emitanの心にうつりゆくもの

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空飛ぶ広報室 最終話

2013-06-24 19:55:55 | 2013春ドラマ
最終話(第11話) 「2年後の再会~二人で大空に描く未来」

2013年4月1日。東日本大震災から2年が経ち、ブルーインパルスが前日に2年ぶりに松島基地に帰還したこと、雪により予定されていた展示飛行は中止になったということが報道される。
帝都テレビ局のディレクター・稲葉リカ(新垣結衣)は、上司・阿久津守(生瀬勝久)から「地元にとってブルーインパルスは復興の象徴。これを機に『空自の側から語られる震災の記憶』そんな特集があってもいいんじゃないか。今のお前なら公正な目で取材できるはずだ。この2年、お前はそれだけの仕事をしてきた」と言われる。
2年前、空井大祐(綾野剛)は稲葉に震災直後に無事のメールを送った後、
・・・翌月1日にメールで「稲葉さん。ずっとメールできなくてごめんなさい。水が引いてからの松島基地は、救援活動の拠点として24時間フル稼働しています。終わりはまるで見えませんが弱音を吐く奴はいません。災害派遣は勝利なき戦いである。その言葉の意味を今かみしめています」と、
・・・6月に「稲葉さん。ごめんなさい。僕は、松島基地に異動することになりました。自分から、志願しました。今までありがとうございました。もう、連絡しません。稲葉さん、どうか、幸せになってください」とメールを送ったのを最後に、約2年連絡を交わしていなかった。
稲葉が空幕広報室に行くと、2年前のメンバーは比嘉哲広(ムロツヨシ)以外は全員異動していた。
比嘉から、松島基地の広報は空井のままと聞き、稲葉は自分がディレクターをするか他の人に任せるかを悩む。
稲葉はアナウンサー・藤枝敏生(桐山漣)に「やっぱ断るわ。公私混同だから行かないの。松島には行かない。空も見ない。それでおしまい!」と言うが、藤枝から「空見ないなんて、かなり難しいぞ」と言われてしまう。
そんな中、稲葉は妊娠中の柚木典子(水野美紀)に、産気づいたとして呼び出される。
しかし、それは柚木の策略で、そこには槇博巳(高橋努)と比嘉と片山和宣(要潤)もいた。
松島基地の取材について、柚木から「空自びいきの取材をしてくれって言っているんじゃないよ。そこは稲葉が思ったように公平な目で見てくれればいい。でも私たちは稲葉に行ってほしいの。稲葉に見て来てほしいの、あの日の松島を」と言われ、片山からも「稲ぴょんなら自衛官の事ヒーロー扱いしないと思うし、ありのままを伝えてくれる」と言われ、比嘉からも「ずっと我々を見ててくれた稲葉さんだからお願いしたいんです」と言われ、稲葉は涙を流しながら「はい」と答える。
松島に着いた稲葉は、空井の出迎えを受けるが、空井はあまり表情を崩さなかった。
空井は、震災直後の事から話し出し、当時滑走路の点検と飛行機点検が津波が来るまでの30分の間に合わなかったこと、せめて格納庫に入れようと思ったがレールがゆがんでしまってシャッターを閉めることが出来なかった事、飛行機と人命の両方を失う可能性があったから飛行機は諦めるよう指令が出たことなど、当時の隊員の無念の思いを話し、現在は何も準備していない状態で如何に早く退避できるかの訓練を積み重ねていると説明する。
そして、松島基地の女性隊員や渉外室長・山本(富澤たけし)らに、当時の災害支援活動の状況等の取材をする。
一般家屋への立ち入りは自衛官は本来はすることが出来ないのだが、「基地から流された流出物を捜索せよ」という指令を出してもらい、各報道機関にも「もし問題になったらこの活動を打ち切らざるを得ない」と説明をし、各社とも好意的に報道してもらったため活動を継続することが出来たという話も聞く。
稲葉は自衛官の人達もそれぞれ泣きたくなる思いがあったことを知り、空井に泣きながら「私…何も伝えられてません」と話すと、空井は「何か出来ることがあるって楽なんです。有事において果たすべき義務がある、それだけでも心の拠り所となります。だから、気にしなくていいんです。稲葉さんが泣くようなことじゃないんです」と声を掛け、泣きじゃくる稲葉の頭をそっと撫でる。
この日の取材を終え、駅で空井と別れた稲葉は、東北で避難訓練のレクチャーなどをしている鷺坂正司(柴田恭平)に声を掛けられる。
稲葉は鷺坂に「私ずっと、この2年間空井さんからのメールの意味を、『幸せになってください』っていう言葉の意味をずっと考えていたんです。でも今日、よく分かりました。空井さんは沢山のものを抱えてて、抱えきれないぐらいで、でもきっと私には抱えてほしくなくて。自分がどんなに辛くても、あの人は私には笑っていてほしい、そう思っているんです。もう決めているんです、空井さんは。だから私も自分の人生を歩こうと思います」と話す。
その頃、空井も同僚に「稲葉さんには稲葉さんの人生があります。その人生を一緒に歩む相手は僕じゃない方がいいんです。あの人はただでさえ一生懸命で、いつも自分から険しい道を選んでしまう人だから。だからこれでいいんです。別々の道で」と話していた。
稲葉は、鷺坂に連れられて行った応急仮設住宅で、そこで働いていた女性たちがブルーインパルスの展示飛行が無くなったのが残念だったと話しているのを聞いて、翌日松島基地でブルーインパルスの飛行訓練があることを広く知らせて、基地の外からみんなに見てもらうことを思い立つ。
翌日、稲葉はあちこちで「帝都テレビ春の情報特別番組 おかえり!ブルーインパルス!」というチラシを配り、そのチラシや噂を聞きつけた人たちが基地の周囲にたくさん集まる。
稲葉とカメラマン・坂手はじめ(渋川清彦)らは、ブルーインパルスの飛行の様子と、それを喜んで見る人々の様子をカメラに収めていく。
鷺坂は、そのことを空井に伝え、そして「稲ぴょん、お前に会わないで帰るつもりだよ」と声を掛け、「空井大祐!稲葉リカ!あの日から時計の針が止まってしまった人がたくさんいる!それでも、前に進もうとしている人たちがたくさんいる!勝手な願いだが俺は、お前たちに諦めてほしくない!」と叫ぶ。
ブルーインパルスがハート形の飛行機雲を描くのを見た空井と稲葉は、お互いの元へ全力で走り始める。
空井が「稲葉リカさん!僕は稲葉さんの事、幸せにできるかどうか分からないけど!」と大声で話し出すと、稲葉は「私の幸せは、私が決めます!」と答え、二人は抱き合う。
その姿を鷺坂はカメラに収め、「既成事実、作っとかないと。また何かあったら困るからな」とつぶやき、色々な所に画像メールを送る。
数か月後、柚木と槇の間に娘が生まれ、片山は一般人女性へのプロポーズに成功する。
松島基地にいる空井の左手薬指には結婚指輪があり、空井は隊員たちに稲葉とのツーショット写真を見せ、「いやぁ~可愛いですよね。うちのリカピョン」と言ってのろけると、隊員たちから「いいのか?嫁さん、東京に置きっぱなしで」と聞かれ、「空はつながってます」と答える。
その頃、稲葉は阿久津から「離れてて寂しくないのか?」と聞かれると、「空はつながってます」と答えて・・・


