人気の郵便受けポストから見る最近の住宅デザイン性

弊社から毎日郵便受けポストが買われて出荷されて行くが、ランキングでは見えないエンドユーザーの好みや流行のデザイン性向が販売を通して見ることが出来る。

近年ではモダンな住宅が増え、建売住宅の中でもモダン的なデザインを取り入れている物件も見受けられるが、郵便受けポストの売り上げデザイン性向ではナチュラル系が買われている。

また、補足的な観点として表札でもナチュラル系・カントリー系が売れている。

表札の場合はアイアン表札が買われているのでナチュラル系にポイントアップしてしまう側面があるので、適性ではないかもしれない。

しかし、基本的な傾向としては、モダンなデザイン性向の商品ではなく、ナチュラル系・アンティーク系のデザイン性向がよく売れている。

これにはいくつかの理由がある様に思う。

まず第一に比較的女性が住宅デザインにこだわりを持っている場合が多く、その女性がナチュラル系・アンティーク系のデザインを好んでいる様である。

もう一点は住宅に対しての憧れるデザイン性向である。

男性は比較的モダン的なデザインを好むのに対し南仏のプロバンスやナチュラルシンプルな素材感を好む女性との隔たりが大きいのだが、モダンなデザインを好む人は比較的簡単にナチュラルシンプル系のデザインを受け入れやすい様で、ナチュラルシンプル系に妥協し傾倒しされるが、逆パターンでは寒々しいとかシンプル過ぎなどの思いが強くモダンへの傾倒は難しい様である。

こうした中で、木材を使用したものが根強い人気があり、メンテナンスが必要とアナウンスしても購入決定する人が多い。

また、頂く問い合わせるにはレトロチックなポスト・アンティークっぽいポストが欲しいが、非常に多く寄せられるのである。

全てがデザイン重視とは行きませんが、多少の妥協はいたしかたないと思う方は多くいらっしゃる様です。

近年のメーカーの動向としては、各社一斉にモダンデザインへの商品開発がエスカレートし、どこ見てもモダン郵便受けポストといった感じですが、逆にアンティーク系の商品数が少なくなったため人気が増殖している様に感じます。

弊社にも商品開発に当たってのアドバイスを求められることがありますが、アンティーク系のデザインポストの充実を訴えても、近年のモンダンデザイン住宅を見据えた戦略をとり続け、行くづまっている企業も多くあると感じます。