昨年末から今月初めにかけて、色々なスペシャルドラマが放送されていましたね。
知事による外出自粛要請等で引きこもっていた年末年始だったので、ドラマを観る時間がたくさんあり、8本も観ました
12/4、12/11「少年寅次郎スペシャル」(NHK)
12/12、12/19「ノースライト」(NHK)
12/20「うつ病九段」(BSP)
12/28~30「岸辺露伴は動かない」(NHK)
1/2「正月時代劇 ライジング若冲」(NHK)
1/2「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」(TBS)
1/3、1/4「教場Ⅱ」(フジ)
1/7「黒革の手帖~拐帯行~」(テレ朝)
それぞれについて簡単にですが感想を書きます(ネタバレを含んでいます)。
「少年寅次郎スペシャル」(NHK)
前年の連ドラ放送時から大好きなドラマでしたが、連ドラ中に母・光子(井上真央)が亡くなってしまったので、今回はどういう物語になるのかな?と思っていたら、
寅次郎(井上優吏)が家を出てからの話を主にしながらも、回想でお母ちゃんや家族との思い出話が盛り込まれていて、新たに出てくる回想シーンも多数あり、深く掘り下げた内容に大満足でした。
そして、まさか父・平造(毎熊克哉)が亡くなっているとは
残された さくら(野澤しおり)の兄を思う様子には、一番泣けました。
会わなくてもお兄ちゃんのことはよく分かっていて・・・
心温まるストーリーで良かったです。
「ノースライト」
建築士の話でしたが、謎を解き明かしていくという推理もののような要素があったり、家族との心の通わせ方についても複数描かれていて、なかなか深かったです。
人生の大半が北国暮らしの私にとっては、「北向きの部屋は寒い!」という印象しかないのですけどね
でも、ドラマで描かれていた北向きの景色はとても素晴らしく、こんな絶景が目の前にあるなら北向きの部屋も悪くはない・・・!?
いや、やっぱり北海道は寒い時期の方が長いので、やっぱり北向きがリビングは良くないな
なんてことも考えながら観ていました
「家」の他に「椅子」のことも深く描かれていて、「椅子」も大事だよなと最近思っている私にとっては、そちらも興味深かったです。
一つの椅子から少しずつ核心に辿り着いていく様子にはドキドキし、最後には「そうだったのか~」と納得。
全2回でスッキリと落ち着いてまとまっていて、とてもいい内容でした。
「うつ病九段」
うつ病には色々な症状があるとは聞きますが、色がモノクロに見えたり、思考があんなにも落ちたりすることがあるのですね
先崎学九段を演じる安田顕さんの熱演に引き込まれ、日本将棋連盟常務理事役の宇梶剛士さんと同じ顔をして見守っていました。
今まで天才と呼ばれていた人が病気になって思考能力が落ちてしまうと、想像を絶する苦悩があるのでしょうね。
私は天才ではないので分からないのですが、今までは自然と見えていた棋譜が読めなくなった時にどう回復していくのか・・・ドラマではあっという間に描かれていたので、もっとじっくり観たかったという思いはありますが、先崎九段が基本に立ち返って、希望を持って進んでいこうとする姿に見入りました。
「岸辺露伴は動かない」
「ジョジョの奇妙な冒険」は観たことがないのですが、高橋一生君が主演というのと、一部界隈(漫画ファンの方?)からの期待の声が高いようだったので、観てみました。
第1話「富豪村」は、イマイチ面白いとは思わなかったのですが、
第2話「くしゃがら」は、森山未來君の狂気の入った演技もあって、とても面白く見入りました!
横目で見ていた夫は、とても気持ち悪く感じたようですが
私は、10~20代の時は「調べる」のがとても好きで、時間を忘れるくらいどんどん深掘りして調べる方だったので、漫画家・志士十五の気持ちは分からないでもなく
でも、今は「ほどほどに」といった程度が分かってきたというか、前ほど向学心がないのか、少し調べて分からなかったら諦めますが
第3話の「D.N.A」は、不思議な世界観があって、色彩豊かな映像で、とても面白かったです。
まさか平井太郎(中村倫也)がその家族と結びつくとは・・・
で、泉京香(飯豊まりえ)が悲しむかと思いきやそうでもなく、そんなカラッとした性格の京香に笑ってしまいました。
原作ではまだ話があるようなので、そのうちドラマでも続編があるのでしょうか!?