というような内容でした。

いやぁ~、良かった!良かった!!
ハッピーエンドになるだろうなとは思いつつ、二人とも相手の事を余計なくらいに思いやり過ぎて本心を押し殺す性格だったので、どうなるの!?と最後まで心配しました(笑)
さすが、詐欺師・鷺坂!!
ほんと「GOOD JOB!」でした
阿久津さんにも既成事実メールを送るなんてwww
件名が「サギちゃんより」ですって
抱き合うシーンで感動的に終わるかと思いきや、そんな笑えるオチを隠していたとは思わなかったので、本当に泣き笑いしてしまいました

稲ぴょんの描く「ウサギの絵」の微妙さにも笑ってしまいました
ガッキーは、音痴な上に、絵も下手なのね~(←役ですから!)
(音痴なのは「リーガルハイ」の黛役の時で、実際のガッキーはCDも出していますからね。
失礼しました

震災の関連は、ほぼセリフのみでしたね。
でも、中途半端に再現されるよりは、あれはあれで・・・・のではないでしょうか。
あの日、実際に東北にいた東北出身のサンドウィッチマン・富澤さんがゲスト出演されていて、やはりそういう方が話す言葉には説得力があったと思います。
(震災被害の無かった私には、この程度のコメントしか出来ず、申し訳ありません

まぁ、このドラマはやはり「ラブストーリーがメインだった」ということなんですよね。
でも、仕事の部分についても「一生懸命に仕事をしている」ということがしっかりと分かったし、まだアラサーの二人なので出来ることは限られていますし、その中でしっかりとそれぞれの仕事の内容が描かれていたのではないかと思います。

「チーム鷺坂」な広報室メンバーは各方面に行ってしまったけど、みなさんの再登場もあって良かったです!
槇は、風紀委員の次は過保護な「ママ」ですか~(柚木がパパ 笑)
片山も婚活が無事成功したようで良かったです。
ここらへんの人達のスピンオフ or スペシャルドラマが観たいです!!

