emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

さよなら私 第5話

2014-11-12 16:50:48 | 2014秋ドラマ
第5話 「罪と罰~親友と分かち合う命」

早川薫(姿は友美/永作博美)は星野友美(姿は薫/石田ゆり子)に、星野友美の体が乳がんに侵されていると話し、友美(姿は薫)は激しく動揺する。
薫(姿は友美)が「これから辛い治療を受けるのも、がんと闘うのも、恐怖と戦って手術受けるのも、転移したら命失うのも私なんだけど!そうなったらこの世からいなくなるのは私の方なんだけど!」と大声を上げると、友美(姿は薫)が謝るため、薫(姿は友美)は「私のせいだよ。罰が当たったんだよ。天罰ってやつが。あなたを裏切った罰が当たったの。ごめんね、本当に。それともう一つ、自分のお腹の中の子を殺した罰も。私、ホッとしたんだよ、自分で決めたのに。一人で産んで、一人で育ててやるって。自分の母親みたいに子供を捨てる親になんか絶対にならないって決めたのにさ。でも流産して、心のどこかでホッとしたんだ。だから、罰が当たったんだよ。私死ぬんだと思う。そんな気がする。そういうことなんじゃないかって思う、あなたと私が入れ替わったのも。きっと友美が死ぬことは決まってたんだよ。でもそれじゃあんまり可哀想だし、健人君もいるし。だから、親友のあなたを裏切った私を身代りにすることにしたの。そう思ったってだけだよ。だから私は死ぬんじゃないかってそんな気がする」と話す。
すると友美(姿は薫)は「勝手な思い込みで私の体を殺さないで!あなたはいつだってそう。何か辛いことがあると『私は別に、何があっても何とも思わない、いつ死んでも構わないし』みたいな態度。それって結局逃げているだけなんじゃないの?言い訳して逃げてるだけ。『自分は元々不幸だし、幸せになんかなれないんだから。普通の人と違うんだから』そうやって自分を特別な人間だと思っている。何が『私死ぬんだと思う』よ。ふざけないで!私はそんなの絶対許さない!罰が当たった?だったら責任を持って治しなさいよ、私の体を!可哀想ぶって逃げてないで、責任取りなさいよ!」と怒鳴る。
更に友美(姿は薫)が「泣けばいいのに。怖いって言えばいいじゃない。怖い怖い怖いって泣きなさいよ!ガンだって死ぬのだって、誰だって怖いに決まってるじゃない」と声を掛けると、薫(姿は友美)は「怖いよ…助けてよ!」と言って泣き出し、二人は抱き合って号泣し、友美(姿は薫)は「自分の体が死ぬのも嫌だけど、薫がこの世からいなくなっちゃうなんて嫌だ。絶対嫌だ!頑張ろう、一緒に」と声を掛ける。
友美(姿は薫)は、放心状態でいつしか実家の前へ行き、買い物から戻ってきた母・吉澤弘子(りりィ)と会うが、弘子は薫だと思って家の中に入れる。
弘子が「嫌いだからあの子、私のこと。特に母と娘は女同士だから、離れていた方がいい親子もいるのよ。私は私なりにあの子を愛してきたし、あの子の事を考えて厳しくしてたつもりだったけど、結果としてあの子は自分は母親に愛されてないんだって思ってしまった。私だってあの子が辛い思いをするのは嫌だったけど、厳しく言うのが私の仕事だと思ってた。世の中の他人じゃ、そんなに真剣にあの子の事なんて考えてくれやしないわ。だからどんなに嫌がられても厳しく言うのが私の仕事だと。でも、やりすぎだったのよ私は。失敗だったのよ、私の独りよがりの子育ては」と話すと、友美(姿は薫)は居たたまれなくなって帰ろうとする。
すると弘子は「あなたにもずいぶん嫌な態度を取ってきたわね。ごめんなさいね。あの子をお願いね。私に似て誰にも甘えられないのよ、あの子。よろしくお願いします」と言って頭を下げる。