続編があったら、また観てしまうと思います
「正月時代劇 ライジング若冲」
昨今の若冲人気により、私も名前と絵の何枚かは知っているのですが、高校の日本史の教科書に伊藤若冲ってどこに書いてあったっけ?と思って20数年前の教科書を開いてみたら、書いていなく
円山応挙や池大雅は載っていたのですが・・・とググってみたら、ここ20年くらいでグッと人気が高まったのですね。
「若冲が相国寺を救った」とドラマの終わりの「紀行」で紹介されていましたが、皇室等に所蔵されたことにより、あまり人目に触れることなく最近まできたとか・・・
そのおかげで色彩鮮やかな絵が今でも観ることができるそうですが。
そんなこんなで、私自身は若冲に関してほとんど知識はなかったのでドラマを観るのに少し不安でしたが、面白く観ることができました。
当時の絵の描き方や、絵師とはどういうものなのかが分かり、
自然もふんだんに取り込まれた映像で、緑が特に綺麗で、観ていて気持ちが良くなりました。
このドラマのために絵のレプリカや、下書きの絵等々、どれだけ用意したのだろうか・・・!?とも思いましたが
若冲と相国寺の僧侶・大典、円山応挙や池大雅とのフィクションも、なかなか面白かったです。
「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」
なかなか盛りだくさんな内容で・・・
今回の出産~育児編、連ドラですればよかったのに!
コロナ禍前に企画があって、コロナ禍になってしまったためにそれも盛り込んだらギュウギュウで連ドラにできるくらいのボリュームになってしまったのかなぁ?
どのキャラクターも前回とブレがなく、それぞれに年齢を重ねている様子がしっかりと感じられ、流石だなと思いました
千葉の実家に避難したみくりと東京に残った平匡が「あの時ハグしていれば…」と後悔する様子に、今の自分の状況に重ね合わせた人も多いのでは?
私もなかなか親や友達に会えない自分の今の現状と重ね合わせたり、そういう人が世界中に多いのだろうなと思いを馳せたり・・・。
そういったことなど、色々と考えさせられる内容でした。
また続編がありそうですね!?
「教場Ⅱ」
今回はパートⅡだったので去年ほどのインパクトはなかったですが(笑)、
相変わらずの風間教官で、観ている私も目を見開いてしまうような孤高の存在感で、時折ゾクゾクッとしながら見入っていました。
パートⅠの時は風間教官の冷たい振る舞いの意図がなかなか分からなかったのですが、それは生徒を陥れるためのではなく、多少頼りないところがあっても適性があって警察官としての自覚をしっかり持てている者は送り出すというのが分かった状態で今回は観ていたので、安心して観れる部分は多かったです
まさか宮坂(工藤阿須加)があんなことになるとは思いませんでしたが・・・
宮坂ファンだったので、とても悲しかったです。
それにしても風間教官の捜査能力はスゴイ!!
生徒のみならず、副教官見習い(田澤愛子)の深層心理まで見抜くとは!
風間教官の義眼の件と鳥羽(濱田岳)との関わりが意味深なところで終わったので、たぶん続編がまたあるのでしょうね。
連ドラでもいいのにな。
「黒革の手帖~拐帯行~」
2017年の連ドラを何だかんだ言いながらも観ていたので、今回も少し気になり、また何だかんだ言いながら観てしまいました(笑)
刑務所を出て、またクラブのママになってビックリ!
そして、また騙される男たち!!
人には言えないお金を持っている人は持っているのですね~。
武井咲ちゃん、前よりも大人っぽい雰囲気と品が出ていて、良かったです。
毎熊君が、派遣された会社2社で情報を持ち出していたけど、あんなにUSBで簡単に持ち出せる会社って、かなりヤバイのではないのかしら?
