emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~ 最終話

2013-06-22 01:15:52 | 2013春ドラマ
最終話(第10話) 「愛する人の命を救え 裏切者は誰」

芝大門警察署刑事・笹原瑠衣(松雪泰子)は、父からの形見の腕時計を盗品倉庫室に残して行方不明になる。
部下・矢野昇太郎(千葉雄大)は、バー「SWING TIME」に駆けつけるが笹原はおらず、新美晴登(松坂桃李)もそれを聞いて笹原を探し回るが見つからない。
矢野と上司・増田公造(でんでん)は、TAKE FIVEが笹原を盗み出したと考えて、勾留していた帆村正義(唐沢寿明)を取り調べるが正義は知らないと答える。
その取り調べを別室で聞いていた岩月櫂(稲垣吾郎)は、正義の受け答えを聞いて察知し、正義が脱走を始めた時に増田らを正義のいない盗品倉庫室に誘導する。
正義は、かつて岩月が話していた昔の洗濯用のシュートボックスから逃げ、待ち受けた晴登が正義を確保し、脱走は成功する。
正義は、南真一(六角精児)と火岡タモツ(入江甚儀)に絵画「ルクレツィアの肖像」の行方を探すよう指示し、自分は晴登と共に笹原の行方を捜すべく、警察のNシステムをハッキングして笹原がいなくなった時間帯の不審車両を洗い出す。
正義は、笹原が絵がすり替えられたことに気づいて一連の事件の犯人が警察内部にいると考え、笹原が気づいた事を知った「一連の事件の犯人(警察内部の)」が笹原を誘拐したのではないかと考えていた。
不審車両は古賀美術館近くに行ったことが分かり、正義と晴登は美術館へ向かう。
晴登は正義と出会った時の事を振り返り「今の俺には覚悟がある。愛って覚悟がな」と話すと、正義は「言っとくが、お前以上にある。これが最後の盗みだ。笹原瑠衣を盗み出す」と言って美術館に侵入する。
その頃、増田は不審者情報が古賀美術館周辺からあったと言って、各捜査車両を美術館へ向かわせる。
岩月は盗品倉庫係の同僚に「僕もあなたも問題を起こして今の職場に飛ばされた。そうでしょ?そのままにしていていいんですか?僕はね、何でもキチンとしていたいタチなんですよ」と言って、一緒に美術館に向かう。
笹原は低酸素保管庫にいることが分かり、警察車両が近づいていることを知った晴登は、自分が警察官たちを引きつけている間に正義が笹原を救い出すようにと言って、二人は別れて行動する。
警察官たちは美術館から出てきた晴登を追うが、増田は矢野に「笹原がこの中にいるかもしれない。助けに行く」と言って二人で美術館に入り込む。
正義は低酸素保管庫に辿り着き、笹原に心臓マッサージや人工呼吸を施して意識を回復させると、笹原は以前に東都銀行の低酸素倉庫で救ってくれたのも正義だったのではないかと思い、「どうして何度も私を助けてくれるんですか?」と尋ねる。
正義は「(前は亡くなった笹原の父親への罪滅ぼしだと思っていたが)今は違う。真実が色んな事を教えてくれた」と話す。
そんな中、そこに増田と矢野が現れ、正義を銃で威嚇する。
すると岩月も現れ「彼の話を聞いてみてはどうでしょうか?悪を捕まえに来たんですよ。その前に言い分を聞いてみたいですね」と増田に話し、笹原も「聞かせてください。私は、私が信じたいと思うものを信じます。聞かせてください、あなたが言う真実を」と正義に言うため、正義は真相を話し始める。
20年前、後藤(峰竜太)がTAKE FIVEを裏切って「ルクレツィアの肖像」を盗むことを正義の父・野上誠(小林隆)が知って止めに美術館へ行った/後藤には警察内部に協力者がいて笹原の父はその警察内部の裏切者に刺されて後藤は絵(偽物)を持って逃げた/刺したのは笹原の父と当時コンビを組んでいた者である/野上が笹原の父の命を救おうとしていたところで小堀杏子(倍賞美津子)が事件を知らずに本物の絵を持って現れた/野上は杏子に「その絵を持って逃げろ。警察を信じるな。裏切り者がいる。犯人が盗んだのは君が描いた贋作。君の事は話さない。だから逃げろ!」と声を掛けたため杏子は絵を持って逃げた/野上は犯人を見つけるためにあえて捕まった/しかし野上は獄中でその犯人に殺された・・・
正義はその犯人は増田であると言うと、増田は証拠が無いと怒鳴る。
そこに晴登と杏子が現れ、ここ数か月で起こった真相を話し始める。
杏子は事件の真相を知るために20年前の絵には犯人の指紋が残っていたという写真とメッセージを増田に送ったところ増田は慌てて後藤に依頼して絵を盗ませて後藤を殺したと話し、真一はその絵を増田がトランクに積んだ時に撮影した写真を増田に突きつける。
そして岩月は「増田係長、僕はあなたをずっとマークしていたんです。僕を盗品倉庫へ左遷したのは誰の思惑なのか。僕を陥れようとしたのはあなたですね?悪を捕まえるには悪に交じるしかない。係長、特にあなたのような悪を捕まえるには、あなたに信用されるしかなかった。これがプランBです」と話す。
笹原は増田に「憎しみで人を裁くなとあなたはおっしゃいました。それはご自分に言い聞かせてた言葉だったんですね」と話すと、増田は「お前の父親のせいだよ。アイツが気づきさえしなければ全ては上手くいってたはずだった」と話し、笹原は増田の手に手錠をかけて逮捕する。
杏子は「20年…やっとこの日が来たよ。あんた達のお父さんは私を助けてくれた。感謝してるよ。ありがとう」と話し、絵(偽物)を持って去っていく。
正義と二人っきりになった笹原は「あなたにお礼を言わなければなりません。私の父の身に何があったのか、真実を教えてくれた。父が命がけで守ろうとした絵を取り返してくれた。二度も私の命を救ってくれた。愛を教えてくれた」と話すと、正義は「もう一つ、あなたにはやるべきことが残っている。TAKE FIVEを逮捕すること。(逮捕するための証拠は)私にはある。あなたは立派な刑事です。お父さんと同じように。犯罪は見過ごしてはいけない」と言って両腕を差し出すため、笹原は正義の腕に手錠をかける。
しかし、署に戻った笹原の車には正義の姿はなかった。
笹原はバー「SWING TIME」に行ってバーテンダー・古堀隆(駿河太郎)に正義の居場所を尋ねるが、隆は週末に「TAKE FIVE」を歌いに来ている正義の妹なら分かるかも、とだけ告げる。
「TAKE FIVE」の5人は、後ろの方から笹原を見つめ、晴登は「彼女はようやくあの時計を外せたんだ。今は時間なんて縛られずに生きてほしい」と話す。
そして5人は「金にならない盗み」「愛のある盗み」をしに出掛ける。
・・・彼らと出会い、私は知った。
 この世には愛のある盗みがあるということを。
 私はこれからも思い続けるだろう。
 その愛すべき泥棒たちを・・・



