実習中に新種発見?

2007年07月11日 | ミニ知識
 実習中、実から直接葉っぱの出ているおもしろい木を見つけました。

 何という木でしょうか? 
                学生も??

 もしかして、新種?

  この言葉に学生も ドキ・ドキ・ドキ



 でも、葉っぱよーく見てください。
      クリの葉っぱに似ているとは思いませんか?

  これは、クリタマバチの仕業によるものです。


 前年の夏に寄生されたクリの芽は大きくならず、4月ごろ
幼虫の出す毒素により肥大してゆきます。
これが今回見つけた虫こぶです。
 丸い形の虫こぶは、始めのころ緑色をしていますが、次第
に赤くなります。
 また、虫こぶを切ると中には、小さなウジ虫のような幼虫
がたくさんいます。

 虫こぶには数枚の葉が付いていますが、これがもしかして
新種?と学生達がドキドキしたところです。
 クリタマバチの成虫が脱出すれば、この部分は枯れてしま
います。

 今ごろが、羽化脱出の時期です。
 成虫は、2~3mmの大きさですが、雄は発見されておらず、
雌のみの単為生殖だと言われています不思議な虫です。









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