などなど、ツッコミどころは所々にありましたが、そこそこ楽しく観ていました。
続編をしたいというニオイがプンプンしていましたね
←web拍手です。
知事による外出自粛要請等で引きこもっていた年末年始だったので、ドラマを観る時間がたくさんあり、8本も観ました
12/4、12/11「少年寅次郎スペシャル」(NHK)
12/12、12/19「ノースライト」(NHK)
12/20「うつ病九段」(BSP)
12/28~30「岸辺露伴は動かない」(NHK)
1/2「正月時代劇 ライジング若冲」(NHK)
1/2「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」(TBS)
1/3、1/4「教場Ⅱ」(フジ)
1/7「黒革の手帖~拐帯行~」(テレ朝)
それぞれについて簡単にですが感想を書きます(ネタバレを含んでいます)。
「少年寅次郎スペシャル」(NHK)
前年の連ドラ放送時から大好きなドラマでしたが、連ドラ中に母・光子(井上真央)が亡くなってしまったので、今回はどういう物語になるのかな?と思っていたら、
寅次郎(井上優吏)が家を出てからの話を主にしながらも、回想でお母ちゃんや家族との思い出話が盛り込まれていて、新たに出てくる回想シーンも多数あり、深く掘り下げた内容に大満足でした。
そして、まさか父・平造(毎熊克哉)が亡くなっているとは
残された さくら(野澤しおり)の兄を思う様子には、一番泣けました。
会わなくてもお兄ちゃんのことはよく分かっていて・・・
心温まるストーリーで良かったです。
「ノースライト」
建築士の話でしたが、謎を解き明かしていくという推理もののような要素があったり、家族との心の通わせ方についても複数描かれていて、なかなか深かったです。
人生の大半が北国暮らしの私にとっては、「北向きの部屋は寒い!」という印象しかないのですけどね
でも、ドラマで描かれていた北向きの景色はとても素晴らしく、こんな絶景が目の前にあるなら北向きの部屋も悪くはない・・・!?
いや、やっぱり北海道は寒い時期の方が長いので、やっぱり北向きがリビングは良くないな
なんてことも考えながら観ていました
「家」の他に「椅子」のことも深く描かれていて、「椅子」も大事だよなと最近思っている私にとっては、そちらも興味深かったです。
一つの椅子から少しずつ核心に辿り着いていく様子にはドキドキし、最後には「そうだったのか~」と納得。
全2回でスッキリと落ち着いてまとまっていて、とてもいい内容でした。
「うつ病九段」
うつ病には色々な症状があるとは聞きますが、色がモノクロに見えたり、思考があんなにも落ちたりすることがあるのですね
先崎学九段を演じる安田顕さんの熱演に引き込まれ、日本将棋連盟常務理事役の宇梶剛士さんと同じ顔をして見守っていました。
今まで天才と呼ばれていた人が病気になって思考能力が落ちてしまうと、想像を絶する苦悩があるのでしょうね。
私は天才ではないので分からないのですが、今までは自然と見えていた棋譜が読めなくなった時にどう回復していくのか・・・ドラマではあっという間に描かれていたので、もっとじっくり観たかったという思いはありますが、先崎九段が基本に立ち返って、希望を持って進んでいこうとする姿に見入りました。
「岸辺露伴は動かない」
「ジョジョの奇妙な冒険」は観たことがないのですが、高橋一生君が主演というのと、一部界隈(漫画ファンの方?)からの期待の声が高いようだったので、観てみました。
第1話「富豪村」は、イマイチ面白いとは思わなかったのですが、
第2話「くしゃがら」は、森山未來君の狂気の入った演技もあって、とても面白く見入りました!
横目で見ていた夫は、とても気持ち悪く感じたようですが
私は、10~20代の時は「調べる」のがとても好きで、時間を忘れるくらいどんどん深掘りして調べる方だったので、漫画家・志士十五の気持ちは分からないでもなく
でも、今は「ほどほどに」といった程度が分かってきたというか、前ほど向学心がないのか、少し調べて分からなかったら諦めますが
第3話の「D.N.A」は、不思議な世界観があって、色彩豊かな映像で、とても面白かったです。
まさか平井太郎(中村倫也)がその家族と結びつくとは・・・
で、泉京香(飯豊まりえ)が悲しむかと思いきやそうでもなく、そんなカラッとした性格の京香に笑ってしまいました。
原作ではまだ話があるようなので、そのうちドラマでも続編があるのでしょうか!?
