飛騨の椅子 籐の張り替え 14-3
飛騨の椅子 籐の張り替えの続きです。
微温湯でユッタリのんびりしていた籐カゴメ網
カゴメ網 シート張り替えの大きさは
ギリギリ一杯の 大きさでは無いですよ。
多少のユトリは大目に見ましょう。
センターラインは 前もって決めて有ります。
今回の張り込みは
下のセンター に押え込み
上のセンターを押えます。
後は交互に 押え込みましょう。
押えの手工具は
自分で考えてくださいね~ぇ。
間違っても 籐屋さんが売っている
ローラーでは 籐が千切れますから ダメですよ~。
押え込みが済んだら
カッターナイフで 框より
出ない様にカットします。
張り替えの汚い仕上がりは
この作業を 後回しにしている処です。
家具メーカーでは 先に切っています。
殆どの張り替え屋は 後で切っています。
故に 仕上がりが 汚い汚い。
又 タッカー釘は使いません。
釘で 止めなくても 止まる仕掛けが
マル秘なのですよ。
だあ~れも 真似 出来ない仕掛けで~す。
木工ボンドは これも余り使用されていない
樹脂分の多い 高価なコニシCX-55ボンド
溝に たっぷり仕込みます。
籐の丸棒芯も ぬるま湯に浸かっていましたから
柔かくなって 小さなカーブも
素直に丸くなってくれますよ。
とんとんとんで終わり。
間違っても 金槌ではダメよ。
ゴム系または ゴムショックハンマー
籐の丸棒芯の浮き上がりは
皆無です。マル秘のヒントはここです。
ボンドを綺麗に ブラシで掃除して
タオルで拭き拭きして
この状態の仰向きで 明日まで お休みです。
ず~~と以前に比べると
この張り込みが 楽しいですねぇ。
バッチリ決めれますから~。
ただ 時間が速く出来すぎるわな~。
まだまだ 進歩したいけれど-----
明日の 飛騨の椅子 籐の張り替え 14-4 に続く
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