合体 (WOOD JOB 26)

2018年06月08日 | エトセトラ

  以前投稿の「おおやまつみさん」祭りで最も盛り上がるところです。
 多くの女性待ち受ける梺(ふもと)の向けて「ときん」加工された丸太を乗せた「木馬」が滑り降りる先には、わらで出来た船状に加工したものを二つ合わせて楕円状にしたものが設置されています。わらの船状のもの?が、村の通りを女性に道を引かれているところを思い出してください。勇気がバイクに乗る少し前のシーンです。
 わらの加工品は、滑り降りる丸太を受け止めるクッションが主目的ではありません。わらの加工品を二つ合わせて女性○を表現しています。女性○を表すわらの加工品へ上から男性○を表す丸太が山の斜面を滑り降りる、すなわち、男女の交わりを表現する祭りなのです。子孫繁栄、五穀豊穣、村の発展を表している民俗行事のひとつです。
 人間、動物共に何も無いところから新しい生命が誕生する、あるいは、小さな一粒の種が大きくなりたくさんの実りがもたらされる。昔の人々はさぞ不思議なことだったでしょう。この様なことは神様の恵み、自然の恵みとして感謝し、さらに継続することを願い行事として受け継がれたものでしょう。
 学生たちも意味が分かれば赤面です。
YAS


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