第8話 「殺された父の本性!?許しあえない親子」
遠藤真弓(鈴木京香)が、「もう黙って!」と叫びながら娘・彩花(杉咲花)を押し倒して、無心に彩花の口に物を詰め込んでいるところを、自治会婦人部部長・小島さと子(夏木マリ)が発見して防犯ブザーを投げ入れ、その音でやっと真弓は我に返る。
さと子から「あなた、お嬢さんを殺そうとしたのよ」と言われ、真弓は必死に否定するが、彩花が自分の事を怖がる姿を見て、ようやく理解する。
さと子が「彩花さんもいつまでも被害者ぶらないでほしいわね。親に『この人』とか『アンタ』とか『クソババァ』とか言えるほどあなたはエライの?あんなに連呼されたら親も辞めたくもなるわよ。ママを追い詰めたのはあなたじゃないの?」と諭すと、彩花は「帰ってよ」とつぶやく。
さと子は「今度何かあっても、もう私は止めないわ。橋さんのようになる前に、なんとかなさいよ。家族だからって甘えていると、今に取り返しがつかなくなるわよ」と言って帰っていく。
彩花は怯えるように部屋に閉じこもり、真弓は扉越しに必死に謝り、「お母さんね、ここに引っ越してきて欲しかったもの手に入れたような気がしたの。それに夢中になり過ぎて、彩花やお父さんの事見えなくなってた」と話すと、彩花は「毎朝坂下りていく時、深い所に落ちていくみたいな気がする。学校ついても、教室も廊下も傾いて見える。真っ直ぐ立ってられない。倒れないように必死。でもそうしていると、だんだん自分の方がゆがんでくる。誰かにちょっと背中押されたら、転がり落ちる・・・病気だよ。坂道病っていう病気。誰か止めて・・・助けてよ・・・」と泣き出す。
そして「娘が私みたいのじゃなかったら良かったんだよね。子供がダメだと親は幸せになれないんだよね?私の事なんか殺しちゃえばよかったのに」という彩花の言葉を聞いて真弓は愕然として、夫・啓介(宮迫博之)のいる職場に向かう。
真弓は啓介に「私、彩花を殺そうとしたんだよ」と言って、「また彩花と笑いたい。どうしたら元に戻れるの?私一人じゃダメ、お父さんにいてほしい・・・助けて、帰ってきて」と泣きながら話し、2人は一緒に家に戻る。
真弓は「私、今まで人を殺すか殺さないかなんて、理性があるかないかだと思ってた。でもホントは、止めてくれる人がいるかいないかの方が大きいんだね。私には止めてくれる人がいた・・・たったそれだけの違い。今度あんなことがあったら、どうなるか自信ない」とつぶやく。
殺された橋弘幸(田中哲司)の長男・良幸(安田章大)と長女・比奈子(宮香蓮)は、マスコミの目をかいくぐって自宅に戻ったところ、行方不明だった次男・慎司(中川大志)が部屋の隅でうずくまっていた。
慎司は、自分が勉強ができないことについて弘幸から「なんでこんな簡単な問題が分からないんだ?お前は俺の恥だ」などとなじられ、慎司と母・淳子(石田ゆり子)は暴力を振るわれていたことを明かす。
比奈子は父・弘幸のそんな姿を信じられなかったが、慎司は弘幸からの暴力で自分の体についたアザを見せる。
翌朝、さと子の手芸の会には「自粛ムードっていうのかしら。趣味を楽しむ気になれない」という理由で、誰も訪れなかった。
しかし、別の家ではフラワーアレンジメントの集まりが行われており、そこでさと子の家は主人も息子も家に寄りつかなくなっているという話が話題になる。
啓介は仕事を休み、真弓がパートに出ている間に昼食を作って、彩花に食べさせる。
啓介は「お母さんも分かんないんじゃないかな?こういう時逃げないでさ、言いたいこと言えばいいんだよ」と声を掛けるが、彩花は「何それ?一番逃げてばっかなのは自分じゃん」と怒って部屋に戻ってしまう。
パートを終えた真弓は、なかなか家に帰る気持ちになれず、啓介からの電話に「晩御飯、何作っていいのか分からなくなっちゃった。お父さんの気持ち分かる。家に帰りたくない。どんな顔して彩花に会っていいのか分かんない。彩花の母親で私いいのかな?」と話す。
啓介は「親は止めたくたって止められないからな。一人で辛い思いさせてごめん。橋さんに借金したこと隠しててごめん。俺頑張って働いて、絶対返すから。お母さんだけじゃないな、俺もこの町来て舞い上がって、夢見ちゃってた。また(彩花が)暴れたら、その時はその時で考えよう。帰っておいで。やっぱお母さんがいないとさ」と語りかけ、真弓は帰宅していく。
翌朝、事件発生から7日後の1月29日、慎司は良幸と比奈子と一緒に警察車両に乗り込み、警察署で刑事・結城哲也(高橋克典)に「母を返してください。僕が父を殺しました」と告げる。
・・・母は僕たちに言っていた。
兄弟仲良くしなさい。
一人じゃ乗り越えられないことも、三人なら乗り越えられる。
いつか兄弟のありがたさを噛みしめる日が来る。
その『いつか』は、たぶん今日だ・・・
というような内容でした。
そうですか・・・弘幸のDVですか・・・。
まぁ、演じている田中哲司さんが、こんなに優しい父親役だけで終わるとは思っていませんでしたが
長女・比奈子に分からないようにやるってのは、かなり陰湿ですよね。
淳子も、弘幸の暴力によって精神的に支配されてしまっていたんですね。
・・・で、母・淳子を守るために慎司が殺してしまったの?
