祭りの見せ場の一つに大きな針葉樹(多分ヒノキ)の木を切り倒すシーンがあります。
伐り倒す大木は、近くにある広葉樹の大きな木ではだめなのか、なぜ針葉樹(多分ヒノキ)であったのでしょうか。
まず、樹形比較をすると、広葉樹では真っ直ぐ伸びにくく樹形がやや丸い形の樹形が多い、一方、祭りで伐り倒される針葉樹(多分ヒノキ)は、割合で平地・傾斜地を問わずまっすぐ力強く天に向かって伸びる様が縁起がよいのではないかと思います。 「まっすぐ力強く天に向かって伸びる様」が重要なところだと思います。
次に材質などについて、針葉樹のスギ・ヒノキは、材面美しく、狂い少なく耐久性があり、神社仏閣の構造材・内装材として最適であるからだと思います。
したがって、この行事に使用する木は針葉樹(スギ又はヒノキ)が最適ではないでしょうか。
祭り・行事として切りたおしますので、斧と大きな鋸を使っていますが、最近の伐倒では、映画の中でもあるようにチェーンソーを使ったり、乗用式の大きな機械を使っています。土木事業で使用されているバックホーのバケットが、木をつかみ伐り倒す装置に替わったと思ってください。
学生が斧で受口を作り終わったところの映像が少しおかしい、不自然なところがるといいました。
「斧で上からの切り込みは斜めになっているのに、下(地面側)からの切り込みは丸太に対しほぼ直角になっている。そうか! あらかじめ鋸かチェーンソーで切り進め、その後映画用に斧で仕上げたかもしれない。」
学生は、小さい木でも幹に鉈で直角に打ち込んだら伐ることが難しかった経験を思い出したのでしょう。
YAS