電脳東京雑記(仮)

大煩悩人の世迷言

エリア88

2008-09-12 23:15:59 | 読書
新谷かおる氏原作のマンガ、エリア88は、1979年から1986年にかけて、小学館より連載されていました。

また、このマンガは、後にゲームやOVA、TVアニメなど、多くの媒体にも広がり、老若男女を問わず、エリア88の名を聞いた者は、決して少なくないと思います。
(ま、存じている方の多くは、青年以上の男性でしょうけど)



このマンガの主人公、風間真(かざま しん)は、親友の策略に遭い、地獄の戦場へ送られることとなるのです(内戦が続く、中東のアスラン王国の外人傭兵部隊へ入隊する事となるのです)。
そして、自分を裏切った親友への復讐を誓いながら、様々な経験を経るのです。
(自分を裏切った親友や、恋仲だった令嬢、エリア88での上司や友人等、様々な人々と巡り会うのです)



このマンガの特長は、一見、美少女漫画のような人物画には想像もできないような、メカニック描写や、そこで繰り広げられる人間模様。
様々な謀略と裏切りと、信頼(信用とは別の意)、そして、その愛の行方は、、、。



また、このマンガでは、緊張の中にもギャグや笑いもあり、フッと、心が和むところがあります。
(主人公のシンが、たまたま手に入ったカップラーメンが出来上がるまでの描写など、日本人の誰もが経験した事もあるようなものもあります)



私は、原作は愛蔵版をコンプリートした事もありますが、OVA、TVアニメ等は詳しくないです。
ですが、その原作の結末は、、、。

ネタバレになりますので、これ以上は申せませんが、ゲームやOVA、TVアニメ等で知った方々で、原作を読まれてない方には、一読をお勧めします。

(果たして、戦後の平和を享受しつづけている日本人には、本当の戦争や平和、人命の尊さを知ることができるのでしょうか??)
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3 コメント

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女の傭兵 (mugi)
2008-09-13 21:09:11
こんばんは、Marsさん。

傭兵とは民間人には分りにくい人種です。私が傭兵の活躍する小説で読んだのは『戦争の犬たち』程度ですが、格好よすぎると感じましたね。そのことをエントリーにもしましたが、冷静なコメントを頂き、再考させられました。考えが浅すぎた。

「傭兵は「戦争をするから悪」なのではなくて、「非合法に(国民の承認なしに)戦うから悪」という国際法の精神はたぶん正しいと思います。戦争から「同胞を守るため」という合法的建前がなくなれば、裏で儲けていた者が表で好きにやり始めます…」

それでもいつの時代も傭兵に身を投じる男は絶えないでしょう。女の傭兵などいるのでしょうか?
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Unknown (紅の熊本)
2008-09-13 21:16:48
この漫画とACシリーズで航空機好きになりました。
漫画のラスト切ないすよね
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コメントありがとうございます。 (Mars)
2008-09-15 20:27:36
>>mugiさん
こんばんは、mugiさん。

このマンガの中には、アスラン国正規兵(アスラン国民)で若く、死に急ぐ者に対し、戦争が終わった後、国を復興させるのは傭兵ではなく、アスラン国民であるから死に急ぐな、とたしなめるものがありました。
(このマンガでは、例え端役の中にも、人間味があり、切ない最期を迎える者も、少なくないですね)

本物の傭兵については、私も分かりませんが、このマンガの中には、女性の傭兵も出演していました。
そして、このマンガのラストでは、、、。

そのラストには、賛否両論あると思いますが、一度は最後まで読まれる事をおすすめします。


>>紅の熊本さん
私もこのマンガのおかげで、色々な戦闘機を知ることができ、飛行機がより一層、好きになりました。

このマンガのラストは、Ζ○ン○ムのラストに近いものがありますが、、、。

ま、ある意味、あれでよかったのかもしれません。
(Ζ○ン○ムも、次作:ΖΖ○ン○ムのラストで、補完されたように思えます)
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