そして慎司の犯罪を隠すために、淳子が身代わりになったのかな??
ここらへんは、もう特にどんでん返しは期待していないので、何かストンと行く結末であってほしいなぁと思っています。
今回、初めてさと子のセリフで同意できるセリフがありました(笑)
「親に『この人』とか『アンタ』とか『クソババァ』とか言えるほどあなたはエライの?」
というセリフです。
私くらいの世代までは、こういうことを子供に言う大人がいたと思うのだけど、今はどうなんだろう?
とはいえ、さと子が諭す言葉の数々は、同じく自身の小島家にも言えることだとは思いましたけどね
少しずつ彩花は変わっていけそうな気配はあるのだけど、予告編を観たら、もう一山ありそうですね
何とか親子で乗り越えてほしいものです。
途中、啓介の心情がよく分からなくてドキドキしたのですが、啓介も家庭を顧みるようになったってことで良いのかな?
彩花に「一番逃げてばっかなのは自分じゃん」って言われた後、啓介はまた逃げるんじゃないか!?と少しハラハラしました(笑)
まぁ、奥さんに娘を殺そうとしたって言われて、それでも逃げるようでは最悪ですけどね。
さと子のダンナ様は、生きてはいるけど、愛人の家に入り浸っている・・・とのことでしたね。
さと子・・・一人ぼっちになったけど・・・
さと子の色んな嫌な面を多々見たので、しばらく一人ぼっちで反省したままで終わってもいいよ・・・なんて思ったり
性格が穏やかになれば、マー君もまた来るようになるのかな。
あと私としては・・・
このドラマが何を一番描きたかったのかが早く知りたい、ということだけだったりして
丁寧に心情を描いているドラマだとは思っていて、それなりに楽しんで(?)いると言えばいるのですが・・・
でも、話が膨らみ過ぎていて、私の関心も散漫になってきています。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
※公式HP(こちら)
遠藤真弓(鈴木京香)が、「もう黙って!」と叫びながら娘・彩花(杉咲花)を押し倒して、無心に彩花の口に物を詰め込んでいるところを、自治会婦人部部長・小島さと子(夏木マリ)が発見して防犯ブザーを投げ入れ、その音でやっと真弓は我に返る。
さと子から「あなた、お嬢さんを殺そうとしたのよ」と言われ、真弓は必死に否定するが、彩花が自分の事を怖がる姿を見て、ようやく理解する。
さと子が「彩花さんもいつまでも被害者ぶらないでほしいわね。親に『この人』とか『アンタ』とか『クソババァ』とか言えるほどあなたはエライの?あんなに連呼されたら親も辞めたくもなるわよ。ママを追い詰めたのはあなたじゃないの?」と諭すと、彩花は「帰ってよ」とつぶやく。
さと子は「今度何かあっても、もう私は止めないわ。橋さんのようになる前に、なんとかなさいよ。家族だからって甘えていると、今に取り返しがつかなくなるわよ」と言って帰っていく。
彩花は怯えるように部屋に閉じこもり、真弓は扉越しに必死に謝り、「お母さんね、ここに引っ越してきて欲しかったもの手に入れたような気がしたの。それに夢中になり過ぎて、彩花やお父さんの事見えなくなってた」と話すと、彩花は「毎朝坂下りていく時、深い所に落ちていくみたいな気がする。学校ついても、教室も廊下も傾いて見える。真っ直ぐ立ってられない。倒れないように必死。でもそうしていると、だんだん自分の方がゆがんでくる。誰かにちょっと背中押されたら、転がり落ちる・・・病気だよ。坂道病っていう病気。誰か止めて・・・助けてよ・・・」と泣き出す。
そして「娘が私みたいのじゃなかったら良かったんだよね。子供がダメだと親は幸せになれないんだよね?私の事なんか殺しちゃえばよかったのに」という彩花の言葉を聞いて真弓は愕然として、夫・啓介(宮迫博之)のいる職場に向かう。
真弓は啓介に「私、彩花を殺そうとしたんだよ」と言って、「また彩花と笑いたい。どうしたら元に戻れるの?私一人じゃダメ、お父さんにいてほしい・・・助けて、帰ってきて」と泣きながら話し、2人は一緒に家に戻る。
真弓は「私、今まで人を殺すか殺さないかなんて、理性があるかないかだと思ってた。でもホントは、止めてくれる人がいるかいないかの方が大きいんだね。私には止めてくれる人がいた・・・たったそれだけの違い。今度あんなことがあったら、どうなるか自信ない」とつぶやく。
殺された橋弘幸(田中哲司)の長男・良幸(安田章大)と長女・比奈子(宮香蓮)は、マスコミの目をかいくぐって自宅に戻ったところ、行方不明だった次男・慎司(中川大志)が部屋の隅でうずくまっていた。
