emitanの心にうつりゆくもの

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捜査地図の女 最終話

2012-12-06 23:47:46 | 2012秋ドラマ
最終回2時間スペシャル! 「京都の観光ルートを封鎖せよ!!嵐山~祇園~金閣寺…紅葉に潜む逃亡犯!東京へ福井へ3つの殺人の点と線!名門家元VS母、茶室の中の対決!!」

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と、新聞のラテ欄には長~く書いてあったのですが、1時間の殺人事件を2つ放送していただけで、前半と後半の事件は関連性はありませんでしたね
でも、2つの話は両方とも良かったなぁ~とは思いました。


最初の事件は

村井治子が殺された事件を調べていた京都府警捜査一課の橘珠子(真矢みき)は、現場近くにあった防犯カメラに気づき、カメラをチェックしていると同僚・成田慎平(石黒賢)の友人である福井県警の刑事・堀江涼一(岡田浩暉)が映っていた。
堀江は、貧血で倒れた女性を家まで送った際にその道を通っていたが、その女性の家を珠子たちが訪ねたところ、貧血の女性は影も形もなく、草木染作家・三上響子(東風万智子)が一人で住んでいた。
堀江は、自分をこの事件に巻き込んだのは少年の頃から目を掛けていたタクシー運転手・滝沢俊紀(賀集利樹)だと睨み、独自で捜査して解明しようとするが、強引な手法を用いたり、府警の刑事に怪我を負わせるなどしたため、成田は見かねて堀江を逮捕して府警に拘束する。
村井治子の姉は福井県に住む小山勝代(茅島成美)で、数か月前に強盗殺人に遭って亡くなっており、滝沢はその事件の第1発見者だったが、犯人扱いされて数日間拘束されていた。
勝代の事件現場には、野菜の入った籠が2つ置いてあり、1つにはトマトが入っていなく、殺された村井はトマトが嫌いだった。
勝代の家には、子供の習字の字で「誇」「強」「結」という3文字があり、法輪寺の十三参りの時に書いた文字ではないかと珠子は推測。
滝沢と三上の接点を調べていると、福井で同じ小学校の同級生だったことが分かり、堀江が助けた貧血で倒れていた女性・浅野翠(村井美樹)も同級生であったことが分かる。
その3人の卒業文集には、滝沢や三上が珠子の前でそれぞれつぶやいていた言葉「汗水流して働いて、自分の足で立って生きていく」と書かれてあった。
勝代は強盗犯に襲われて頭を打ち付けてから数十分は生きており、滝沢は、堀江に会う約束をすっぽかされて勝代の家に行くのが遅れたために勝代を助けられなかったと考えていた。
そして、自分が勝代の家を訪ねる前に村井も訪れていて、勝代の財産を得るために見ないフリをして見殺しにしていたことが分かったため、その復讐のために村井を殺し、勝代の家に行くのが遅れる要因を作った堀江を巻き込もうと画策したもので、三上と浅野も同調してアリバイ作りに協力したというのが事件の真相だった。
3人は親に愛されずに育ち、勝代をおばあちゃんとして慕っていて、勝代は3人が数え年で13歳になった時に、京都の法輪寺で十三参りをさせていた。
その時に「人としての誇りを持ちなさい」「境遇に負けない強さを持ちなさい」「結ばれた縁を大切にしなさい」という意味を込めて3人に「誇」「強」「結」という漢字を書かせており、珠子は3人に「勝代さんは何のためにあなたたちにこの言葉を教えたのか、どんな思いで十三参りに連れてきたのか、20年前をもう一度よく思い出してください」と声を掛けて・・・


というような話でした。

珠子の言葉からは「地図は生きている!」位の名言しか聞けなくて少し残念でしたが(笑)、このドラマらしい「家族の話」(今回は本当の家族ではないですけど)を絡めた人情話だったので、少しジーンとしながら観ていました。

地図も活躍していましたしね。
でも、こう観ていると、ほんと現代社会は防犯カメラやら交通監視カメラなどがたくさんありますね
安心なような、怖いような
まぁ悪い事をしなければいいのでしょうけど・・・ね。

・京都と福井は「鯖街道」と呼ばれる道で繋がっている
・法輪寺で十三参り
・モミジの種
など、今回も良い勉強になりました

途中に出てきた「出町ふたば」の豆餅、
9月に京都旅行に行った時に食べたところだ!!と、出た時には嬉しくなりました
すごく美味しかったです
でも、並びますけどね~(私は平日で10分位でしたが)。