友美と春子の親友・三上春子(佐藤仁美)の夫・光雄(尾美としのり)は、友美の夫・洋介(藤木直人)を呼び出し、春子の様子がおかしいことを話すと、洋介は「心を決めておいた方がいいと思いますけどね。何らかの修羅場になって、答えを迫られるとするじゃないですか。その時に出す結論って答えじゃないと思うんですよ。問題になる前の、つまり選択肢がある状態で出した答えが答えだと思うんですよ。それが正解と言うか、自分にとっての。修羅場になってその場で出す結論は違う。心理的な圧迫やら何やらで冷静な判断じゃない。あとで必ず後悔する、違和感が残る。そういうの嫌なんですよ。自分の決断は間違っていたって思いながら生きていくのが。だから修羅場が来る前に答えを用意しておくんです。うちも近いみたいです。恐らく妻は気づいています。でも彼女は僕に何も言わない。責めることもしない。たぶん妻と薫の間で何らかの話がなされてるんだと思います。でも薫も何も言わない」と話す。
その頃、春子は遠山冬子(谷村美月)の家の前へ行き、尾行して冬子の職場であるファミレスまで行って仕事ぶりを見守っていた。
その後、冬子は光雄を呼び出し、春子が自分を尾行していたことを伝え、「怖かった…怖かったし、ずっと私の足見てた」と話す。
この日は薫(姿は友美)の精密検査の日で、友美(姿は薫)は病院に駆けつけて薫(姿は友美)にエールを送り、友美(姿は薫)が代わりに友美の息子・健人(橋來)を幼稚園まで迎えに行く。
健人は恐る恐る友美(姿は薫)の手を握って「ママが仲良くしてあげてねって。だから」と話し、二人は公園に行き、検査が終わった薫(姿は友美)と会う。
薫(姿は友美)は友美(姿は薫)に今後の治療計画を見せ、「一人忘れてた!」と言って健人と3人で春子の家まで行く。
健人は春子の息子たちと遊んでもらって3人になるが、春子が冬子を尾行したことを話して涙を流すためなかなか病気の事を話すことができなかったが、春子が大丈夫だと言うので病気の話をする。
薫(姿は友美)は「色んなことが起こる年頃になんだろうね」と話すと、春子は「何でこんなことになるんだろう。私たち、みんな頑張って生きているのにね」と泣きながら話す。
春子の家からの帰り道、薫(姿は友美)は友美(姿は薫)に「もし私が死んだら、全てを話して洋介さんの奥さんになって。健人君のママはあなたなんだから。お願いね」と話し、友美(姿は薫)は少し考えた後で「言われなくてもそうするよ」と明るく話すと、薫(姿は友美)は「あっそう。悔しいから死ぬの止めようっと」と話す。
光雄が帰宅した時、リビングで春子は泣いていたが、光雄に「あなたの事なんかで泣かないわよ。アンタの事なんかで誰が泣くか!好きにすればいい。一人にしてください」と一方的に話し、光雄は動揺しながら寝室へ行く。
友美(姿は薫)が薫のアパートに帰ると、洋介が待ち伏せしていて一緒に部屋に入り、友美(姿は薫)が「何でそんな余裕のある顔をしているの?もしかしてバレるのは想定済み?」と尋ねると、洋介は「話したんだね…俺たちの事」と話す。
友美(姿は薫)が「違うよ。世界は洋介の想定の範囲内に全て収まってる訳じゃない…たまには友美の所に早く帰ってあげたら?自分の奥さんの体、見たいと思わないの?あなたの奥さんとセックスしなさいよ!あなたの奥さんは…乳がんなの。もうじき左胸を切除する」と話すと、洋介はとても驚いて「嘘だ!そんな…だって俺には何も…。あり得ないだろ、そんなこと!」と怒鳴る。
友美(姿は薫)が「あなたが教える価値もない最低の夫だからじゃないの!?」と言い放つと、洋介は「ごめん…帰る」と言って薫のアパートを出てタクシーを拾い・・・