というような内容でした。

いやぁ・・・やっと「ルクレツィアの肖像」の真実が分かりましたね
真相が全て分かってやっとスッキリしたし、今回はテンポも良くて面白かったとは思うのですが、「絵についていた指紋は実は杏子の物だった」という辺りからイラッとしてしまいました
全ての真相が最終回に詰まり過ぎていたような・・・。
そして「杏子、それだったらもっと早くに、少なくとも正義には真相を話せよ!!」と思ってしまったのは私だけでしょうか?(笑)

先週の記事で、真犯人(杏子の首を絞めた&笹原を気絶させた)は笹原の上司では?と書いたのですが、合っていましたね
でも、あの歩くシーンが無かったら、最終回まで気づかなかったかもしれないです。
言われてみれば、岩月を左遷させたのも、笹原に色々と指示・指導していたのも増田だったから、もう一回見返せばまた違う発見が出てくるのかもしれないけど・・・
うーーーん、リピする時間はないかな

吾郎ちゃんが悪役ではなくて良かったです(笑)
でも「もしかしたら悪役かもしれない」という雰囲気は常に醸し出していて、それがドラマを面白くさせていたと思います

「お尋ね者」になった正義だけど、教壇に立っていないとはいえ、まだ大学に籍を置いているのはどうなんでしょうね?
妹がJUJUさんというのには驚きました!
お父さんの大好きだった曲を娘が歌い、その歌を聞きながら兄が愛のある盗みをする・・・
妹とした設定に驚きはしつつ感動はしなかったけど(あまり深い理由は感じられないけど 爆)、JUJUさんの歌声は本当に素敵でした

続編がありそうなラストではありましたが、視聴率的には・・・
正直に言うと、私は「ルクレツィアの肖像」というワードはもう聞きたくない!!という感じなのですが、
そのワードを抜きにして、単純に「愛のある盗み」をテンポよく、オシャレに(スマートに)演出してくれれば、このキャストと雰囲気ならまた観てみたいとは思います。
「ルクレツィアの肖像」がチラ見せ程度だった序盤は、私はとても好きでした。
「偽TAKE FIVE」が出てきて「ルクレツィアの肖像」がメインになった時から、真相が中々分からなくて私の中では少し失速してしまったんですよね。
全話を通じた配分が悪かったように思えて、序盤は1話1話が面白かっただけに残念に思いました。

もう少し整理した全話を通じた感想は、来週後半に「春ドラマ総括」の記事で書きたいと思います。
お立ち寄りいただきありがとうございました!

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
※公式HP(こちら
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラスト・シンデレラ 最終話 | トップ | 空飛ぶ広報室 最終話 »

コメントを投稿