の仕方を改めたところ、どんどん世界が変わっていって・・・
でも、とても熱中できることが見つかってのめり込んでいた所に、友人からの大きな妨害に遭って、科学部存続の危機にまで陥って・・・
「頑張ったことを諦めるのはとても辛い」という言葉の重さがとても伝わって、観ていて苦しかったです。

佳純(伊東蒼)ほどではないけど、私も学生の時に起立性調節障害と診断されたことがあったので、
佳純のことはとても応援しながら観ていました。
長嶺(イッセー尾形)は、何といっても第4話での世代間ギャップについてのスピーチが良かったな~。
不器用ながらも若者に少しずつ寄り添っていく姿が、とても素敵でした
アンジェラ(ガウ)は、ちょっと楽観的な言葉ばかりじゃね?と思ったりはしたけど(笑)、親の事情で学校に通いたくても通えない外国人労働者の子供ってけっこういるのだろうな、ということを考えさせられたり。
キャスト陣の真に迫った演技に、とても魅了されました

科学の楽しさ、実験の難しさ、成果が出た時の喜びなども前面に出ていて、その面ではとても楽しいドラマでもありました!
素晴らしいドラマをありがとうございました!


金11:15(テレ朝)「無能の鷹」

かなり楽しく観ていたのですが、最終回の鷹野ロボットは・・・
「それはさすがにありえない!」と思って興ざめしてしまい、なかなか感想を書く気になれず
そんな最終回以外は、職場あるあるを面白く描いていて、とても楽しく観ていました

鳩山(井浦新)が「普通」である自分に悩み、闇落ち(!?)していく回が、特に面白かったです
自分を見失っていって・・・でも元に戻れて良かったです

鵜飼(さとうほなみ)と付き合う鵤(宮尾俊太郎)が金髪から黒髪に変わった姿、ホント「どちら様ですか?」でしたwww
というか、宮尾さんだったのですね!!
金髪・長髪・眼鏡で、宮尾さんだとは気づかずにずっと見ていました
開発部は、鵙尾(土居志央梨)も朝ドラ「虎に翼」とは全然違っていて、
髪型や服装や話し方で全く別人に見える俳優さんって、本当に凄いなと思いました!

全く別人に見えると言えば、準主演の鶸田(塩野瑛久)!!
大河ドラマの一条天皇で私は一気に掴まれたのですが、全く真逆のオーラゼロ、むしろマイナスオーラが漂う姿にビックリしました!
でも、鶸田がいてこその鷹野ツメ子(菜々緒)で、鷹野を横から分析して、利用しようとするも振り回され、数々のミラクルに立ち会って少しずつ成長していく姿に、毎週「頑張れ!!」と応援しながら観ていました
以前はこのポジションだった工藤阿須加君が、後輩を叱咤激励する頼もしい?少しチャラめな先輩として生き生きと雉谷を演じているのには感慨深かったです(デビュー作から結構見守り続けているのでね)。

朱雀部長(高橋克実)の老害問題にも切り込んでいて・・・
鴫石(安藤玉恵)と鳩山の同期コンビの、朱雀部長にどう対応していくか話し合っている姿は、私の年代の問題でもあるので、とても共感しながら観ていました。

・・・と、まぁ実際にこの職場に居たいかと問われれば居たくないけど(笑)、
脱力系コメディであり、現代社会を皮肉ったドラマでもあって、とても面白かったです!
鷹野と鶸田の今後がまた観たいです!!


日10(WOWOW)「ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」

北海道在住なので、北海道の歴史の勉強としてとても興味深く観ていました
知っている地名ばかりなので、「なかなか網走に近づかないな・・・ドラマ9話では終わらなさそうだな・・・」と早い段階から察していました
続編はまた映画になるのですね!
やはり映画で観る方が迫力があるので、映画を楽しみに待ちたいと思います!
とはいえ、WOWOW版ドラマだからこそ描けた下ネタ含みの今回のドラマ版、とても楽しかったです!!
アシリパを演じた山田杏奈ちゃん、後にも先にもこんなに「チ○○(先生)」と大声で連呼することは俳優人生でないだろうな~と思ったり

映画版では鶴見中尉(玉木宏)のことをひたすら気持ち悪いな~と思って観ていたのですが、
ドラマ版ではそんな鶴見に心酔する鯉登少尉(中川大志)や剝製職人・江渡貝(古川雄輝)、そして飼いならされている二階堂(柳俊太郎)らのやり取りが面白くて面白くて、
そっかぁ、だから玉木君にこの役が来たのね~と納得。
そして各話でゲストキャストを交えながらのストーリー進行も面白く、生々しい場面も多かったですが、当時あったエピソードも交えながらだったので、とても見応えがありました。
ヒグマとの戦いだったり、炭鉱のトロッコのシーンだったり、アイヌ人に成りすました日本人の話だったり、映像としての再現度が素晴らしかったです!

そんな中でもクスッと笑ってしまう悲喜こもごももあって・・・
萩原聖人さんのルンルンな様子や、第5話での親分・若山(渋川清彦)と姫・仲沢(木村知貴)は、泣き笑いしながら観てしまいました
江渡貝君は、鶴見中尉とダンスしているシーンはとても美しいのだけど、やっぱり笑ってしまう・・・

アシリパちゃんがアチャ(井浦新)と会ったらどうなってしまうのか?
杉本(山﨑賢人)は、アシリパちゃんを守ってくれるだろうけど、やはり軍人としての性で戦闘になると豹変してしまうので、アシリパちゃんはそんな杉本についていけるのかどうか・・・
金塊は見つかるのか!?という話なのだけど、杉本とアシリパちゃんの方が、私はとても気になります

ということで、映画版も楽しみにしていますッ!
(第3弾の映画って、WOWOWドラマを観た人以外も分かるようになっているのかなぁ?
 「沈黙の艦隊」もアマゾンプライムで①映画→②アマプラドラマ→③映画となるようだけど、最近そういう商法が増えていて、少し複雑な気持ちです)


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