ヤッターマンの新作をみた。
ドロンボー一味のキャストが全くといっていいほど劣化しておらず、すばらしかった。
ドラえもん等でずっと現場にいたのが大きいのだろう。
「墓場鬼太郎」の野沢雅子といい、懐古主義者のエゴでオリジナルのベテラン声優をむりやり起用したのではないのだろう。
今の時代の「ゲゲゲの鬼太郎」はとっくにヒーロー路線に変更しているのだけど、「墓場~」の鬼太郎は野沢雅子しかなかった。
ヤッターマンの話だった。
メカのヤッターワンもアレンジされていたけど、気にならなかった。
ヤッターマン達も若い声優にチェンジされていたけど、気にならなかった。
ナレーションが富山敬から山寺宏一にチェンジされていたけど、これも(ゲーム版)ヤマトの古代進の頃からの引継ぎな感じで問題なし。
問題はあの「主題歌」だ。誰でも知ってる名曲、ヤッターマンの歌。
なぜ、山本正之ではないのか?
百歩譲って、他の歌手のカバーでも良いとしよう。
なぜ
音屋吉右衛門
なのか?
中身は世良公則と野村義男である。イミが判らない。
世間での評判はどうか?ググって見た。。。。賛否両論だった。
こういう場合「否」の意味がつよいか?
山本正之氏から、のメッセージがネット公開されていた。
内容的にネガティブだったため、公開期間はかなり短かった模様。
詳細はWEB魚拓に残っているので、読んでみて欲しい。
ヤッターマンほどの有名なコンテンツになると、アニメであろうともこのような事が起こるらしい。
業界ゴロは昔からいるのだから、アニメ業界だけが抱える問題ではなかろう。
結局、1~2クールの短いスパンで作品を消耗し、売り逃げするような商売方法が元凶なのだろう。
製作サイド、とりわけプロデューサーに原作作品に対する敬意が失われつつある。
リスペクトという言葉がネガティブな意味で使われる事が多いのだから当然かもしれんが、エロゲー原作ごときに敬意を払う必要は露ほども無いにしても、長期連載のコミックや、長編小説シリーズを題材にしたときの作家に対するリスペクトをもっと大事にして欲しいと思った。