慎司は、自分が勉強ができないことについて弘幸から「なんでこんな簡単な問題が分からないんだ?お前は俺の恥だ」などとなじられ、慎司と母・淳子(石田ゆり子)は暴力を振るわれていたことを明かす。
比奈子は父・弘幸のそんな姿を信じられなかったが、慎司は弘幸からの暴力で自分の体についたアザを見せる。
翌朝、さと子の手芸の会には「自粛ムードっていうのかしら。趣味を楽しむ気になれない」という理由で、誰も訪れなかった。
しかし、別の家ではフラワーアレンジメントの集まりが行われており、そこでさと子の家は主人も息子も家に寄りつかなくなっているという話が話題になる。
啓介は仕事を休み、真弓がパートに出ている間に昼食を作って、彩花に食べさせる。
啓介は「お母さんも分かんないんじゃないかな?こういう時逃げないでさ、言いたいこと言えばいいんだよ」と声を掛けるが、彩花は「何それ?一番逃げてばっかなのは自分じゃん」と怒って部屋に戻ってしまう。
パートを終えた真弓は、なかなか家に帰る気持ちになれず、啓介からの電話に「晩御飯、何作っていいのか分からなくなっちゃった。お父さんの気持ち分かる。家に帰りたくない。どんな顔して彩花に会っていいのか分かんない。彩花の母親で私いいのかな?」と話す。
啓介は「親は止めたくたって止められないからな。一人で辛い思いさせてごめん。橋さんに借金したこと隠しててごめん。俺頑張って働いて、絶対返すから。お母さんだけじゃないな、俺もこの町来て舞い上がって、夢見ちゃってた。また(彩花が)暴れたら、その時はその時で考えよう。帰っておいで。やっぱお母さんがいないとさ」と語りかけ、真弓は帰宅していく。
翌朝、事件発生から7日後の1月29日、慎司は良幸と比奈子と一緒に警察車両に乗り込み、警察署で刑事・結城哲也(高橋克典)に「母を返してください。僕が父を殺しました」と告げる。
・・・母は僕たちに言っていた。
兄弟仲良くしなさい。
一人じゃ乗り越えられないことも、三人なら乗り越えられる。
いつか兄弟のありがたさを噛みしめる日が来る。
その『いつか』は、たぶん今日だ・・・
というような内容でした。
そうですか・・・弘幸のDVですか・・・。
まぁ、演じている田中哲司さんが、こんなに優しい父親役だけで終わるとは思っていませんでしたが
長女・比奈子に分からないようにやるってのは、かなり陰湿ですよね。
淳子も、弘幸の暴力によって精神的に支配されてしまっていたんですね。
・・・で、母・淳子を守るために慎司が殺してしまったの?
そして慎司の犯罪を隠すために、淳子が身代わりになったのかな??
ここらへんは、もう特にどんでん返しは期待していないので、何かストンと行く結末であってほしいなぁと思っています。
今回、初めてさと子のセリフで同意できるセリフがありました(笑)
「親に『この人』とか『アンタ』とか『クソババァ』とか言えるほどあなたはエライの?」
というセリフです。
私くらいの世代までは、こういうことを子供に言う大人がいたと思うのだけど、今はどうなんだろう?
とはいえ、さと子が諭す言葉の数々は、同じく自身の小島家にも言えることだとは思いましたけどね
少しずつ彩花は変わっていけそうな気配はあるのだけど、予告編を観たら、もう一山ありそうですね
何とか親子で乗り越えてほしいものです。
途中、啓介の心情がよく分からなくてドキドキしたのですが、啓介も家庭を顧みるようになったってことで良いのかな?
彩花に「一番逃げてばっかなのは自分じゃん」って言われた後、啓介はまた逃げるんじゃないか!?と少しハラハラしました(笑)
まぁ、奥さんに娘を殺そうとしたって言われて、それでも逃げるようでは最悪ですけどね。
さと子のダンナ様は、生きてはいるけど、愛人の家に入り浸っている・・・とのことでしたね。
さと子・・・一人ぼっちになったけど・・・
さと子の色んな嫌な面を多々見たので、しばらく一人ぼっちで反省したままで終わってもいいよ・・・なんて思ったり
性格が穏やかになれば、マー君もまた来るようになるのかな。
あと私としては・・・
このドラマが何を一番描きたかったのかが早く知りたい、ということだけだったりして
丁寧に心情を描いているドラマだとは思っていて、それなりに楽しんで(?)いると言えばいるのですが・・・
でも、話が膨らみ過ぎていて、私の関心も散漫になってきています。
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