北海道出身のアニメ監督、今敏さんの最新作「パプリカ」が第63回ベネチア映画祭のコンペティション部門に出品され、公式上映において拍手の嵐を受けた。
大友克洋同様、海外での評価はすこぶる高い今敏監督であるが、日本での知名度はイマイチ低い。
へたすりゃオタクですら知らないというかもしれないレベル。
しかし、もし金獅子賞受賞などという事態になれば話は変わる。
ジブリ作品同様、人気レーベルになれば、アニメ邦画世界で宮崎駿を継ぐ存在になりうる。息子はダメだしね。
過去の監督作品も再評価されて、商品価値もあがるかもしれない。
劇場映画だけでも
1997年『パーフェクトブルー』
2001年『千年女優』
2003年『東京ゴッドファーザーズ』
とどれも名作ぞろいなので、未見の人にはぜひ視聴を勧める。
ヘタなジブリ作品よりずっと良作です。
公式HP
http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/
毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/cinema/news/20060904spn00m200007000c.html
パプリカの原作は筒井康隆なのだが、この夏の劇場アニメ「時をかける少女」といい、シンクロニシティ?
蛇足:
「時かけ」と言えば、南野陽子でも内田有紀でも、まして安倍なつみでもなく、原田知世だと思うのだけど、ハルキ派の映画陣ものきなみ1992年の角川お家騒動でワリ食ったよなあ。と、ちょっと思った。