急上昇、急降下するブルーインパルスの動きが、本当に素晴らしく、今回もひたすら感動しました。
やはりあれだけ重力に逆らったり、地上に垂直に落ちていく動きをするから、パイロットは本当に限られた人にしか出来ないのですね。
2年経っても空を見ると空井を思い出してしまう稲ぴょんだったけど、「空はつながってます」と言えるようになって本当に良かったです
空井は「リカピョン」ですって
三角関係とかではなくて、純愛だった本作・・・本当に良かったです!!
毎週とても楽しみにしていて、キュンキュン、キャーキャー騒がせてもらいました
続編が観たい!!
スペシャルドラマでも良いよ~!(笑)

全話を通じた感想は今週後半に「春ドラマ総括」の記事で書きたいと思いますが、私は春ドラマはこのドラマが一番好きだったかも、です。
「ラスシン」でもたくさん盛り上がりましたけどね・・・詳しくは総括の記事で書こうと思っています。
このドラマの記事にも、たくさんの方にお立ち寄りいただきました。
ありがとうございました!!

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話
※公式HP(こちら
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4 コメント

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うんうん♪ (まこ)
2013-06-25 16:27:52
はい、ドーーーン!!!と
スピンオフもしくはSPがあるといいな~♪

だけど、取りあえずはメインの二人以外の
今現在の状況も描いてくれて終わったので
満足満足!!!

空自のシビアな現実を描きつつも、ハッピーエンドで
〆てくれたこの後味の良さ!

稲ぴょんと空井夫婦、別居婚ではあるけど、それこそ
あまちゃんの忠兵衛さんと夏ばっぱみたく、
たまに会うからこそ、いつまでも新婚気分が抜けない
夫婦でいられるかも~♪

鷺坂さんにはほんと感謝せねばっ!!!

はぁ~~~楽しかった・・・・・

このドラマを見たせいか、空自ではないけど先日
辛坊さんを助けた海自の隊員さん達もかっけぇ~!
辛坊さんの、心からの感謝の言葉に貰い泣きしそうだった・・・
返信する
Unknown (まりりん)
2013-06-25 21:07:37
とても気持ちのいい爽快感のある最終回でした。
これだけ満足度の高い最終回はなかなかないですね。
ドラマとしてもあっちよりずっと上ですね(^^;

これはSPが見たいです。
ラスシンはSPや続編はいらないです。
二人のいちゃいちゃ見せられて凛ちゃんに適当な女あてがわれたらたまったもんじゃないです(苦笑)

綾野くん、よかったですが、最高の離婚、大河、空井と立て続けに見てるのでしばらくいいかな。
ガッキーは結構好きで秋のリーガルハイ楽しみにしてます。
返信する
>まこさんへ (emi)
2013-06-25 22:25:08
まこさん、コメントありがとうございます!

>空自のシビアな現実を描きつつも、ハッピーエンドで
>〆てくれたこの後味の良さ!
ほんと、爽やかなラストでしたね♪
いつまでも新婚気分の二人・・・
くぅ!!かっけーーー!!(←まこさんのコメントを元に勝手に妄想中 笑)
「はい、ドーーーン!!!」と、続きでもスピンオフでも何でもいいので見せてほしいです!!

稲ぴょんと空井ワンコwのおかげで、本当に楽しかったし、心が温まりましたね。
今まで知らなかった自衛隊のことも知ることができましたし。
ニュースで「自衛隊が救助」という話題を聞くと、やはり思い出しますね。

まこさんと、このドラマでご一緒できてとても嬉しかったです。
ありがとうございました!!
返信する
>まりりんさんへ (emi)
2013-06-25 22:38:59
まりりんさん、コメントありがとうございます!

>これだけ満足度の高い最終回はなかなかないですね。
>ドラマとしてもあっちよりずっと上ですね(^^;
はい!とても素敵なラストでしたね♪
恋愛ドラマとしても、お仕事ドラマとしても、両方に一生懸命な二人を観ることができて、とても良いドラマだったと思います。
(あっちは・・・恋愛と友情には一生懸命でしたけど、仕事面&将来設計は大丈夫なの?みたいな感じで、やはり夢物語が強かったですから

まりりんさんも続編希望なのですね
このドラマは、本当にまた観たいですよね♪
ラスシンは「凛太郎のその後」はファンを問わず観たい人が多いと思うのですが、あの二人はね・・・
イチャイチャがどれほど需要があるのか・・・結婚して「実はイチャイチャしてばかりではいられなかった」というのが現実だとは思いますけどね(^_^;)
まぁPさんは「続編なし」と言い切っていましたから(でも、あのフジさんのことなので、分からないですけど)

綾野君、大河の容保さまを観ているのが辛すぎて、2時間連続綾野君の険しい表情を観ているのは苦しかったです。
容保さまも空井君もとてもハマっていたから、私も少しお休みしてほしいかな、とも思ったりもします(^_^;)
でも、きっとまた違う姿で現れてくれることでしょう!
ガッキー、私も好きです♪
もうこの稲ぴょん役にはメロメロでした(笑)
今度は「音痴なガッキー」ですね~(←「役」ですから!!)
返信する

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