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Citrix製品についてあれやこれやと

Javaと移動ユーザプロファイルのこと

2017年04月17日 | XenAppのこと

ブラウザでJavaを利用する場合、例外サイトリストに特定のサイトを追加するケースが多々あります。
他にも詳細設定タブで細々とした設定なども。
これらの設定ってレジストリには保存されないで「%USERPROFILE%\AppData\LocalLow\Sun」
に保存されています。保存先のパスがLocalLowとなっているので移動ユーザプロファイルには含まれていません。
1対1でしかも接続先を固定した状態で接続するXenDesktopだと問題は発生しませんが、Personal vDiskを
利用しないXenDesktop環境、XenApp環境では移動ユーザプロファイルを利用するので設定内容が保存されません。
グループポリシーやログオンスクリプトで常にファイルをコピーして対応することもできますが、ユーザ個々で設定した
内容は保存されません。
「移動ユーザプロファイルにデータを保存してくれていれば」と思うことが・・・。

Windows 2012R2 + XenApp環境でブラウザ上で入力したパスワードを保存する際に利用した方法を
利用すれば移動ユーザプロファイルに設定ファイルが保存できます。
<-----
IF NOT EXIST %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Sun (
MKDIR %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Sun
)
MKLINK /J %USERPROFILE%\AppData\LocalLow\Sun %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Sun
----->

これをログオンスクリプトに組み込めば移動ユーザプロファイル内にデータが保存されます。
ただ、この方法でプロファイル領域にデータを保存すると、その中にキャッシュも含まれてしまいます。
移動ユーザプロファイルに対応させる際はキャッシュサイズの上限も気をつけてください。

ちなみに、例外サイトリストですが、「exception.sites」の名前でユーザごとに配布すれば一括で管理できます。
端末ごとに管理できる方法も探せば有るような気もするのですが、面倒なのでこの方法で対応しています。



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