6月6日 邑南町で開催された「島根県椎茸品評会」を見学に行きました。
林業科でも、乾シイタケを生産しており、来月7月7日に開催予定の農大祭に向け、これから選別・パック詰めをしなければ
ならないことから、プロが生産するシイタケはどのような色、形、粒ぞろいで選別しているのかを肌で感じるため
品評会へ参加することとしました。
品評会には県内各地から、ドンコ系 46点 コウコ系 42点 コウシン系 20点の、合計108点の出品がありました。
この中から優秀作、5点が全国品評会に出品されます。
今年は昨年の秋に降水量があり、10月以降低温が続いたため、秋の発生は比較的多かったのですが
記録的な雪不足と暖冬の影響もあり、例年3月から4月にかけてピークを迎える発生も、ピークが来ないまま
春子の時期が終わったように感じ、春子の発生は前年の80%と発生量が少ないと審査講評でも発表がありました。
また、生産者に対しての情報提供として
日本きのこセンターからは、植菌数が少なくなっており、古榾の管理(水分補給)を徹底することが重要である
との情報提供がありました。
また森産業からは、昨今の温暖化傾向から、中低温系の品種の発生が良好な年が多くなったこと、乾シイタケ
の需要が伸び悩む中、生産者が収入を上げる必要があり、生シイタケでの販売も考慮に入れる必要があると
アドバイスがありました。
今回表彰式で主催者から、
「本日の品評会にこれからの生産者として期待される農林大学校 林業科の学生さんが参加しておられます」
と紹介していただき、大変うれしく思いました。
今年の乾シイタケは発生が悪く、比較的高値で取引されています。先ほど紹介したように
7月7日には農大祭が開催されます。是非とも農大際にお越しいただき、
林業科の乾シイタケをご購入いただきますようお願いいたします。