後半の事件は

三輪徹(高橋洋)が東京で殺害され、その遺体の横で呆然としばらく佇んでいた宗方亮介(福士誠治)だったが、三輪の知り合いに見られて慌てて逃げ、恋人・大島悦子(上原美佐)と共に京都行きのバスに乗ったことが分かり、警視庁から京都府警捜査一課に捜査協力要請が入る。
亮介は、茶道“宗方流”家元・史子(東ちづる)の一人息子だったが、10年前に家を捨てて出て行っていた。
亮介は、平安神宮と八坂神社を訪れていることが分かり、また亮介の叔父から、亮介が行きそうな場所として大覚寺、龍安寺、御髪神社に、かつて少年の時に家出をした際に訪れていたと聞く。
いずれの場所も、市内で大きな池のある観光名所として有名だった。
他に大きな池は市内には無く、他に「水」が豊かにある場所として「琵琶湖疎水記念館」があるとして、次はそこに亮介が訪れる可能性があると珠子は考える。
疎水記念館の隣には動物園があり、その園内アナウンスを使って亮介を南禅寺近くの茶室に来るように誘い出す。
茶室には、史子が百合の花を用意して待っていた。
亮介はそのアナウンスを聞いて茶室を訪れるが、猟銃を持っている可能性があると分かり珠子たちは任意同行を求めるが、一緒にいた悦子がタクシー運転手の首に猟銃を当てて脅し、亮介と悦子は逃げて行く。
亮介は持病の発作で倒れ、悦子は珠子の実家・松原医院に亮介を運ぶが、珠子の母・松原美冬(草笛光子)が猟銃を見つけたため、亮介と悦子は、美冬たち家族を人質に立てこもる。
東京の亮介の部屋を捜査していた刑事・山之内文雄(宇梶剛士)は、亮介が最近茶道について学び、部屋が殺人をするような人間に見えない位整然としていること、そして百合の花を持った史子と10数年前に亡くなった父と3人で写った写真が飾ってあることを班長・城戸禄郎(中村梅雀)に伝える。
百合の花もキーであると考えた珠子は、「百合の花がある水のほとり」がある場所を考え、等持院心字池、神泉苑、宝ヶ池、弁慶池、広沢池等を聞き込みに行くが、手掛かりは無かった。
「百合の花を仏様に供える」という泉京寺を訪れると、かつて亮介親子がこの寺を訪れて、ここで記念写真を撮っていて、前日に悦子が百合の花をここからもらっていっていたことが分かる。
亮介と悦子は、美冬たちを解放するが、亮介は悦子から史子が三輪を殺害したかもしれないと聞かされて、悦子の元からいなくなってしまう。
史子は、亮介が三輪から騙されて多額の借金をしていること、亮介が持病で苦しんでいて放っておいたら死ぬかもしれないと言うことを悦子から聞き、三輪と直談判をしに東京に行ったが、酷い言葉を浴びせられたため、三輪を殺してしまったのだった。
亮介は史子が逮捕されたら茶道“宗方流”が大変なことになってしまうと考え、罪を被って命を絶とうとしている恐れがあるとして、亮介がつぶやいていた「俺が見たいのはもっと大きな池だ。この季節にとっても綺麗に見える。今はまだ見えないんだ。」を手掛かりに場所を探す。
史子の話によると、その池で20年前の2月20日に父親と亮介は2人で夕陽を見ていたのだが、夕陽が見える池は周辺にはなく、標高の高い「将軍塚」から京都盆地を池に例えて眺めていたのではないか、と珠子は推測。
そこを訪れると亮介がおり、駆けつけた史子は自白をして亮介を説得。
亮介が、この地へ来た時に父が話した言葉「この景色を忘れるな。お前が大きくなった時、伝統の重さと言うものに押しつぶされそうになって、何もかも捨てて逃げ出したくなったら、この景色をもう一度思い出すんだ。」を話すと、
珠子は「人の歴史は始まったばかり。だから恐れることは何もない。自分らしく生きてほしい。お父さんは最後の愛情としてあなたにそう伝えたかったんじゃないでしょうか。ここはこの街が生まれた場所です。遠い昔、時の帝がこの高台に立って、この地に都を作ろうと決心した。だから、また一から始めるにはちょうどいい場所なんじゃないでしょうか。史子さんは罪を償って、亮介さんは病気を治して、二人で新しい宗方流をここから始めてください」と声を掛け・・・


というような内容でした。

ちょっと史子が三輪を殺す間際のやり取りが、もう少し迫力あるやり取りがあってから殺した方が・・・とは思いましたが、京都の名所をあちこち映して舞台を移していく様子は本ドラマらしくて良かったな、と思いました
紅葉もギリギリ入っていましたし
さすが「人間GPS」珠子だけあって、池のある寺、百合のある寺がスラスラ出ていました
あの流れから、池ではない「将軍塚」を見つけるなんて、神がかっているというか
最後にもう少し珠子の弾けた場面が観たかったですけどね~。
今日は「地図は生きている!」だけでしたよね。
弾けていないと少し寂しい(笑)

ラテ欄にあった金閣寺って出ていましたっけ?
今日は2時間もあったので、この記事を書くために1回リピしたけど、3回目を観る気力はもう残っていません

ボストン行きは無くなりましたね~。
「禄ちゃん」が手放したくなかった、ということで
この班のみんなは、みんな安定したキャラクターで面白かったので、また続編があったら良いなと思うのですがどうなのかな?
後半、少し雑で残念な回もあったのですが、「地図」に焦点を当てた「地図マニア」が主人公の話というのは、着眼点が斬新で面白かったです

秋ドラマが全部終わった時に、「総括」としてこのドラマ全体の感想をもう少し書きたいと思います。


______________
いや~、今日2時間だったのは、明らかに「大人の事情」ですよね
まさか2つの違う話を観るとは思ってもいませんでした

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