というような内容でした。

「あなたが教える価値もない最低の夫だからじゃないの?」
うぉぉぉ!とうとう洋介が言われてしまったーーー!!
とてもバッサリ、これ以上はない位の言葉で言われてしましたね
友美がバッサリと言った時に、思わず「うぁ!言っちゃった!!」と手を叩いて喜んでしまいました
その通りなんですよね・・・でも、洋介の中の人のファンなので、少し胸が締め付けられる思いも同時にありましたが

友美は(姿は薫だけど)そんなことを洋介には言いたくなかったでしょうね。
でも、薫(姿は友美)の一大事なのに未だに気づかずにノコノコと不倫相手の所にやってくるなんて・・・
ようやく怒りを洋介にブチまけることができて良かったと思います。
今までは待ち焦がれていた洋介との情事(←古い?)が勝ってしまっていたけど、薫の健康が関わっているとなれば命の方が大事で向こうを大事にしてほしいと思うのは当たり前で。
こうなると、もう洋介の事はどうでもよくて、薫(姿は友美)の体が最優先で、次に健人の事で、それ以外はひとまず休戦ですよね。
友美(姿は薫)が「自分の体が死ぬのも嫌だけど、薫がこの世からいなくなっちゃうなんて嫌だ。絶対嫌だ!頑張ろう、一緒に」と薫(姿は友美)に泣きながら話した冒頭シーンは、とても感動しました

嫌いだった母親の思いを知った友美、嫌いだった母親と同じことを自分がしてしまうのではないかと思う薫・・・
2つの母娘の話もさり気なく入っていて、なかなか興味深かったです。
私もなかなか母の本心が分からなかったり、「こういうところは似たくない」と10~20代に思っていた点があるのですが、だんだん似てきたようにも思える事が結構あって、複雑に思う事があります。
でも、友美のようにはギスギスしていなくて、結構仲良くはしていますけど。
強気な母なので今は逆に心配に思う所が多く、「もっとちゃんと早くから話してよ!」と思う事がよくあります
友美と弘子の関係性も、これを機に(病気の事もありますし)良い方向に変わっていくといいですね~。

春子が冬子を尾行して→落ち込んで→友美の病気のことを聞いてさらに落ち込んで→夫に「アンタの事なんかで誰が泣くか!」と言う流れは、とてもジーンとしたし、上手いなぁ~と思いました。
夫の不倫でクヨクヨしていたけど、親友の命に関わる(かもしれない)問題を聞いたら、そっちを全力で応援したくなる気持ちや、自分の悩みが小さいという事が分かるということってあるなぁ~と思いまして。
そして、開き直ったら女は強い!ということで(笑)

今日「スタジオパークからこんにちは」に春子演じる佐藤仁美さんがご出演だったのですが、光雄に「電気付けないでよ」と言ったのはアドリブだったそうです
涙でグショグショになった顔は、明るい所では見られたくないですよね
なかなか良いセリフだと思ったらアドリブだったと知り、驚きました!

その他に春子のシーンで良かったのは、息子・翔太(今井稜久)&大樹(山崎智史)が出ている場面!
春子「アンタたち、季節で何が好き?」→翔太「冬!」大樹「冬!」
春子「クリスマスもお年玉も今年はナシ!」→翔太&大樹「はいはい」
 →絶妙なタイミングでナイスでした
  そして、お母さんへのあしらい方が小憎たらしい!
あとは、「帰りたい」と話す健人に、兄・翔太の方が「ちょっと待ってろよな、健人」と言ってお母さんの様子を見て、お母さんの異変を察知して時間を引き延ばさなきゃいけないと思って、自分の宝物(弟にも触らせたことがない)を引き出しから出した場面は、何だか涙が出てしまいました
口では憎たらしいことを言っていても、お母さんが最近様子が変で何かに悩んでいることに気づいていたのでしょうね。
とても良いシーンでした

健人も可愛い!!
春子の家から帰るシーンで、走り出していって、「あっ、靴脱げちゃった!」と小声で言って戻って靴を履きなおして、また走り出して・・・
マイクがキチンと拾っていて、その声をしっかり拾っている事にも「!」だったし、健人が靴を履きなおしてまた一生懸命走っていくところに「!!」と、とても良いなぁ~と思いました


