ダニエル・クレイグによる新生ジェームス・ボンド(第6代)の二作目。
そして、007シリーズ初の続編(物語は、前作、「カジノ・ロワイヤル」直後から始まります)。
鑑賞したいと思いながらも、日本公開から約一ヵ月後に、ようやく鑑賞しました。
私は父の影響もあり、初代・ボンド(ショーン・コネリー)から、色物(?)の「カジノ・ロワイヤル」まで、ほとんど見たことがあります。
が、昔の作品も見ているせいか、回顧厨的な発言になるのは、ご容赦ください。
本作では、ボンド・カーの代名詞でもあるアストンマーチンによるカーチェイスを始め、全体の75~80%位はアクションかもという程、アクションの連続で面白かったと思います。
また、初代から始まった、荒唐無稽のボンド・カーや装備部門作のボンド兵器がない分、リアリティがあり、緊張感はかなりありました。
更に、本作は、前作で失った、ヴェスパーの死の傷が癒えず、全体的に重く、今までにないボンド像を作り出したのは、かなり成功さったと思います。
しかし、その反面、女好きであっても、スマートで、時にキツイジョークを飛ばしながら、颯爽と活躍するボンドではなく、ほとんど感情を出さない、殺人機械のようなボンドがよいのか、次回作でこそ、真の評価がされると思います。
(今回は、前回の続編ということで、前回のイメージのままでよいと思いますが、、、。「JAMES BOND WILL BACK」のクレジットがあった、次回こそ、真価が問われると思います)
内容的にも、前ボンドの時のように、単純な勧善懲悪でなく、旧ソ連等の東側・共産圏=敵という訳でもなく、ボンド自身、心の傷を隠すように、殺戮を繰り返す(汗)。
そんな中でも、新しい上司に悩みながらも、ボンドとの友好(?)を果たすフィリップス・ライターのお話は、ニヤリとさせられました(笑)。
そして、全体的にアクション、アクションで走り過ぎた分、後半から終盤は、若干はしょり過ぎた感もあります。
新生ボンド=悪の組織(旧作では、スペクターと呼ばれていました)との対決を軸に、新しいボンド像&ボンドガール像が出来るか。
次回作にも、やはり目が離させないですね。
そして、007シリーズ初の続編(物語は、前作、「カジノ・ロワイヤル」直後から始まります)。
鑑賞したいと思いながらも、日本公開から約一ヵ月後に、ようやく鑑賞しました。
私は父の影響もあり、初代・ボンド(ショーン・コネリー)から、色物(?)の「カジノ・ロワイヤル」まで、ほとんど見たことがあります。
が、昔の作品も見ているせいか、回顧厨的な発言になるのは、ご容赦ください。
本作では、ボンド・カーの代名詞でもあるアストンマーチンによるカーチェイスを始め、全体の75~80%位はアクションかもという程、アクションの連続で面白かったと思います。
また、初代から始まった、荒唐無稽のボンド・カーや装備部門作のボンド兵器がない分、リアリティがあり、緊張感はかなりありました。
更に、本作は、前作で失った、ヴェスパーの死の傷が癒えず、全体的に重く、今までにないボンド像を作り出したのは、かなり成功さったと思います。
しかし、その反面、女好きであっても、スマートで、時にキツイジョークを飛ばしながら、颯爽と活躍するボンドではなく、ほとんど感情を出さない、殺人機械のようなボンドがよいのか、次回作でこそ、真の評価がされると思います。
(今回は、前回の続編ということで、前回のイメージのままでよいと思いますが、、、。「JAMES BOND WILL BACK」のクレジットがあった、次回こそ、真価が問われると思います)
内容的にも、前ボンドの時のように、単純な勧善懲悪でなく、旧ソ連等の東側・共産圏=敵という訳でもなく、ボンド自身、心の傷を隠すように、殺戮を繰り返す(汗)。
そんな中でも、新しい上司に悩みながらも、ボンドとの友好(?)を果たすフィリップス・ライターのお話は、ニヤリとさせられました(笑)。
そして、全体的にアクション、アクションで走り過ぎた分、後半から終盤は、若干はしょり過ぎた感もあります。
新生ボンド=悪の組織(旧作では、スペクターと呼ばれていました)との対決を軸に、新しいボンド像&ボンドガール像が出来るか。
次回作にも、やはり目が離させないですね。
私が007シリーズを見るようになったのは、ファンの友人の影響でした。
映画以外にもイアン・フレミングの原作全て読んでいるという入れ込み。友人に感化され、私も原作を何冊か読みました。
見たのが学生時代のため、内容の大半は忘れましたが、ダニエル・クレイグはもちろん、これまでのボンド役で原作のイメージに当てはまるの者はいないように思えます。フレミングはショーン・ボンドだけは見ていますが、「厚紙細工のでくの坊が勝手に一人歩きしている」と酷評したほど。
それでも映画人気が出ると、褒めるようになったのだから、作家もいい加減な人種です。
フィリップス・ライターがこの作品ではおいしい役どころでしたね。結局CIAにもナイス・ガイがいるという設定は、英語文明圏のよしみか、と勘ぐりたくなります。世界の超大国は依然としてアメリカですが、どうも影で糸を引くのは老獪なイギリスのような気がしますね。
なんて否定的な意見ですが映画館に足は運ばないけどwowowで放送したら見るって感じですかねぇ
こんばんは、mugiさん。
私はmugiさんの友人の方のように、原作まで読んだわけではありませんが、、、(汗)。
それでも、初代・ボンドにショーン・コネリーに決まり、1作目が作られましたが、原作者を含めて、評価は芳しいものではありませんでした。
(ショーン・コネリーはワイルドで、セックス・アピールがあるものの、インテリジェントでない、と酷評されていた時もありました。)
しかし、それも、二作目「ロシアより愛を込めて」、三作目「ゴールドフィンガー」の人気により、手のひら返しになった事も記憶しております。
フィリップス・ライター役も歴代で数度、交代しましたが、今回の役柄は、一癖も二癖もありそうですね(笑)。
また、第二次大戦中、対ユダヤ・アラブ・欧州と三枚舌外交を行い、現在のイスラエル問題を作っただけでなく、収拾が付かなくなるや、早々にほっぽり出したイギリス外交は、したたかですね。
また、mugiさんも仰るように、現在も、合衆国を兄に見立て、それに従う弟と見せて、その実は影で、イギリスが操っているようにも見えますね。
(先の太平洋戦争も、対日戦線に踏み込めない合衆国を、対ドイツ戦線に踏み込ませる為に、イギリスが裏で、かなり画策しているでしょうね)
>>鉄工0072さん
現在のボンドですが、私ももちろん、かなり微妙な感じがしております。
また、今回の作品も、心に傷を負った二人が惹かれ合う、という内容でしたが、セクシーさやインテリジェンスがあまり感じられませんでした(汗)。
(ま、言葉が悪いかもしれませんが、現在のボンドは、人殺しを楽しんでいる、ただの殺人鬼にも見られ、あまり共感ができないですね)
次回作があるとしたら、それを期待したいと思います。