続編があったら、また観てしまうと思います
「正月時代劇 ライジング若冲」
昨今の若冲人気により、私も名前と絵の何枚かは知っているのですが、高校の日本史の教科書に伊藤若冲ってどこに書いてあったっけ?と思って20数年前の教科書を開いてみたら、書いていなく
円山応挙や池大雅は載っていたのですが・・・とググってみたら、ここ20年くらいでグッと人気が高まったのですね。
「若冲が相国寺を救った」とドラマの終わりの「紀行」で紹介されていましたが、皇室等に所蔵されたことにより、あまり人目に触れることなく最近まできたとか・・・
そのおかげで色彩鮮やかな絵が今でも観ることができるそうですが。
そんなこんなで、私自身は若冲に関してほとんど知識はなかったのでドラマを観るのに少し不安でしたが、面白く観ることができました。
当時の絵の描き方や、絵師とはどういうものなのかが分かり、
自然もふんだんに取り込まれた映像で、緑が特に綺麗で、観ていて気持ちが良くなりました。
このドラマのために絵のレプリカや、下書きの絵等々、どれだけ用意したのだろうか・・・!?とも思いましたが
若冲と相国寺の僧侶・大典、円山応挙や池大雅とのフィクションも、なかなか面白かったです。
「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」
なかなか盛りだくさんな内容で・・・
今回の出産~育児編、連ドラですればよかったのに!
コロナ禍前に企画があって、コロナ禍になってしまったためにそれも盛り込んだらギュウギュウで連ドラにできるくらいのボリュームになってしまったのかなぁ?
どのキャラクターも前回とブレがなく、それぞれに年齢を重ねている様子がしっかりと感じられ、流石だなと思いました
千葉の実家に避難したみくりと東京に残った平匡が「あの時ハグしていれば…」と後悔する様子に、今の自分の状況に重ね合わせた人も多いのでは?
私もなかなか親や友達に会えない自分の今の現状と重ね合わせたり、そういう人が世界中に多いのだろうなと思いを馳せたり・・・。
そういったことなど、色々と考えさせられる内容でした。
また続編がありそうですね!?
「教場Ⅱ」
今回はパートⅡだったので去年ほどのインパクトはなかったですが(笑)、
相変わらずの風間教官で、観ている私も目を見開いてしまうような孤高の存在感で、時折ゾクゾクッとしながら見入っていました。
パートⅠの時は風間教官の冷たい振る舞いの意図がなかなか分からなかったのですが、それは生徒を陥れるためのではなく、多少頼りないところがあっても適性があって警察官としての自覚をしっかり持てている者は送り出すというのが分かった状態で今回は観ていたので、安心して観れる部分は多かったです
まさか宮坂(工藤阿須加)があんなことになるとは思いませんでしたが・・・
宮坂ファンだったので、とても悲しかったです。
それにしても風間教官の捜査能力はスゴイ!!
生徒のみならず、副教官見習い(田澤愛子)の深層心理まで見抜くとは!
風間教官の義眼の件と鳥羽(濱田岳)との関わりが意味深なところで終わったので、たぶん続編がまたあるのでしょうね。
連ドラでもいいのにな。
「黒革の手帖~拐帯行~」
2017年の連ドラを何だかんだ言いながらも観ていたので、今回も少し気になり、また何だかんだ言いながら観てしまいました(笑)
刑務所を出て、またクラブのママになってビックリ!
そして、また騙される男たち!!
人には言えないお金を持っている人は持っているのですね~。
武井咲ちゃん、前よりも大人っぽい雰囲気と品が出ていて、良かったです。
毎熊君が、派遣された会社2社で情報を持ち出していたけど、あんなにUSBで簡単に持ち出せる会社って、かなりヤバイのではないのかしら?
などなど、ツッコミどころは所々にありましたが、そこそこ楽しく観ていました。
続編をしたいというニオイがプンプンしていましたね
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