光雄の方が先に修羅場が来たかと思いきや
不倫マイスター(気取り)の洋介だったけど、自分の想定を超える事態が起きて、ジタバタ
修羅場でとっさに起こした反応は「友美の元へ行く」だったけど、それは予め用意していた結論だったのかどうなのか?
まぁ、想定外の友美の病気だったので、あの場面でそれでも薫の所に留まるならそれこそクズ野郎でしたけどね。
予告編にあった洋介のお願いが何なのか、気になります。

光雄は、冬子とも別れたくないと未だに思っているのですね
早く気づいて!今ならまだ!!と思っていたけど・・・。

NHKドラマの公式ツイッターによると、洋介と光雄はスイーツ男子だそうです
光雄のカフェでのチョイスはアリとしても、洋介はモンブランにクリームソーダ?(それとも抹茶ラテ??)
抹茶ラテとしても、上に生クリームが乗っていたよ!?
スイーツ男子と言っても、あの取り合わせは私にはあり得ません


今回は、洋介さんの萌えポイントがほとんどなかったので(爆)、この辺で失礼します
(もうこれでお色気シーンはないですね・・・って、そんなことで締めてスミマセン
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話
※公式HP(こちら
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 信長協奏曲 第5話 | トップ | おしゃれイズム 丸山隆平さん »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>きこりさんへ (emi)
2014-11-12 20:02:21
きこりさん、コメントありがとうございます!

>あれって想定していた答えなんでしょうか
気になりますよね!
無意識の行動で友美の所に行ったけど、私は友美&健人を選ぶと最初から決めていたと思いたいです。
でも、不倫がバレたら奥さんの所に戻ろうなんて、どんだけ自信家なのかとも思うので、二人とも諦める方が潔いといえば潔いのですが、どうだったのか??
世界は洋介の思う通りには動いていない!ということで、ようやく視聴者的にもスカッとしましたね(笑)

>春子って心のきれいな人ですよね。
ホント、そうですよね~。純粋だと思います。
そして、息子が憎まれ口を叩きながらもお母さんの事を気にかけている様子も分かって、春子の愛情がキチンと伝わっているんだと思ってまたジーンと・・・(涙)
光雄も早く分かってほしいです!
ここへきてもまだ冬ちゃんと別れたくないなんて・・・(-"-)

スイーツ男子の設定とか、色々楽しいですよね♪
さすが岡田さん脚本!だし、NHKだからこその丁寧さ&緻密な作りが垣間見れて、安心して楽しめます。
(民放だと、商業的な大人の事情が色々と出ることも多いので・・・)

最低男と言われた洋介が何を頼むのか、ドキドキします!
返信する
こんばんわ~♪ (きこり)
2014-11-12 18:02:23
>ようやく怒りを洋介にブチまけることができて良かったと思います。
そうですよね~やっと洋介をギャフン!と言わせる時が来ました( ̄▽ ̄;)アハハ…
ホント友美のところに慌てて走って行ったけど、あれって想定していた答えなんでしょうか。きっと洋介のことだからバレたら言う言葉も決めていたと思うけど、まさかの乳癌で計画くずれちゃいますかね(笑
>2つの母娘の話もさり気なく入っていて、なかなか興味深かったです。
母と娘っていろいろありますよね~
うまくいっている親子ばっかりじゃないし。
うちはモロ友美の家みたいな感じだったんで、
複雑な思い出弘子の話を聞いてましたよ~
>光雄に「電気付けないでよ」と言ったのはアドリブだったそうです
そうだったんですか~いいセリフでしたよね。
ホント夫のこといろいろ思っている時に泣き顔みられたくないですもの(笑
春子って心のきれいな人ですよね。
お兄ちゃんがお母さんの泣き顔を見てさりげなく健人のめんどうを見てあげるところは、いい子に育っているな~と嬉しくなりました。
なのに光雄ときたら・・┐( -"-)┌
>NHKドラマの公式ツイッターによると、洋介と光雄はスイーツ男子だそうです
どうりで男二人で美味しそうなの食べていると思った(笑
こういう細かい設定楽しいですよね~
さて、洋介は薫と知美に何を言うんでしょうね~?
返信する

コメントを投稿