Zガンダム3、やっと見てきた。
総括として、プラモのCFムービーとしては良く出来ていたのではないかと思う。
御大の最近のお仕事はブレンにしろゲイナーにしろターンAにしろ
玩具の為のCFとしては良い仕事をしてなかったと思うので。
20年たった今になってZの映画をやる意味なんていうのは実はハッキリしていて
玩具を売るためなんだから、これで正解。
もうひとつは今後の展開の骨子づくり。
映像作品としてのガンダムも、SEED路線とは別に宇宙世紀ものの新作が欲しいという思惑があるのだと思う。
さすがに1年戦争にあった「スキマ」にはギュウギュウに詰め込み過ぎちゃってるので
外伝的エピソードの挿入はもう無理。
では「Z」の時代の話にすれば良いのだけど、母体となる「Zガンダム」の知名度が「1st」より低く、ゲームならともかく映像作品となるとバックボーンが見えづらいのは致命的だ。
映画で「Z」世界の知名度UPというのをするには、当然「世界感」を見せなきゃならない。
MS活劇も重要だけど、作劇的にZ3の政治的やりとりの部分がキモだったと思うのだ。なので尺の都合とはいえ、ダカールのエピソードを切ったのはいかがな物か。
別になかった事にした訳じゃないとは思うんだけど。
本音を言えば、もう少しアムロの活躍が見たかったぞと。コレが最後なんだろうし。
つーことで予言。
数年中にZ時代をバックボーンにしたOVAもしくはTVシリーズをやるよ。
アムロも出ればいいな。
ゼータ、あたしゃフォウが死んじゃうとこ以降見てないので(テレビ)、ストーリーはちんぷんかんぷんだったけど、最後にちょっとハッピーエンドだったのが良いなーと思ったよ。
最後だけを挿げ替えたわけじゃないのが、凄いなあとは思うよ。
両親への鬱屈はフォウへの独白で解消されてるし。
フォウの死はカミーユは知らない事になったし。
レコアの裏切りも、女性のそういう面を理解できる子にかかれていたし。
アムロのように物語で成長する部分は描かれなかったけど、鬱屈していく風にも描かれなかったので、あのラストに繋がったのかな?と思うよ。